文字単価1円のテストライティングを発見!
副業でアフィリエイトブログに挑戦するも全く稼げず、即金性を求めてライターに転身した私。SEOライティングを学んで、意気揚々と営業活動をスタート!
でもライターの営業は、応募したらすぐ結果がわかるものではありません。
クラウドソーシングの場合は、何人もいる応募者に勝ち抜いて案件に採用されないとテストライティングすら受けさせてもらえません。
フリーランスエージェントやマッチングサイトでは、簡単なテストライティングに合格してライター登録できたとしても、応募できる案件がなかったり、クライアントからお声がかかるまでは待ち状態だったり、そんな状態が続きます。
このようなライター登録のためのテストライティングは、簡易的なこともあり無償の場合が多いです。
まだ本格的にライターのお仕事をしたことがなかった私は、とにかく実際の案件をやりたいという思いが募るばかり。
そんな時、あるプラットフォームでライター登録のためのテストライティング案件を発見!これまで応募していない人なら誰でも挑戦できるというものでした(プロフィールの提示は必須)。
応募要項には「本来は2円のお仕事です、そのつもりでやってください」と書かれており、しっかりとした仕事だと確信しました。
そして文字単価は1円!これまで見たテストライティングとは違っていました。
案件にすぐに取りかかることができ、かつ、報酬ももらえるということで、即、申込みボタンをクリック!アフィリエイトブログとの即金性の違いにクラクラしたのを覚えています。
レギュレーションの量に圧倒されたテストライティング!
このあまり見かけないテストライティングの気になる内容を紹介します。
テストライティングの内容は?
案件の内容は、以下のような内容でした。
- 初めての人ならすぐに受けられる
- キーワードはIT系の資格名(初めて聞いた資格)
- かんたんな構成の提示あり
- 文字単価は1円
- 2,000文字程度
- 納期は1週間
- 画像3枚を選定
- 原稿はドキュメントで提出
- フィードバックのみ(修正指示はなし)
- レギュレーション資料一式提供
判定基準は「ユーザが読みやすい文章か?レギュレーションを守っているか?」などが設定され、基準に満たない場合は、登録ライターにはなれないルール。
レギュレーション資料として、レギュレーションシート、表記ルール、画像選定手順書、サンプル記事が提供されました。どれも私にとっては初めて見るドキュメントばかり!
レギュレーションはとても細かく、表記ルールはなんと300件!印刷すると7ページにも渡りました。老舗のプラットフォームだったので、これまで積み重ねてこられたものの大きさを感じました。
とはいえ、大量の資料を目の前にして「はたして私にできるのだろうか?」と途方に暮れたのも事実。でも、今まで1歩も進めていない現状を打破できるとの期待の方が勝っていたと思います。
テストライティングに挑んだ感想は?
本格的なレギュレーションを見たときの感想は、
- これまで記事を見ても気づかなかったけど、こんなこだわりがあるんだ!
- 文字サイズや余白、見出しの書き方など、細かい指定がたくさん!
- 参考サイトのURLはこんなふうにコメントするのか!
- ヒラキ/トジとはこういうことか!
超初心者の感想で恥ずかしい…。
実は、こちらの案件には「表記ルールに違反している可能性のある箇所」がわかる画期的(?)なチェックツールが提供されていました。
慣れている人であればチェックツールをかけて終わりかもしれません。でも、私はレギュレーションに書かれている内容を理解して知識にしたいと思い、しっかり読み込んで執筆しました。
画像の選定方法にも細かな指定があり、指示に従ってひとつずつ対応し、納期前に納品完了。
結果は…無事合格!
ほんの小さな1歩でしたが、私のライターとしての確実な1歩であり、思い出深い初仕事となりました!
このテストライティングの経験が自信となりました!
このテストライティングでの経験が、その後の仕事の土台になっています。
レギュレーションの対応方法、画像選定方法やルール、ドキュメントの扱い方など、全部この初仕事で初めて経験させていただいたことばかり。アフィリエイトブログではWordPressに直接書き込んでいたため、ドキュメントの「提案モード」なんて全く知らなかったです。
そして、大量のレギュレーションに圧倒されつつも、内容を理解しようと努力したこと、記事納品までやり遂げられたこと、その結果、ディレクターから「レギュレーションがしっかり守れていました」とのフィードバックをいただいたことは、この後もライターをやっていけるという自信になりました。
今では新しいクライアントの案件を行う時には、まずレギュレーションを印刷して手元に持つようにしています。いつでも参照してメモを取れるように印刷は欠かせません。特に複数のクライアントで差異がある部分については、印をつけて間違いなく対応できるようにしています。全く逆のルールが設定されていることもあるので、要チェック!
レギュレーションでは、それぞれのクライアントの考えやこだわりを感じられるのも面白いポイント。各クライアントのレギュレーションを綴ったファイルは、今では私のコレクションとなっています。レギュレーションコレクターです!
このようにレギュレーションに興味を持ったのは、超絶細かいレギュレーションの初仕事のおかげだと思います。
そしてなんといっても初報酬!口座に入金を確認できた時は、めちゃくちゃうれしかったです!アフィリエイトブログのASP管理画面では、ずーっと米粒のような0が並んでいる光景でしたから。それに比べると夢のようです。
実りのあるテストライティングに挑戦しよう!
今回は私の初仕事・初報酬となったテストライティングについて、レギュレーションを中心にお話させていただきました。
初心者の方には「やったあとに何かが得られる」テストライティング案件にぜひめぐり会って挑戦してほしいです。
- ライターのお仕事を一通り経験できる
- レギュレーションが学べる
- 適正な報酬がもらえる(最低でも本採用の半分)
- 今後お仕事をもらえる可能性がある
レギュレーションは一定の品質を保つために考えられている施策です。初心者のうちはその力を借りましょう。
あるクライアントのレギュレーションをしっかり理解し実践できたら、次に違うクライアントのレギュレーションを経験してみるのもおすすめ!次第に「ここが前のクライアントと違う」とピンとくるようになってきます。
ただし、私のように時間をかけてレギュレーションを読み込む作業を毎回やっていると、時間がいくらあっても足りません。自分にぴったり合うクライアントに出会えたら、継続案件をもらえるように意識して努力しましょう。
逃がさないぞ!という意気込みで!継続となればレギュレーションはある程度頭に入っているので、結果として案件に費やす時間を短縮できます。
レギュレーションコレクターではなく、レギュレーションマスターを目指しましょう!
さらに、レギュレーションを完璧に守った上で、自分らしい表現ができると最高ですね!きっとクライアントからも重宝されるライターになれますよ。
みなさんの初仕事が素敵なものになりますように!
この記事を書いたライター
夏目薫
副業Webライター。前職はSEで28年間の経歴。PJ完了後にお客様がくれる「ありがとう」が原動力でした。時間に縛られない生き方を求めて、2023年よりブログ副業を開始。今は読者の悩みを解決して「ありがとう」がもらえる記事を書きたいとライター...