初めの一歩はクラウドワークスから
オンラインのライタースクールで勉強を始めて、2〜3回目の授業で
「そろそろ、仕事を探してみましょうか」
と先生が言いました。2022年8月の終わり頃です。
私は、まだ3か月ぐらいは学ぶ必要があるだろうと思っていたのですが、先生の意向としては「実践ありき」だったようです。学費も払ってますから元は取りたいですし、初めの一歩を踏み出さないわけにはいきません。
早速クラウドワークスに登録し、プロフィールも仕上げて、9月からライティングの仕事を探し始めました。緊張や不安は山積みでしたが、何だかわからないまま飛び込んで行きました。
「とにかく今は実績を得なければ」と必死になって応募文を送り続けました。もとより先生からはクライアントにはわかりやすく伝わりやすい文章を送るようにと念を押されていました。
自分では伝わりやすい文章を送っているつもりでも、実際見えないクライアントとテキストによるやりとりを始めると、一度で話が完結するのは難しいことを知ります。
おまけに初めてのことばかりで「トライアルの同意をクリック」って何のことですか?とか。わからないことだらけだったのは当然のことです。
それでも、私は今ライターとして活動できています。きっと、初めの一歩は「習うより慣れろ」ということかもしれませんね。
「こんな人がいた」クライアント3選!
姿の見えない相手とコンタクトを取るのは勇気がいるものです。これまで、いろいろな方とやりとりをさせていただきました。印象に残ったクライアントを紹介します。
質問攻め。まさか!クライアントも慎重なのか?
クラウドワークスで応募文を送ったところ、返事が来ました。すると、そのクライアントから5つの質問が。私の言葉が足りなかったのかなぁと思い返信したら、また次の5つの質問が届きました。そして、返信したらまた5つの質問と自分の属性を尋ねられて疑問を感じてしまいました。
同じように質問攻めにあったライターさんで、この質問すべてを完璧に返せる人がいたのかはわかりません。
今思えば、ライターさんにフィットした仕事を渡したい意図があったのかもしれないけれど、初心者向けの質問ではない内容も多く、この先話を進めていいものか考えてしまいました。
ライタースクールの先生にも一連の流れを相談してみましたが、そこまで質問攻めをするクライアントに出会ったことがないとのこと。
質問に返信することにストレスを感じてしまい、丁重にお断りをいたしました。
それからは、プロジェクト完了率と総合評価の高いクライアントを選ぶようにしました。コメントも読んで慎重に確認しました。
気がついたら校了!?
質問攻めのクライアントとのやりとりに疲れていると、別のクライアントから返信が来ます。
300文字のリライトで、文字単価1円でした。これが、私の初めての仕事です。
納期通り提出すると返信があり「校了です!ありがとうございました」と。上記のやり取りの後だけに拍子抜けするぐらいすんなりと仕事が終わって驚きました。
「え!?こんな感じなの?」と思ったのを覚えています。実にあっさりとしたライター初仕事でした。
初の継続案件ゲット!誠実さ満載のクライアント
こちらは今でも関わっている仕事の1つです。この案件のクライアントさんは、質問、体調不良の連絡、納期交渉する時などレスが早く、また、担当者不在の時は、別の担当者がライターのフォローしてくださることもあり、誠実さを感じます。
継続案件の仕事内容は、横浜市鶴見区の町の紹介をブログ記事です。応募文には、元々40年近く横浜市鶴見区在住だったことをアピールしました。
その後にテストライティングにも初めて挑戦し、晴れてライターの1人になれました。記事単価は1,200円からのスタート。マニュアルを何度も読み、これから関わるメディアの記事に目を通し、温度感を合わせました。
この案件は紹介したいお店などに足を運んで、その場で掲載・写真撮影許可をもらって執筆します。
初取材はカレー屋でした。お客様がいなくなった時間を見計らって、ドキドキしながら店員さんに声をかけます。応えはOK!すぐに写真を撮り取材して、カレーの美味しさが伝わるように執筆に取りかかりました。
記事がアップされた時は嬉しかったです(残念なことに、そのお店はもう閉店してしまいました)。
掲載・写真撮影許可をもらうまでが、本当に緊張しましたね。そして、人見知りなので、いまだにドキドキしながら店主や担当者とコミュニケーションをとっております。
当時、私が仕事を探した時の条件とは?
最初は「失敗してナンボ!ご縁がなくてナンボ!」。執筆をする前に、クライアントに言葉を伝えることの難しさを感じました。
応募文を送ったけど、返信が返ってこないということも多々ありましたが、縁がないと思って他を探しました。
それに、クライアントも人間です。失敗もあれば、ご縁がなかった出会いもたくさんあったことでしょう。そう考えれば、気もラクになります。
ここで、当時心がけていた仕事探しの条件を改めて整理してみました。
- 初心者歓迎と書いてある案件を探したこと
- 文字数1円以上の案件を選んだこと
- 現実からかけ離れすぎる案件は選ばないこと
- 応募文はコピペせず、送付するクライアントに沿った文章を作ること
あと、少しでも「ん?これは、どうなんだろう?」と思ったら、お断りして次に行く選択もあったほうがいいです。ライターを求めているクライアントは意外にたくさんいるものです。
そして、地道に何件でも案件に応募することが大事ですね。先ほども書きましたが、「失敗してナンボ!ご縁がなくてナンボ!」です。
私の場合、ライターとしてデビューはできたのですが、取材先を探すこと、ライティングに慣れることでしばらくは手一杯。そのうえ半年ぐらいは本業の仕事や個人的な予定が立て込んでいて、しばらく他の案件に応募することはできませんでした。
最後に、これからライターとして羽ばたく人へ
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!
初めの一歩は、なかなか勇気がいるのはとてもわかります。私も「慎重でもいい。とにかく進め!」の精神で、一歩踏み出してから世界が変わった気がします。
一歩踏み出したいと思っている皆さんを陰ながら応援しております。一緒に進んでいきましょう!
この記事を書いたライター
KYOKO
JAZZを歌い、朗読もする主婦ライター。製版会社、PCショップ、エアコン修理のコールセンター、民間学童などで勤務経験あり。現在は、某倉庫と某学習塾で働きながらライティングをしています。主に地方創生に関する記事を執筆していますが、Moji...