ライターとしての初仕事はまさかの「YouTube台本」

ライターとしての初仕事はまさかの「YouTube台本」

私が初めて獲得した案件は、クラウドソーシングサイトで受注したYouTube台本の執筆でした。SEO記事といった王道案件ではなくてビックリですよね。

なぜYouTube台本を選んだのか理由は二つで、興味のあるジャンルだったからと未経験者OKだったから。YouTube台本といってもビジネス系の台本ではなく、2人が会話形式で進めていくいわゆる「ゆっくり実況系」の台本でした。案件の内容は以下のとおり。

  • 文字数は3,000文字
  • 執筆+画像選定つき
  • 文字単価0.2円
  • 報酬600円(0.2円×3,000文字)

なかなかシビれる案件ですよね(笑)。ちなみに当時なんだかんだで書いた文字数は4,500文字。そのため実質1文字0.1円弱で請け負っていましたね(泣)。

しかし実績作りやライティングスキル向上が目的だった私は「とにかく高評価を得よう」と、報酬額を度外視してひたすら書いていました。ちなみにその頃の私はライティングだけではなく、Googleドキュメントやチャットワークの使い方もわからず、「権限付与とか何それ?おいしいの?」状態でした。

そこで今後のやり取りの方法について学べたかなと思います。あとはひたすら書いて画像も丁寧に選定して納品したおかげか、満点の高評価をいただきましたね。ただ改めて読み返すと、情報を羅列するだけの台本で読んでいられなかったです(笑)。

そのあと2記事ほど書いたところで先方の都合により案件終了となりました。

そして何の巡り合わせか、現在YouTube台本に改めて向き合い、鋭意勉強中です。当時のゆっくり解説系とは違って、1人の人間が画面越しから視聴者に訴求するビジネス系YouTube動画の台本作成です。

コピーライティングに通ずる技法もけっこうあるので「興味ないね」って方も、ぜひ学んでみる価値はありますよ。

Webライターとして土台となった案件

Webライターとして土台となった案件

初仕事ではないのですが、初心者時代に一番鮮明に覚えている案件が一つあるのでこちらも紹介させてください。

案件ジャンルとしては、Webマーケティング関係の記事執筆です。内容は以下のとおり。

  • 文字数は3,000文字
  • 記事構成+執筆
  • 文字単価0.2円
  • 報酬600円(0.2円×3,000文字)

今度は一般的なWeb記事の執筆ですね。こちらもなかなかシビれる案件ではないでしょうか(笑)。

3,000文字程度でしたが記事構成を含んでいたため、工数としては多めでした。この案件は当時、一番長くお付き合いしていたクライアントでしたね。低単価ではありましたが、フィードバックやテキストコミュニケーションがありがたく、現在の私の土台になった案件といっても過言ではありません。

ただとにかく添削が多くて、毎回赤字だらけでした。でも「あぁ確かにこういう表現の方が良かったな」と納得させられることが多かったんです。

そして3~4記事ほど書いた辺りで成長がみられない私に、ついに堪忍袋の緒が切れたのか長文にわたってダメ出し。

さすがに心が折れそうでしたが「自分はまだ初心者だから仕方ない」「ライティングスキルが足りないんだ」と必死に食らいついていました。その経験があったからこそ、今はマニュアルやトンマナはくまなくチェックして、クライアントの修正負担がないように気をつけるようになりましたね。

そしてだいぶ打たれ強くなったと思います(笑)。しかしどれだけ書いても単価が上がる気配もなく、さすがに疲弊していました。

そんなときにX(旧Twitter)で「低単価案件に疲弊している初心者は今すぐ脱出しよう」といったインフルエンサーの発信を見たのです。「まさに自分のことだ」と思った私は、ここでやっとマインドブロックを解除。辞退を申し出て、低単価案件から脱したって感じでしたね。

収入を上げるために必要なことはマインドだった!初仕事から学んだこと

収入を上げるために必要なことはマインドだった!初仕事から学んだこと

収入を上げられない原因はただ一つ「自分自身のマインドブロック」にありました。
「自分はまだまだ文字単価1円のライターじゃない」「スキルが足りていない」と勝手にマインドブロックをかけていたんでしょう。

しかし文字単価1円でも初心者・未経験者は全然いますし、応募しても合格できます。だからこそ文字単価1円以下の案件を受注し続けることはおすすめしません。いくら時間をかけて書いても稼げないライターになってしまうからです。事実、私がそうでしたから。

それを知ってからは「文字単価1円以上じゃないと絶対に受けない」ぐらいの気持ちで案件を獲りにいってました。これからライターを始める方も低単価案件で疲弊している方も、私のように同じ思いをしてほしくありません。

むしろ収入が上がれば上がるほど心に余裕ができて、自然に質の高い記事の納品が可能になります。ぜひ勇気を出して文字単価1円以上の案件に応募してほしいなと思います。こんな偉そうに語る私もまだライターとしては道半ば、日々勉強の毎日です。

一人前のライターになるためにも、ともにライター人生を歩みましょう!

この記事を書いたライター

執筆者

出合美羽

北海道住みのフリーライター。ヒゲがチャームポイント。前職で培った土木や林業・転職の経験を活かしたSEO記事の執筆を得意とする。今後はインタビュー記事やYouTube台本、セールスライティングなどにも挑戦したい。「読者ファースト」を第一に...

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