初めての「書く」仕事は国民的RPGをモチーフにしたYouTube台本

初めての「書く」仕事は国民的RPGをモチーフにしたYouTube台本

2023年の夏、ふと「副業をしよう!」と思い立った私は、そのまま勢いでクラウドソーシングサイトに登録してみました。

当然ながら初めは使い方がわからなかったので、「サイト名+初心者+使い方」で調べたとおりにタスク案件をいくつかこなしていきました。アンケートに答えてみたり、Tシャツに使うフレーズを提案してみたり、俳句を作ってみたり……。正直、この時点では「Webライターをやりたい!」という思いも特になく、漠然と「自分にもできる副業って何かなぁ」と手探りで活動していた感じです。

タスクに慣れてきて、プロジェクト案件を見始めたときにふと目に留まったのが、「YouTubeの台本執筆」という案件でした。普段からYouTubeをよく視聴する私は「これならできるかな?」と思い、応募。「初心者歓迎」というフレーズが背中を押してくれたのは言うまでもありません。

初の台本執筆の仕事はとても楽しかったです!私自身はプレイしたことのない国民的RPGがモチーフでしたが、大人気作品だけにリサーチもしやすかったのを覚えています。

クライアント様もとても親切にフィードバックをしてくださり、つたない私の台本も思いっきり褒めてくださいました。継続のお話もあったのですが、絵師さんの方が辞退してしまったため、2本目の構成メモを作成したところでこの案件は終了となってしまいました。

気になる報酬は1本3,500円。ライティング系の初仕事としては割といい条件でお仕事を受けられたのではないかと思います。

初めてのブログ記事執筆はゲーム攻略!しかし……

初めてのブログ記事執筆はゲーム攻略!しかし……

次に応募したのは「自分がプレイしているスマホゲームに関するブログ記事執筆」という案件でした。当時の私は複数のスマホゲームを毎日プレイしている状態だったので、わくわくしながら応募したのを覚えています。

私はもともと、約20年ほど個人サイトや個人ブログで初心者向け攻略情報などを書いてきました。今もプレイ中のゲームのギルドブログを運営しています。それゆえ、初心者向け攻略記事を書くのも、スクリーンショットを加工するのも大得意なのです。……いえ、大得意なつもりだった、というのが正しいでしょう

さて、無事に上記案件にも採用された私は、さっそく1記事執筆して納品しました。スクリーンショットを使ってかなり凝ったアイキャッチなども作成し、ノリノリで執筆した記憶があります。が、最初は継続前提で、と伺っていたこの案件は1記事で終了……。

終了の理由は遠回しにそれらしいことを言われましたが、今ならクライアント様の本音が分かります。単純に「私の記事の質が低かった」のです。当時の私はまだSEOについて調べたこともなく、H2もH3も知らないレベル。サイトのトンマナなんて言葉も当然知りません。つまり、完全に個人サイトのノリで書いてしまっていたのですね。

今でも記事原稿は手元にあります。たしかにやたらと熱意だけは伝わってくるし、内容におかしな点もありません。……しかし、残念ながらライターの記事としては顔から火が出るレベルの品質です。

この案件も文字単価1円と、このレベルの初心者ライター向け、しかもゲーム分野としては破格の好条件でした。先方にも申し訳ないですし、自分としてももったいないことをしたと結果を見つめ直しました……。

その後もゲーム系案件をやってきたけれど、今は卒業しました!

その後もゲーム系案件をやってきたけれど、今は卒業しました!

一つ目の攻略記事案件が終了した後も、半年間ほどはゲーム系の執筆をメインに活動してきました。SEOについて教えてくださったクライアント様や、書いた記事をものすごく喜んでくださるクライアント様、中には最終的に後輩ライターさんの採用や教育といったディレクター業務を任せてくださったクライアント様もいました。

しかし、私は現在ゲーム関連の案件はお引き受けしていません。理由は以下の3つです。

①いつの間にか「プレイしたことを元に記事を書く」から「記事を書くためにプレイする」になっていたこと

②基本的に書く内容はフリーなので、ライターとして成長できないと感じたこと

③ゲーム関連案件は文字単価1円あればラッキーという世界で、本気で収入を考えるには不向きな分野であること


本気で「Webライターとして生計を立てる」という夢を抱くようになったのを機に、ゲーム関連案件を卒業しました。現在ではさまざまな案件に携わらせていただきながら、専業Webライターを目指して日々勉強しています。

さて、ここまでは私があまり苦労をせずにやってきたように見えるかもしれません。

そこで、ちょっとホラーな事実をお伝えします。

実は、私が一番長く携わっていた案件は「10記事2,000円」なのです……。文字数の規定はなかったのですが私は毎回1記事3,000字は書いていたので、文字単価0.06666...円です。

ゲームが好きだから継続できてしまったのだと思いますが、同じ案件をこれからWebライターになりたい人におすすめするかと言われたら、絶対にしません。案件の探し方や選び方についても、いずれ語る機会があればと思います。

というわけで、私の「ライターの初仕事(動画台本編・記事執筆編)」でした。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

この記事を書いたライター

執筆者

歌耶子

副業Webライター。本業は国語をこよなく愛する塾講師です。文章を読むのも書くのも好き過ぎて、ライターの世界に足を踏み入れました。休日は夫が引くほど長時間PCに張り付いて文章を打ち続けています。実はかなりのゲーマーで、個人では趣味のゲ...

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