「マインドブロック」を破壊しよう!~実際に収入が7倍になった体験から~

「マインドブロック」を破壊しよう!~実際に収入が7倍になった体験から~

「マインドブロック」とは頭の中にある見えない壁のようなものです。初心者の多くが、無意識にこの壁を作ってしまっている印象があります。

  • まだ初心者だから好条件の仕事は無理だろう
  • 自分は副業だから、専業の人ほど成果を上げられない
  • 実績がないからどうせ採用されないだろう


こういった「自分は◯◯だから××できない」という思い込みこそがマインドブロックです。

わたし自身、「10記事2,000円」のブログ記事執筆の仕事をしていた頃は、ずっとこの思い込みにとらわれていました。もちろん「文章を書いて収入を得たい」という気持ちはあったので、上記のブログの仕事以外にプラスアルファの応募もしていたのです。ところが選んだのはことごとく「初心者歓迎」と書かれた安めの案件ばかり…。

実際、わたしのライティング収入は、2024年2月までずっと1万円台で推移しています。2月は19,000円でした。が、実は2月の間にある方との出会いがありまして、その方からマインドブロックをガッシャーンと破壊してもらったんです。

実は、このタイミングで無料の個別相談を受け、とある有料ライティングスクールに入ったのです。そこでの講師が教えてくれたことこそ、この記事でずっと書いている「マインドブロックを破壊せよ」というメッセージでした。

「案件に応募する時点であなたはもうプロである」

「(サンプル記事を提出した後で)めちゃくちゃ書けるね! 今すぐ2円以上の案件に応募しても戦えると思う!」

「あなたにはちゃんと文章で稼ぐ力があるよ」

「いくら誠実に接してくれていても、10記事2,000円で依頼している時点で、そのクライアントはライターを大事にしていない。早く『ちゃんと大事にされる経験』をしなさい

こういったメッセージを何度も何度ももらい、マインドアップの動画教材を繰り返し見て、わたしは一週間ほどでやっとマインドブロックを外すことができました。

2月中に「わたしは書ける、先生があんなに言ってくれたんだから信じて行動してみよう、落とされても次に行けばいいだけ」という気持ちで案件に応募し始めた結果、いきなり文字単価2円以上の案件に採用されて、3月の収入はいきなり13万円台になりました。

マインドブロックを破壊して、応募する案件の質を変えただけで、収入が7倍になったわけです。

もちろんご縁やタイミングもあるので「誰でも7倍ですよ」とは言えません(わたしの場合は元が非常に低かったのもありますし)。でも、マインドブロックを壊すことの重要性はご理解いただけたのではないでしょうか。

破壊すべきマインドブロックと身につけるべき「正しいマインド」

破壊すべきマインドブロックと身につけるべき「正しいマインド」

そんな体験を自分自身がしてきたからこそ、初心者Webライターさんには、思い込みによるマインドブロックを破壊し、持つべき正しいマインドを身につけていただきたいのです。ここからは具体的に「こういう発想をやめて、こう考えよう!」というアドバイスの言葉を送ります。

多少厳しいことも言いますが、実際に1年間、ライター側も採用者側も経験してきた中での赤裸々な実感です。

①脱・初心者意識:初心者かどうかは実力とは無関係!

②脱・副業意識:良い記事を納品できれば副業でも無問題!

③ひとり社長意識を身につける:個人事業主としての自覚を持とう!

④とにかく「私はプロのWebライターなのよ!」と思い込む

①脱・初心者意識:初心者かどうかは実力とは無関係!

まずは「自分は初心者だから」という思い込みの殻を速攻で脱ぎましょう。脱皮です、脱皮。

Webライターとして仕事をしようと思った瞬間から、あなたはもうWebライターなのです。プロの文章書きです。自信を持って堂々とアピールしても大丈夫ですし、卑屈な姿勢で案件探しをする必要もありません。

そもそも初心者アピール自体、する必要がありません。クライアントが求めているのは「今すぐちゃんとした文章を書ける人」なので、相手が初心者でも歴戦のベテランライターでも関係ないのです。

わたし自身何度か他のライターさんに執筆をお願いする、いわばクライアント側を経験したことがあります。完全に初めての仕事だという方から、数百件の実績を持つライターさんまで採用してきました。率直な感想は「文章力って、初心者かどうかとは本当に無関係だな」です。

もちろんSEOの知識とか、一文一義でシンプルな文を書けるかどうかという「Webライター界特有の知識」の差はあります。でも、それは依頼側が事前にマニュアルを渡したり、構成を作成してから依頼すればいいだけの話なんですよね。

「これ、できそうだな」と思った案件には「でも、自分は初心者だから……」という遠慮の部分を取っ払ってどんどん応募してみましょう。わたし自身、マインドブロックを壊してもらってから最初に応募したのは文字単価2円以上の案件です。ちゃんと無事に採用されて、今でもお付き合いが続いていますよ。

②脱・副業意識:良い記事を納品できれば副業でも無問題!

次は「副業だから」というブロックについてです。これに関しては2つの側面から伝えたいメッセージがあります。それは「副業だからといって遠慮する必要はない」「副業であることを言い訳にしてはいけない」です。それぞれ説明しますね。

「副業だからといって遠慮する必要はない」というのは、まさにマインドブロックの部分です。しつこいようですが、クライアントがWebライターに求めているのは「質の高い文章を書くこと」です。ライターが専業でも副業でも、あちらからすれば関係ありません。自分のスキルをフル活用して全力で取り組んでいれば、副業ライターでも問題なく仕事は受注できます。

一方「副業であることを言い訳にしてはいけない」は、ちょっと自分の反省も含めた戒めです。副業ライターって、どうしても何かあるたびに「本業が」って言ってしまうんですよね。これ、なるべくやめましょう。理由は先述したとおりです。こちらは副業のつもりでも、先方は本業である場合がほとんどだという点を意識して、コミュニケーションをとるようにしましょう。

なお、時間をかけられない副業ライターだからこそ、スキルを高める意識は必要だと思っています。たとえば10,000円を稼ぎたい場合、文字単価0.5円の仕事では20,000字書く必要がありますが、これが文字単価5円の仕事なら2,000文字で済むのです。好条件の案件に見合う自分になれるよう、努力は続けましょう。

③ひとり社長意識を身につける:個人事業主としての自覚を持とう!

制作プロダクション所属の正社員ライターも存在しますが、Webライターの多くは個人事業主として活動しています。この「個人事業主」という立場のあり方を意識してほしいというお話です。個人で働くことにはさまざまなメリットやデメリットがあります。そこを把握した上で、うまく立ち回りたいですね。

【個人事業主のメリット】

①自分で仕事内容を選べる

②働く場所やタイミングを自由に決められる

③自分の働きたい分だけ働ける

④一緒に働く相手(クライアント)を選べる

⑤自分の視点や専門性を活かせる


【個人事業主のデメリット

①クライアント都合で仕事がなくなるリスクがある

②納期に追われて辛い思いをすることがある

③労働量が収入に直結するため何かあればすぐに収入が低下する

④クライアントとトラブルになっても間に入ってくれる人がいない

⑤やりたい仕事が見つからない場合もある


個人事業主は、仕事にまつわるすべてを自分で決め、自分で実行する「ひとり社長」のようなもの。なるべくデメリットとなりうる要素を排除しながら、メリットを享受できれば、これほど楽しい働き方はないと思います。

④とにかく「私はプロのWebライターなのよ!」と思い込む

あれこれ言ってきましたが、最終的にはこの精神が最も重要だと思っています。ライティングの仕事に関する作業をするときには「私は……プロのWebライター……!」と自己暗示をかけてから向き合う。イメージトレーニングのようなものですね。

この自己暗示の効果が発揮されるのは、執筆時だけではありません。クライアントとのやりとりをする際にも「プロのライターである自分」として振る舞うことで、変に気弱な対応をしてしまったり、不利な条件をしぶしぶ飲んでしまったりといったトラブルを防げるような気がします。

初心者のうちはなかなか、心から自信を持って行動するのは難しいかもしれません。だからこその「自己暗示」が有効なのです。最初はあえて意識的に「プロっぽく」振る舞うことになりますが、続けているうちに、自然と本当に「私はプロだ」という意識を持てるようにもなるでしょう。

若干ガ◯スの仮面っぽくて半分ネタのように見えるかもしれませんが、これは割と本当におすすめです。

まとめ|個人で働くWebライターに遠慮は無用!積極的に動いてみよう

Webライターは「個人」でやるお仕事です。営業担当も、実際の作業担当も、交渉役も、全部自分で担当することになります。それがわかっているからこそ、初心者のうちは「自分ではまだダメかも」と思ってしまう方が多いのではないでしょうか。そもそも、自分の文章力に自信がある!という方も少ないと思います。

でも、現場では実務経験の年数や本数よりも、ご本人の熱意と実力が伝わる提案文の方がずっと大きく採用可否に影響します。これはわたし自身が「初心者OK」の案件でクライアント側を経験してみたからこそ、心から思っていることです。

経験が浅くても「ちゃんとお仕事に取り組めそう」「良い文章を書いてくれそう」と感じた方には、クライアントも依頼したくなるものなのです。

Webライターを志す人にはとにかく真面目で、半面臆病な人が多い気がするのですが、とにかく「私は……プロのWebライターの仮面を被る……!」という意識を持って、積極的に動いていただきたいです。それだけで破れる壁がたくさんあると思います。最初のうちは応募しても不採用になることも多いかもしれませんが、気にせずどんどん次の案件に応募していただきたいと思います。

真剣に活動していれば、必ず素敵なクライアントと出会えます。収入◯倍も夢ではありません。本記事をここまで読んでくださった初心者ライターさんには、わたしのような苦労は最低限にしつつ、良きWebライターライフを送っていただきたいです。がんばってください!

この記事を書いたライター

執筆者

歌耶子

副業Webライター。本業は国語をこよなく愛する塾講師です。文章を読むのも書くのも好き過ぎて、ライターの世界に足を踏み入れました。休日は夫が引くほど長時間PCに張り付いて文章を打ち続けています。実はかなりのゲーマーで、個人では趣味のゲ...

詳細を見る

タグ