自己紹介をお願いします

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初めまして。イナミヤリコです。3人の子どもがいるシングルマザーです。現在は名古屋で暮らしています(もう20年?)。

出身は青森で生まれてすぐに東京、さらに横浜へ。小学校低学年のときに青森へUターン。その後、就職がきっかけで名古屋へ出てきました。

まさか名古屋に20年もいることになるとは、当時は思ってもいませんでした。だって、名古屋に就職を決めたのは、「名古屋城の金のシャチホコが見たい・ういろうときしめんが好き」という、ふざけた理由だったから。

超がつく心配性で神経質なのに、いきなり「それは楽しいか楽しくないか」という判断とノリで、人生の大事な局面を決める傾向があります。

趣味は音楽鑑賞、カメラ、空の観察、ドライブ、ときどきキャンプ、釣りです。サカナクションをこよなく愛しております。

家にいるのも、自然に出かけるのもどちらも好きです。空想に浸るのが好きなので、時間があってもあまり「暇だな、退屈だな」を感じないタイプ。

数年前からシュノーケリングにはまっていますが、いまだに耳抜きができないのが悩みです。もっと深いところまで潜りたい。どなたかできる方法を教えてください(切実)。

どんなお仕事をしていましたか?

Webデザイナーをしていました。

Webデザイナーを目指したのは、離婚を機に「何かスキルを身につけよう」と思ったからです。もともと趣味で自分のホームページを作っていて、とても楽しかったので、これを仕事にできないかな?と考えていたところに、たまたま訓練校の情報を教えてもらい飛びつきました。

制作会社では法律関係、不動産関係、飲食店、キャンプ場、観光協会、整体など、さまざまなジャンルを担当し、経験を積みました。

特に最後の会社での経験と実績は、今後の人生の糧となったと感じています。デザインとコーディングのほかに、ライティングや写真撮影、企画提案、改善提案など、幅広い仕事を任せてもらえて嬉しかったですね。

ずっと続けたかった。けど、残念ながらそのままではいられなくなってしまったんです。

仕事は楽しくやりがいがあり、コンテンツも同僚も大好き。だけど、その想いがあっても立ち向かえなくなるほどの、トンデモ上司の出現によって転機を迎えることに。

状況は一変しました。同僚も心を病んでしまい去り、私自身もとうとう精神の限界。毎日苦しく、ストレスは確実に体も蝕みボロボロ。

落ち着いていた持病までもが悪化し、「これはもうダメだ」と辞める決心をしました。最終出勤日の帰り道、車の中で号泣したのは切ない思い出ですね。

ただ、ここでの経験が揺るぎない自信をくれたと今では感じています

ライターを目指したきっかけは?

ライターを目指したきっかけは?

退職をし、40歳を過ぎ、これからどう生きたいのか?どういう自分でいたいのか?漠然と考えるようになりました。今変わらなきゃ、きっとまた同じことの繰り返しになるだけだと。

そう考えたときに、自分のペースで生きる、いずれは時間や場所に縛られずに暮らしたい。子どもに「いってらっしゃいとおかえり」を毎日言いたい。家にいる。通勤したくない。極力、自分が好きな人とだけ関わりたい。

これが私の中で大切にしたい軸だなと気づきました。

なぜライターを選んだんですか?

Webデザイナーの仕事は楽しいけど、せっかくだから違うことをしてみたいなと。じゃあ他に好きなことは?と掘り下げたときに、日常的に気持ちを文章にしていると気づいたんです

パソコンやスマホだけでなく、メモ用紙やチラシの裏、気づくといろいろ書いています。楽しいことから嫌なこと、妄想になんの意味も持たない言葉たち。ときにはグチャグチャで何を書いたのかわからないものも。

自分の中では当たり前すぎて気づかなかったけど、これは特技だと教えてもらい驚きました。気持ちを言語化するのはけっこう難しいんだよ、と。

その気づきから、「文章を書くのが好きだから、これを新しい挑戦にしよう」という感じでライターになろうと決めました

Webデザイナーもライターも伝える手段が違うだけで、「誰かや何かの情報を正しく伝える。届ける」という点で見ると、根っこは同じなんだなぁと感じました。そうするとやっぱり「何かを伝えること」がしたいんだと腑に落ちました。

あと、とても大好きなライターさんがいて、その方の存在も大きな原動力に。LINEや毎日届くメルマガにとても励まされ、動き出す勇気をもらいました。

実は「自分自身を発信する」のはとても苦手で、恐怖すら感じていたんです。SNSはもっぱら見る専。

それでも背中を押され、動かなきゃ!と思い発信用のSNSを作ったり、noteも初投稿。世間的にはどうってことないことかもしれません。それでも私にとってはとてつもなく大きな第一歩です。

初めての仕事は?どのように見つけましたか?

食に特化したWebメディアで、マグカップごはんのレシピを20種類紹介する記事です。文字数は4,400字。

ライターになろうと決めたものの、まずはなにかに応募しないと始まらない。だけど、クラウドソーシングはとてつもなく勇気がいる(私にとっては)。

どうしよう何をしたらいいんだろ…と考えながら、よく利用しているメディアを見ていたらなんと!「ライター募集」のお知らせが出ていたんです。このタイミング、もしや運命?と思い、未経験ですが迷わず応募しました。

書類選考を通過し、テストライティングに無事合格。採用のメールが送られてきたときは、本当に嬉しかったです。ずっと見てきたメディアだったので、そこに自分が書いた記事が掲載されているのは不思議な気持ちでした。「ライター」と紹介されている自分が少し照れくさい。

初めての執筆はどうでしたか?

いざ初仕事が振られると、「絶対に納期に間に合わせなきゃ…そもそも書けるのか…?」と怯えました(笑)。なにか、とんでもないことを引き受けちゃったんじゃないの?って。

とはいえ、受けたからにはやるしかないのです。責任がありますから。とにかく書き上げることを目指しました。完璧じゃなくていい。とにかく20種類分まず書く。細かいことは書き上げてから!と。

「完璧じゃないと前に進んじゃいけない病」に侵されている自分に喝を入れながら

当たり前のことですが、自分の考えを思うまま書くことと、誰かに伝えるために書くことの違いを改めて痛感しました。レシピの紹介なので、読み手は「これから作る」が大前提です。作りたい!と思ってもらわなければいけません。

言葉選びが1つ違うだけで、紹介ではなく「すでに作り終えた私の感想」のようになってしまうのが難しかったです。ですが、ディレクターさんが丁寧にフィードバックをくれるので、1つ1つがとても勉強になっています。

指摘された部分を変えると、全体にスッと筋が通るようになり生まれ変わります。ディレクターさんってすごいなぁと感激しました。添削してもらえるのがとても嬉しいです。

1つ言葉を変えるだけで、印象がまるで違ったものになるので、面白さを感じています

1か月目の報酬はいくらでしたか?

4,400円です。1文字1円。とても少ない額ですが、振り込まれたときは「うおぉぉぉ…ライター初報酬だ」と感動しました。

未経験ですが1文字1円、執筆本数も自分で調整できるので、とてもありがたい環境だなと感じています。今は週に2本と設定し、無理なく活動中です。半年ごとに単価見直しがあるので、上がるようにがんばりたいです。

クラウドソーシングなどでガンガン挑戦できる人は、もっと稼げるのかもしれません。けど、向き不向きもあるので、自分のペースで焦らずゆっくりやって行こうと思います。

ライターとしての働き方を教えてください

ライターとしての働き方を教えてください

会社勤めしながら、副業です。思いがけず、急にこの形になりました。

退職をしてから半年間のんびりしていたんですが、ライターとして再就職。何気なく見つけた求人に、何気なく応募したらトントン拍子で仕事が決まりました。

こちらも飲食にまつわる会社です。お店のページを作り、ライティングまで担当。今までの経験を活かせて、ライターとしての経験を積むことができるので、良い方向に進めたかなと。狙っているわけではないのに、なぜか飲食関係にご縁があるのが不思議です。

完全在宅で、時間も融通が利くのでありがたい環境です。時間を上手に使って、これからはクラウドソーシングもチャレンジしたいと思っています。

通勤しないで家にいる、が叶いました。ただ、おいしいものばかり見て常にハラペコ。完全在宅で慢性的な運動不足。危険なニオイしかしません。

挑戦したいお仕事はありますか?

旅行が好きなので、いつかガイドブックのライティングをしたいです!行く予定がなくても、ついつい買ってしまうぐらいガイドブックが大好きなんです。

他には旅行や地域にまつわる記事、とくに出身地の青森の記事をいつか書きたいです。あとはエッセイ!飾らず、素直に、ときには毒づいてクスッとできるような。

得意です!と言えるジャンルはまだないので、これから見つけていこうと思います(前述の『とんでも上司体験記』を書きたい気持ちも、あるようなないような…)。

どんなライターになりたいですか?

情報を的確に伝えることはもちろんですが、ついつい読んじゃうんだよな~と、思ってもらえるようなライターになりたいです。

「そうそう!私もこういうこと思ってたんだよ」とか。「そうか。こういう見方もあるのか」とか。「え。こんな私でもいいんだ。大丈夫なんだ」とか。

抵抗なくスッと心に言葉が入ってくるような。憧れのライターさんが、まさにこのような感じで目標にしています。文章で誰かの背中を押せるって、すごいことです

そして、いずれはライターとして独立してやって行きたいですね。時間も場所も縛られずに生きる、これをライターとして実現したいです。

まだスタートラインに立ったばかり。それでも動いてたら、未経験でもライターとしてスタートラインに立てた!伸び代しかない!大丈夫!って思いながら、がんばります。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

この記事を書いたライター

執筆者

イナミヤリコ

Webデザイナーからライターに。「のんびり自分のペースで生きる」がモットー。人生一度、好きなことに挑戦したいと思い、ライターの世界に飛び込みました。旅行ガイドブックの記事を書くのが憧れ。趣味はカメラ、キャンプ、ときどき釣り。

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