文章を書くことが人生を導いてくれた
経歴を教えてください
新卒で地元の小売店に入社後、販売の仕事をしていました。結婚・出産後に当時、はやり始めたブログにチャンレンジしてみたところ、すっかりはまってしまい、今も場所は変えながらずっとブログを続けています。
育児が少し落ち着いたころ、仕事に復帰し、販売の仕事をしながらお店のブログを担当することになりました。そこで初めて集客を考えながら文章を書くことを身につけて、お店の集客アップにも貢献することができたのが良い経験でした。このブログは退職までの5年間、更新し続けました。
その後、大手の小売店に転職し、販売の仕事もしながら、その会社が取り組み始めたオウンドメディアの記事執筆もするように。店舗を移動した後は、オウンドメディアやSNSを活かして集客をする部門の専任として働きました。
昨年、その会社も退職し、現在はフリーランスとして主にライターの仕事をしています。
ピンチがチャンスを呼び込んだ!
ライターになったきっかけは?
ブログがきっかけで知り合った友達から、アプリ内の記事を書く仕事を紹介してもらったことがライターになったきっかけです。
当時働いていた会社が不景気のため、給与が減額されることになりました。夫が病気で療養中だったため、「私の収入が減ると生活できなくなる……」とFacebookに書き込んだところ、それを見た友人が「家でできる仕事があるけどどう?」と声をかけてくれたことが今に繋がっています。
ライターを続けた理由は?
私は文章を書くことが当たり前の生活をしていましたが、それでお金がもらえるなんて!と感動し、自分にぴったりの仕事だと思ったことがライターを続けた理由です。
友達に声をかけてもらったことからライターの仕事があることを知り、他にもないかなといろいろ調べてみたところ、クラウドソーシングのサービスを知り、いろいろな仕事に応募してみました。
ライターの仕事を始めた2014年ごろはまだライターをしている人は少なく、仕事はすぐに決まることも多かったように思います。
ライターの仕事はとても楽しくて、本業の仕事と両立しながら、この10年間続けています。
ライターは悲喜こもごも
ライターをやっていて楽しいことは?
ライターとしての一番の楽しみは、自分が書いた文章に反応があることです。
SEO記事であれば、Googleでの順位が上がることや、クライアントの集客につながること。コラム記事であれば、たくさんの人が読んでくれたり、感想をいただけたりすることが楽しみとなります。
またクライアントが他の仕事も任せたいと言ってくれた時は、この仕事をやっていてよかったと感じる瞬間です。
ライターの大変なところは?
ライターで最も大変なのは、いきなり仕事がなくなることです。
過去には、キュレーションメディアで起きた騒動の影響で、あっという間に仕事がなくなりました。今でも突然の打ち切りやクライアントがいなくなることも……。常に一生懸命、仕事に取り組んでいるので、そのような時は悲しい気持ちになります。
ただ、経験を積むにつれ、ある程度の予想がつくようになり、自分の中で不測の事態に備えるようになりました。
自分のペースで働けるフリーランスに
なぜフリーランスに?
2023年11月からフリーランスになりました。フリーランスになったのは、自分のペースで働けることにとても魅力を感じたからです。
私は販売の仕事をしていたこともあり、常にシフト制で仕事をしてきました。朝が早い日もあれば、帰りが深夜に近い日もあるなど、生活ペースが乱れて体調を崩したことも。
また家族に何かあった時も臨機応変に対応できるのもフリーランスの良い点です。今は、毎日決まった時間に起き、仕事をする時間も決めて、のびのびと仕事をしています。
フリーランスのメリットとデメリットは?
フリーランスのメリットは、自分のペースで働けることと、自分に合った仕事を選べることです。
デメリットは、仕事がなければお金もないことです。
雇われていた間は、決まったお給料が振り込まれていましたが、フリーランスになってからは自分の仕事量しだいで、収入が増減します。来月の支払いが心配…となった時もあります。
ただそれでもフリーランスのメリットが上回ります。自分が試行錯誤しながら、仕事をしていくのはとても楽しいと思っています。
自分のスキルを地域や人に還元していきたい
これからやっていきたいことは
私は主に記事を書くことで、企業の良さを伝えたり、集客につなげたりしてきました。この経験とスキルを活かして、地元の企業や地域の活性化に取り組んでいる人たちのPRなどに役立てたいと思っています。
オウンドメディアやSNSなどをうまく活用している所は意外に少なく、どうしていいかわからないという声もよく聞きます。その声をうまくすくい取って、文章を書くことでバックアップしていけたらいいなと思っています。
また、過去の私と同じように家でできる仕事を探している人たちにも、自分の経験を還元していけたらいいなと考えるようになりました。ライターやデザインなど、現在はさまざまな仕事を家ですることができます。
ただ、何も知らないところからその仕事に行きつくことが難しかったり、いざチャレンジしてみたものの、その先はどうしたらいいかわからないとなったり、迷うことも多いのではと思います。
そんな時に相談にのったり、一緒に試行錯誤できるような存在になっていければ嬉しいです。
この記事を書いたライター
フクモトカナ
広島在住のもうすぐ50代。現在は主にWebライターとSNS運用のお仕事をしています。子育て中の2014年に販売の仕事をしつつ、Webライターのお仕事を始めました。所属企業のオウンドメディアの執筆などもした後、2023年11月よりフリーランスに。自分...