【基本】ライターとは?ジャンル別の仕事内容を紹介

【基本】ライターとは?ジャンル別の仕事内容を紹介

ライターとは、文章を書くことで収益を得る仕事です。その内容はさまざまで、雑誌やWebメディアなどの媒体に掲載されています。文章を書いて読者の悩みを解決したり、情報提供したり、解説したりします。「ライター」といってもジャンルが分かれており、以下にライターの種類を3つ紹介します。

  • Webライター
  • セールスライター(コピーライター)
  • 出版社・新聞社のライター

①Webライター

Webライターはインターネット上にある記事を書くライターです。各種サイトに掲載されている文章や、コラム記事などを書いています。副業やフリーランスの形態で最も多く、SEOライターとも言われます。SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、検索結果で上位に表示される記事を書けるライターのニーズが高まっています。

②セールスライター(コピーライター)

セールスライター(コピーライター)は、広告、または商品・サービスの名称やキャッチコピーなどを作成するライターです。商品やサービスの良さが伝わる、キャッチーな言葉選びが求められるでしょう。文章力だけでなく、マーケティングの知識や、ブランディングスキルが必要です。

③出版社・新聞社のライター

書籍や雑誌、新聞の執筆を担当するライターです。企画やリサーチ、取材などの書籍・新聞にまつわる幅広い業務があり、それを元に記事にまとめる仕事です。出版社・新聞社などの企業に勤めて仕事をこなしていくのが一般的な働き方となっています。

ライターの働き方とは?自分に合う働き方を探そう!

ライターの働き方とは?自分に合う働き方を探そう!

ライターの働き方は多種多様です。さまざまなオンラインツールが普及し、在宅・リモートで自由に働けるようになりました。3種類の働き方を以下に紹介しますので、自分に合う働き方を探してみましょう。

  • 会社員として働く
  • 副業で働く
  • フリーランスで働く

①会社員として働く

1つ目の働き方が就職・転職活動をして、企業で働くライターです。多くが出版社や編集プロダクションなどに所属しており、ライターの仕事だけでなく、取材や編集、校正などのさまざまな仕事を任される可能性があります。正社員や契約社員、パートなどの雇用形態があり、決まった収入が得られます。

②副業で働く

2つ目の働き方は、本業をしながら副業でライターとして活動します。クラウドソーシングやSNSの普及により、人気が高まっています。本業で安定した収入を得ながら、隙間時間でライターとして実績を積んでいくことが可能です。丁寧に案件をこなしていければ、本業超えの収入も十分に期待できます。

③フリーランスで働く

3つ目の働き方は、どこにも所属せず、個人で契約を結びライターとして働きます。主にクラウドソーシングサイトを利用して、自分で仕事を獲得する必要があります。収入は不安定ですが、時間と場所にとらわれない働き方ができるのがメリットです。

ライターに必要な資格は?おすすめの資格5選

ライターに必要な資格は?おすすめの資格5選

ライターに必須な資格はありませんが、資格があれば案件獲得に繋がる可能性もあります。ここではWebライターのスキルアップに使える資格を5つ紹介します。

  • Webライティング能力検定
  • SEO検定
  • 文章読解・作成能力検定
  • 日本語検定
  • Webライティング技能検定

①Webライティング能力検定

日本WEBライティング協会の主催するWebライティングに特化した検定です。Webに関わる人の一般常識やライティングのノウハウを客観的に証明できます。動画講座付きのコースもあり、Webライティングの基礎が学べます。大手企業も採用しており、実践に活かせる知識を身に付けることができます。

参考:日本WEBライティング協会

②SEO検定

全日本SEO協会の主催する検定です。2002年よりSEO対策セミナーを通して蓄積した技術を、体系的にまとめたカリキュラムが受講できます。東京理科大学工学部工学科の教授がカリキュラムを監修しており、4級から1級まで段階的に学習できます。テキストと動画を活用して個人で学ぶスタイルで、自分のペースに合わせて自由に学ぶことができます。

参考:全日本SEO協会

③文章読解・作成能力検定

社会生活に大切な「読み解き・伝える力」を身に付けることを目的としている検定です。日本漢字能力検定協会が主催しており、詳細な採点基準を設定し、客観的に評価できる体系を整えています。検定を受けることで、不足している力を知り、学ぶことに重点をおいています。4級から2級まで設定されており、自分のレベルに合わせて受検が可能です。

参考:文章読解・作成能力検定

④日本語検定

日本語を使うすべての人のための検定です。日本語を正しく使うスキルが必要なライターにとって、取得しておきたい資格の1つです。7級から1級まであり、3級が社会人基礎レベルとなります。専用の参考書も出版されており、資格の勉強も取り組みやすいです。社内の評価に取り入れている大手企業も多数あり、認知度の高い資格です。

引用:日本語検定

⑤WEBライティング技能検定

日本クラウドソーシング検定協会の主催する検定です。Webライティングだけでなく、基本的な文章やビジネスマナー、個人情報の取り扱いやSEOまで幅広く網羅された内容で、ライターのスキルアップに十分に活用できるでしょう。実際にライターを管理する企業なども採用しており、アピールポイントになるでしょう。

参考:日本クラウドソーシング協会検定

【初心者向け】ライター募集から仕事獲得までのステップ

【初心者向け】ライター募集から仕事獲得までのステップ

ライター募集から仕事獲得までが、難しく感じる人も多いでしょう。さまざまな募集がありますが、何を選べばよいのか、どのように応募すればよいのか、仕事を獲得するまでのステップを解説します。

求人サイト

ライターの募集を探すと数多くの求人サイトがでてきます。求人サイトで応募する場合のステップを解説します。

①複数のサイトで気になる求人を探す

ライターの求人はさまざまなサイトに掲載されています。サイトにも種類があり、「フリーライター向け」、「副業・初心者向け」などの特化型の求人サイトがあるので、複数のサイトを比較することが重要です。

②応募する

初心者でいきなり採用されることは少なく、ジャンルや条件を限定せず、数を多く応募することが重要です。ジャンルや条件を制限せず、いろんな求人にチャレンジしてみましょう。

③面接

オンラインもしくは対面での面接で、採用が決まることもあります。一緒に仕事をやっていける人か、納期やレギュレーションを守ってくれる人かどうか、その人柄を確認するのが目的です。また、コミュニケーションが円滑に取れるか、言葉使いなども確認しています。

転職エージェント

担当者に希望を伝えて、自分に合う仕事を紹介してもらうのが、転職エージェントです。それぞれに個人の担当がつくことが多く、面接対策や履歴書の添削などのサポートがあるところもあります。転職エージェントの採用までのステップを解説します。

①転職サイトを探し、登録する

転職エージェントには初心者に特化しているものや、ヘッドハンティングを得意とするものなど、ジャンルがさまざまあるのでどのエージェントを利用するかが重要です。初心者が求人を探すなら求人数の多いところがおすすめです。また、担当者との相性もあるため、複数登録するのもよいでしょう。

②求人に応募する

担当者に希望する仕事内容や条件を提示して、求人を一緒に探します。担当者と一緒に自己分析をしながらどんな職場が良いか検討し、求人に応募します。サポートを受けながら、志望動機や自己PRを固めて、採用試験の対策をすることも可能です。

③ポートフォリオを作る

ポートフォリオを作ると、ライターとしての自分の実力を見てもらえてアピールできます。内容に決まりはなく、構成や文章力を見てもらうことが目的です。

④面接

正社員としての採用が多いため、面接がある場合が多いです。どのような会社なのかを理解し、志望動機を固めておきましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは登録すれば誰でも仕事に応募できますが、初心者からフリーランスの人までさまざまな人が利用しており、初心者だとなかなか案件が獲得できない場合もあります。案件を獲得するまでのステップを解説します。

①クラウドソーシングサイトに登録する

さまざまなサイトがあり、登録は無料でできるものが多いため複数登録するとよいでしょう。応募できる案件が多ければ多いほど、案件獲得に繋がります

②案件にたくさん応募する

初心者が採用されるまでは時間がかかる可能性もあり、初心者でいきなり複数案件をとるのは難しいため、数多く応募することをおすすめします。得意なジャンルだけに絞るのではなく、幅広いジャンルで細かい条件ににこだわらず応募するのがよいでしょう。

③テストライティング

応募したのちに、誰を採用するか見極めるためにテストライティングがあります。「記事構成+執筆」「執筆のみ」など案件によって内容が異なります。構成を考えて記事を書くことができるか、SEOの知識があるか、クライアントの意図を汲み取り記事を書けるかなどの視点をもって判断されます。

企業ではテスト形式の出題もあり、ライティングの基本的な知識を問われたり、400〜1,000文字の記事を書いたりします。ライターとしての実力がどの程度か、納期に対する認識や文章力を確認するためにおこなわれます。

④条件をすり合わせる

テストライティングに合格できれば、ライターとクライアントで条件をすり合わせます。仕事内容や報酬、納期などの細かい条件を確認し、お互いに合意できれば仕事がスタートします

クラウドソーシングサイトでは、仕事がほぼオンラインで完結しますが、クライアントの先にはさまざまな人が関わって1つのコンテンツを作成しているため、チームの一員としての自覚をもってライティングに取り組む姿勢が大切です。

【求人サイト・転職エージェント】面接を攻略するポイント3つ

【求人サイト・転職エージェント】面接を攻略するポイント3つ

求人サイトや転職エージェントでは採用に面接が設定されています。採用してもらうために攻略すべきポイントを3つ紹介します。

  • 志望動機・自己PRを明確にする
  • 数字でアピールする
  • 企業が求める人物像を意識する

①志望動機・自己PRを明確にする

企業に属するため、自社の社員としてふさわしいかどうかを見られています。なぜその企業を選んだのか、自分のPRは企業のどんな部分に貢献できるのかを意識してアピールするとよいでしょう。また企業に所属するスタッフとして、社会人の基本的なマナーがあるかも重要です。

②数字でアピールする

自分がこれまでにやってきたポートフォリオや実績があれば、提示しましょう。数字は客観的な指標になり、伝わりやすいです。PV数や検索上位などを数字で明確にアピールすると効果的です。過去に何記事書いたのか、1記事どれくらいの時間で執筆できるのか、執筆で得た収入はどれくらいなのかを伝えるのもよいでしょう。

③企業が求める人物像を意識する

ライターとして活躍するには、文章力だけでなく、コミュニケーションスキルや誠実さなど、さまざまな要素が必要です。採用する側は、丁寧な記事を期日を守って提出してくれる人材がほしいと考えます。ライターとしてだけでなく、自分の今までの経歴と照らし合わせながら、信頼性をアピールしましょう。

【クラウドソーシング】テストライティングを攻略するポイント7つ

【クラウドソーシング】テストライティングを攻略するポイント7つ

クラウドソーシングでは多くの場合、テストライティングが必要です。初心者ライターにとって、この難関を攻略することが非常に難しく感じ、なかなか案件獲得に至らない人も多いです。以下に紹介するポイント7つを意識してみてください。

  • クライアントとのやり取りはスムーズかつ丁寧に
  • レギュレーションを守る
  • クライアントの意図を理解する
  • 同じような言い回しや冗長表現は避ける
  • 誤字・脱字をチェックする
  • 不明な点はすぐに確認する
  • 納期に余裕をもって提出する

①クライアントとのやり取りはスムーズかつ丁寧に

クラウドソーシングではやり取りのほとんどがオンライン上になります。相手が見えないので意識しにくいですが、円滑なやりとりは誠実さが伝わります。クライアントを思いやる丁寧なやり取りで、安心感を与えることが重要です。

②レギュレーションを守る

レギュレーションとは、記事を書くために必要なルールのことです。初心者でも応募できる案件にはレギュレーションがある場合が多いです。レギュレーションを読み込んで理解し、指示通りに執筆しましょう。

③クライアントの意図を理解する

クライアントはどんな記事を求めているのか、誰に対する記事なのかを明確にして書きましょう。また、クライアントのメディアを確認して、数字や記号の表記、言い回しなどを揃えておくと良いです。

④同じような言い回しや冗長表現は避ける

ライターの基本的なスキルとして、同じような言い回しや冗長表現は避けましょう。読者が読みやすい記事を心がけ、書いた記事を声に出して読んだり、一晩置いて読むと自分でも読みにくさに気付く部分があるかもしれません。

⑤誤字・脱字をチェックする

基本的な誤字・脱字をしないことも重要です。誤字・脱字をチェックする方法は、読む視点を変えたりタイミングを変えたりするとよいでしょう。文章の意味を考えながら誤字・脱字のチェックをすると見過ごしてしまうことがあり、文章の意味を考えながら読むターンと、誤字・脱字をチェックするターンとに分けて見直すと、間違いに気づきやすいです。

⑥不明な点はすぐに確認する

誤った認識で記事を書き進めると、意図が理解できてないとみなされる場合があります。レギュレーションを読んでわからない部分があれば、そのままにせず、クライアントに質問するのがよいでしょう。誤った認識で書き進めて提出するより、疑問点を解消しながら丁寧に取り組む姿勢が大切です。また、こまめにコミュニケーションをとってくれるライターだと信用に繋がります。

⑦納期に余裕をもって提出する

ライターの仕事は個人で完結する仕事ではなく、関連するさまざまな人が関わっています。納期を守ることが最も重要です。トラブルが生じる可能性もあり、余裕をもって執筆に取りくみましょう。記事の質を担保して可能な限り、早めに提出できれば好印象を持たれるでしょう。

しっかりとした準備でライターとして活躍を

本記事では、ライター募集に応募してから採用されるまでのステップを解説しました。少し意識するだけで改善できるポイントをたくさん紹介しましたので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

ライターは誰でもなれます。仕事を獲得するためには、ライターとしてのスキルを向上させるだけでなく、自分の強みを理解し、クライアントの求める人材になることが重要です。


しっかりと準備をして、丁寧に取り組めば、初心者でもライターとして活躍できるチャンスが広がるでしょう

この記事を書いたライター

執筆者

Mojiギルド編集部

Mojiギルド編集部です。ライティングノウハウやスキルアップなど、ライターさんに役立つ記事を公開していくほか、Mojiギルドからのお知らせ、時には編集部員のつぶやきも…。ライターの皆さまとのコミュニケーションを楽しみながら、大事にしたい!

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