ライターの初仕事を得るまでの経緯

私がライターという仕事の存在を知ったのは、2017年頃。ブロガーやフリーランス、YouTuberなども流行り出し、「まだ〇〇で消耗してるの?」「好きなことで、生きていく」、こんなコピーがネット上で飛び交っていました。

書くだけでお金がもらえる時代なのか…と見事に影響を受けた私は、趣味でやっていたはてなブログからWordPressに移行します。当時から好きだった占いブログを開設し、有名ブロガーさんの記事を参考に、見よう見まねで執筆していました。

そこで書くことへの楽しさに目覚め、趣味ではなくもっと本格的にやってみたい!という思いからライターへの興味を持ち始めます。

独学でGoogle AdSense合格までこぎつけたものの、アフィリエイトどころかアクセスすらほとんどなかったので、あわよくばSEO記事の書き方を勉強させて欲しいという下心もありましたが…。

運よく好きなジャンルの初仕事をGET!

運よく好きなジャンルの初仕事をGET!

私のライターの初仕事は、自分が好きな書籍を紹介するというものでした。

当時クラウドソーシングで募集していた仕事に応募しまくっていたものの、やはりブログ以外の実績がないため、なかなか仕事にはつながらない日々が続きます。そんなとき、書籍のおすすめ記事の募集を発見したんです。

本を読むのが好きだったので「これなら自分にもできそう。絶対にこの仕事をやりたい!」と思い、すぐさま提案文を送ります。その仕事は文字単価1.2円でしたが、「1.0円でいいので書かせてください!」と必死にアピール。

当時の提案文を見ると、「絶対に満足いく記事を作成します!」と謎の自信が垣間見えます。すると、なんと返信が!

仕事の内容は書籍の選定、構成作成、記事作成で1,500文字執筆し、報酬は1,500円でした。当時の私は、実績もないのに好きな本の紹介を書くだけで1,500円ももらえるの!?と驚いたことを覚えています。

そう上手くいかない現実に直面

実際に始めてみると、「書けない」そう思いました。「書かなければ」とPCでWordを開くのですが、指がパタリと止まってしまうんです。

まず構成を考えますが、あらすじを書くだけでは読者の目を惹きつけられないので、自分の感想を入れつつ見どころを中心に作成。そして作者の紹介、この書籍が評価されている理由、まとめ…という具合にしようと考えました。

しかし、私がおすすめしたい小説のどこをどう切り取れば面白さが伝わるのかが全くイメージできないのです。今ならたった1,500文字と思ってしまいますが、当時の自分にはあまりに長い文章に思えました。

納期は1週間でしたが、書籍の選定&構成作成でなんと4日も経過。しかもメディアのコンセプトに沿っていれば何を書いてもいいという、かなり自由な仕事でした。今なら喜ぶところですが、当時はルールがないことで完成形もわからず、かえって苦しむ羽目に陥ります

結局、納期がかなり迫っている中急いで納品しました。書くことの難しさを実感させられた、苦い思い出です。

格闘の末の初報酬には思わず感動

格闘の末の初報酬には思わず感動

やっとの思いで記事を納品し、最初は「上手く書けなかったし、納期もギリギリだったな」と自分の甘さにひとり反省会を行いました。

ですが初報酬が支払われると、落ち込む気持ちが吹っ飛ぶくらいに思わず感動。私は自分の書いたもので報酬を受け取ったのは初めてだったので、とても嬉しかったことを覚えています。

そして、クラウドソーシングのマイページに初めて評価がついたのも嬉しかったです。「テーマをしっかりと捉えて書けている」「トリッキーな目線に脱帽」というお褒めの言葉までいただきました。

自分の好きなことを書いて報酬をいただけて、こんなに褒めてもらえる…。私は自信を持ち、これからライターとして活動していける!と実感しました。初めてお仕事をいただいたのがこのクライアントでよかったと、改めて感じます。

最後に

最後に

いかがでしたか?
この記事を書いていて、私も初心を思い出すことができました。ライターは実績と成果物で評価されることが多いので、それがないうちは仕事を取るだけでひと苦労です。

現に今、仕事を取れずに苦しんでいる初心者ライターさんはとても多いのではないでしょうか。しかし、初仕事が取れればあなたも立派な経験者

そこからステップアップして、ライターはもちろんさまざまな仕事につなげることもできます。ぜひ諦めずに挑戦して、いつかあなたがやりたい仕事をできる日がくることを願っております。

この記事を書いたライター

執筆者

清水華那

占い師の顔も併せ持つフリーライター。エンタメに関する記事を多く執筆。SEO、現地取材、シナリオ作成などが得意。会社員から副業期間を経てフリーランスへ転身。今後はフットワークの軽さを武器にさまざまなことに挑戦したい。わかりやすく、読...

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