文章を書き出す前に
記事の流れを考える
どんな文章を書く時でも、まずは何を書くのか考えることは大切です。そんなこと当たり前でしょと思うかもしれません。
でも、ここで、どれだけしっかり考えることができるかが、超重要だと思うんです。
あなたがライティングの仕事をいただいて、ある記事を書くとします。テーマや見出しをすべて、あなた自身が決めるのであれば、まずはテーマを考えましょう。
どんなテーマで書きたいのか、あれこれ悩んで決めましょう。テーマが決まったら、書きたい内容を整理するためにも、見出しを決めていきます。
見出しを決めていくことで、あなたが今書こうとしている記事のざっくりした流れが見えてきます。そうして、あなたの記事の骨格をまずは作ってみて下さい。
テーマや見出しがもうすでに決まっている場合もありますよね。そんな時には、その見出しの1つ1つをよく吟味して、そこにどんなことを書くのか箇条書きで書いてみましょう。
そうして、頭の中を整理しながら、記事の流れを作ることが大切です。構想をよく練って、最初から最後までの流れをしっかりつかみましょう。
腑に落ちたものを書く
何より大切なのは、自分が腑に落ちたものを書くということです。
ですが、さまざま仕事を引き受けている中で、どんなことを書いたらいいのかさっぱりわからない仕事に当たったことってありませんか?
よくわからないけど、とりあえず、ネットで検索したことを適当に書こう……という経験をされた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
実をいうと、私はそれをやったことがあるんです。
でも、不思議ですね。
よくわからないまま、ネットで適当に調べたことって、うまく書こうと思っても、全然ちゃんと書けないんです。
どんなテーマでも、重要なことは、自分がしっかりとその内容を把握していること。自分がしっかりと納得したものでないと、文章って上手に書けないものなんです。
相手に伝わる文章を書こうと思うなら、ネットや本などでしっかり調べましょう。人に教えることができるくらい、しっかりと把握できれば、OK。
書き始める前に、あなたが今から書こうとしている内容を、しっかりと自分のものにしてしまいましょう。
想定読者を具体的に考える
書き始める前にチェックしておかなければならないことは、想定読者です。
Mojiギルドの仕事の場合には、想定読者が指定されています。この記事を依頼された時に指定された想定読者は、「初心者ライター、副業ライター、Webライター、ライターになりたい人」ということでした。
つまり、ライターの仕事に興味がある方ということですよね。この記事を読んで下さる方は、自分のスタイルを確立しているベテランのライターさんではないでしょう。
おそらく、これからライターの仕事をがんばろうと考えている方。あるいは、ライターの仕事を始めたけれど、文章がうまく書けなくて悩んでいらっしゃる方。
そういった方が、この記事を読んで下さるのではないでしょうか。ネット記事ですから、きっと、スマホで検索しながら読むんでしょうね。
っていうことは、サッと目を通した時に、すぐ頭に入ってくる文章じゃないと読んでもらえないでしょう……。
……といった具合に、自分の書いた記事を読む人は、どんな人で、どんなことを考えながら、どんな風に読んで下さるのかということを具体的に想像しましょう。
想定読者を具体的に想像すればするほど、うまく書けます。
思いは強ければ強いほど伝わる
思いは、強ければ強いほど、相手に伝わる文章が書けます。
あなたが今書こうとしている文章は、どんなものでしょうか。どんな記事でしょうか。誰に、どんなことを伝えたい文章でしょうか。なぜ、伝えたいのでしょうか。
どんな思いをそこに込めたいのでしょうか。
思いが強ければ強いほど、書く言葉も自然にオリジナリティーのある言葉が飛び出します。
ネット社会の今、Web上にはうんざりするほど同じような記事ばかりが出回っています。そんなネット記事の中で目をひくのは、やはり、オリジナリティーのある記事です。
オリジナリティーのある記事を書くためにも、思いの強さは大切です。その記事に対する思いを再確認してから、書き始めましょう。
いよいよ書くとき
流れるように書く
構想もしっかり練り、下調べもしっかり終えた。想定読者も把握して、記事に対する情熱も熱くなってきた。
そこまで準備ができたら、一気に書いてしまいましょう。
私の場合、ここで一気に書けるかどうかが、勝負の分かれ目になってきます。ツルツルとスムーズに書けたら、大抵はうまくいきます。その後読み返した時も、ほとんど修正はありません。
ところが、途中でつっかえてしまい、どう書いたら良いのか悩んでしまうともうダメです。詰まり詰まり書いたものは、文章がギクシャクしていて、全然読めないんですよね。
途中でつっかえてしまった場合には、大抵、構想を練り直す必要がある時です。あるいは、下調べがまだ足りないという場合もあります。
もう一度、落ち着いて構想を練り直してみましょう。または、もう少し突っ込んで、下調べをしてみましょう。その時点で、記事の流れを変えるのも全然OKだと思います。
構想を改めて立て直して、下調べを徹底的にやってから書き直すと、不思議とスラスラかけたりするんですよね。スラスラと書けるようになるまで、何度でも構想を練り直し、調べ直しましょう。
そこを面倒くさがらないことが、相手に伝わる文章を書くコツだと思います。
書き終わったら
推敲はしっかりやろう
推敲はサボったらいけません。
締め切りが迫っている時には、ついつい推敲をサボりたくなってしまいますよね。でも、そこでサッと目を通すことが大切です。
読み直してみると、文章がヘンな場所が必ず出て来ます。ですから、推敲はなるべく丁寧に行いましょう。
書いてから1日か2日くらい時間を置いてから、読み直すのも良いと思います。時間を空けてから読むと、客観的に自分の文章を読むことができるので、うまく推敲ができるんです。
締め切りに余裕がある時には、ぜひ試してみて下さい。
毎日書こう!
とにかく毎日書くことが大切です。
ライティングの仕事がある時は良いんですが、ない時もありますよね。そんな日でも、何か書くということが大切です。
日記でもいいんです。手紙でもいいんです。文章を書くクセをつけておくことが、何よりも大切です。
文章はいっぱい書けば書くほど、慣れていきます。いっぱい書いて、書いて、書きまくって、そうして少しずつ、自分のスタイルが見つかっていくんです。
ですから、とにかく書きましょう!何でもいいから、書きまくりましょう!
書くクセをつけることで、あなたの文章はどんどん磨きがかかって、相手に伝わりやすくなると思いますよ。
まとめ
相手に伝わる文章とは……なんて記事を書いておいて、この記事が誰にも伝わっていなかったらどうしようと、冷や汗を流しながら書きました。
いかがだったでしょうか。
相手に伝わる文章を書くのって、本当に難しいですよね。でも、これを読んで下さっている方は、きっと、文章を書くのがスキな方のはず。 そのスキという気持ちを大切にして書いたら、きっとうまくいきますよ。
一緒にがんばりましょう!
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この記事を書いたライター
丘紫真璃
児童文学作家の傍ら、Webライターをやっています。パソコン作業ですっかり凝り固まった身体をヨガや犬の散歩に出かけてほぐしつつ、執筆にいそしんでいます。とにかく、自分が好きなことをいっぱい書いて、書いて、生きていきたい。