自己紹介をお願いします
はじめまして。1975年生まれ、東京郊外在住のGAWA_Kと申します。以前は自動車の製造工場勤務で、本業をこなしながら2015年ごろに副業としてWebライターの仕事を開始しました。年月だけをみるとWebライター歴は9年になります。
ある時期から専業Webライターとなり、現在は各種クラウドソーシングサイトや直接契約などでWebライティングの案件をいただき、日々記事作成に励んでいます。
ライターになったきっかけは?
最初は本業があったので、仕事が繁忙期を過ぎて収入が減った時期に小遣い程度になればいいかな、という軽い思いでWebライターの仕事を始めました。
副業時代は、仕事終わりの疲れた体で在宅ワークをやるのが面倒、そして当時の単価が1文字0.1円だったためライティングのモチベーションが上がらない状態でした。
その後、公私ともにいろいろあり本業を退職することになり、もういっそのこと在宅ワークでやっていこうと決意してWebライターの道を選択しました。
そのような成り行きなので、高い志を持って「Webライターで食っていこう!」というのではなく、流れで今に至ります。
ライターになるために、まず始めたことはなんですか?
これは恥ずかしい話ですが、事前準備というものをまったくせずにWebライターとしてスタートしました。昔から文章を書くのが得意であったので、完全な独学・見よう見まねです。
そんないい加減な始め方だったので、当初はまったくWebライターとしてやっていけず、クライアントからのダメ出しの連続でした。「小学生のような文章ですね」というクライアントからの感想をもらい、何時間もかけて書いた数千文字が修正なしで一発で不採用ということも。
何度となく不採用、たび重なる修正を経て「同じ語尾を繰り返して使わない」「句点までの1文は長々と書かない」などといったWebライティングの基本中の基本を覚えました。事前に書籍やスクールでWebライティングを学んだのではなく、実践で鍛えられたわけです。
現在のお仕事スタイルを教えてください
Webライターとしてようやっと1文字1円以下の単価を脱した数年前から、クラウドソーシングサイトを経由しての直接契約が増えました。現在はクラウドソーシングサイト、複数のクライアントからの直接契約をもらって仕事をしています。
ただし、現在の直接契約はもらえる仕事量が不安定な状態です。安定した仕事量をキープしたい、そしてWebライターとして今より少しでもランクアップしたいという思いで、今回Mojiギルドのライターに登録しました。
ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?
自分にとってWebライターとして遭遇した死活問題は「仕事がない、あったとしても低単価」「クライアントからの徹底したダメ出し」です。専業Webライターとしてスタートしたとき、まだライターとしての実績がなかったために、思うように仕事が取れず苦労しました。
それに加えて実力不足だったので、苦労してなんとか仕上げた記事が連続して不採用という結果になったときは「この仕事向いてないんじゃ...」と本当に心が折れました。
さらに心が折れたのは、当時直接契約していたクライアントからのダメ出しです。何を書いても承認がもらえないため「何が正解かわからない」という状態になり、結局そのクライアントとは契約破棄という結果に。
この時期はようやく初心者ライターを脱して本格的なスタートラインに立てたかな、という時期だったもので、またまた心が激しく折れました。
これはどんな仕事でも言えることだと思いますが、何をやってもダメ出しをされると混乱してしまい、何もできなくなります。それで仕事が向いてないと諦めて足を洗う人もいるでしょう。
きつい時はどんな風に乗り越えましたか?
仕事がない・ダメ出し連発という失敗をすると、当然収入が激減して生活が苦しくなりました。そのため、とりあえず日雇いのアルバイトを開始して、そっちを本業にしてWebライティングを副業扱いにすることに。
今考えると、この時期に一時的にライティングから離れたのが良かったと思います。ダメ出し連発で正解がわからなくなっていたので、1回頭をリセットする良い機会でした。
また、私のように無計画で専業Webライターを開始するとこのような失敗をするので、安定した収入をキープしながら副業→本業とシフトチェンジするのがいいと思います。収入が少なく生活が安定していないと、心まで不安定になるので。
仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?
Webライティングの喜びは、推敲を重ねて記事が完成したとき、そしてそれをクライアントが喜んでくれて高評価をくれたときでしょう。
世間一般における文筆業は、小説家・コラムニストなどがいます。この業種はあくまで自己表現であり、1つの作品をつくっている人たちです。それに比べるとWebライターは、文章を通じての自己表現は避けたほうが良い仕事になります。
Webライターの役割は、Webの閲覧者が知りたい情報をいかにしてわかりやすく提示するかという点です。そこには作家のような私情は入ってはいけません。自己表現の作品ではなく、高品質な記事を作成するかが重要であり、それをしっかりと構築したときに「良い仕事をした」という満足感が得られます。
そして、Webライターの魅力は、完全に在宅で完結できる点です。通常の仕事のように通勤時間や面倒な人間関係が一切ありません。かつて、ブラックでパワハラが横行する職場にいた経験があった身としては、現在の仕事スタイルは快適で仕方ありません。
ライターとしての目標、やりたいことがあったら教えてください
大きな目標を持つことも大事なんですが、自分としては目の前のことを1つ1つ確実にクリアしていくことを大事にしています。
私は複数の案件を抱えてしまうと、どれをどう片付ければいいのかテンパってしまう性格です。ですからいくつもの案件の納期遅れが生じないように、常にタスク管理をしてクライアントに迷惑をかけないように心がけています。
当面の目標としては今以上に仕事量をこなして収入アップを目指すこと、将来的には文章を通じて何か作品が残せればいいなと思います。その作品とはどういった形態なのか、書籍なのかWebなのかわかりませんが、文章を通じて何かしら発信していければいいなとは思っています。
ライターを目指している方へのアドバイスがあれば
現在はWebライターのためのスクールやサロンなどがあるので、そこで基礎をしっかりとマスターすることをおすすめします。何も考えずに見切り発車でWebライターを開始してしまうと、過去の私のように低品質な記事を連発してしまいます。
また、専業Webライターになって仕事が思うようにもらえなかった場合、アルバイトなど他の仕事に切り替えることもおすすめです。Webライターだけに固執すると収入が激減して困窮してしまいます。生活を安定させるだけじゃなく心を安定させるためにも、最初は他の収入源も考えておくと良いと思います。
この記事を書いたライター
GAWA_K
2015年ごろから副業でライティングを開始、2018年ごろから専業にしています。ライティングの得意分野は、健康・美容・金融・恋愛など。その他の分野も含めて、これまでに数百件の記事作成をしてきました。趣味は音楽・格闘技鑑賞なので、その手...