実は、何となく「書く」ことを仕事にしたいと思っていた

実は、何となく「書く」ことを仕事にしたいと思っていた

「書く」ことを仕事にするために購入した愛機、MacBook Air。キャンプにも持っていきます

ーーまず、松尾さんの経歴を教えてください。

松尾:大学を卒業後、ブライダル業界に就職し、30年間ずっと人事の仕事をしてきました。ライターになったのは2022年の1月です。自分ではあまり実感がないのですが、ライター仲間からは「珍しい経歴ですね」とよく言われます(笑)。

ーー最初から人事をやりたいと思って就職したのですか?

松尾:いえ、最初は営業として入社しました。営業として研修を受けたのですが、自分には営業は向いていないと感じたので、やめようと思ったんです。研修期間は1か月間の予定でしたが、すでに2週間目には合わないと感じましたね。

そこで、上司に退職したいと伝えると「じゃあ、人事をやってみるか?」と言われて、その日のうちに部署異動になったのがきっかけです。

ーーライターに転身したきっかけは何ですか?

松尾:実は2021年に新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、職を失いまして…。

もちろん、会社員として再就職も考えましたよ。ただ、県外に住む両親も高齢なので、いつでも戻れるような状況で働きたいと考え始めていた時期でもありました。それもあって、将来はフリーランスとして仕事をしたいと思っていたので、良いタイミングだったのかもしれません。

ーー退職後、すぐにライターになったのですか?

松尾:退職した翌日から始めましたね。朝起きてMacBookをポチって、書店に行ってライターに関する書籍を買いました(笑)。

在職中から、YouTubeでWebライターの存在を知り「ライターは自分に向いているかも」と感じていたんです。ライターなら仕事をする場所も選ばないし、自分の理想とする働き方だなと。まさか、本当にやることになるとは思いませんでしたけどね(笑)。

ーーライターになってから仕事は順調でしたか?

松尾:いえ、全然です(笑)。いくら文章を書くことが好きだとは言え、素人ですからね。そう簡単にはいきませんよ。

クラウドソーシングで応募しても採用されなくて…これは、しっかり基礎を学ばなければダメだと思ったんです。それからスクールに入ったり講座を受けたりして、初めての仕事はライターを始めてから3か月目でした。

ーー普段は経験を活かした人事系の記事を書くことが多いのですか?

松尾:そうですね、得意分野なので割合は高いですね。あと、金融系の記事も書いてます。実は、人事の仕事をしながら資格をとって、会社に内緒でFP(ファイナンシャルプランナー)として副業していたことがあるんです。初めて話しますが、もう時効ですね(笑)。

ライターになって大きく変わったライフスタイル

ライターになって大きく変わったライフスタイル

ーーライターになって生活に変化がありましたか?

松尾:一番は時間ですね。会社員の時は、残業も多く遠方に通勤していたので、時間が自由に使えるようになったのは大きいですね。

会社員の頃は、家に帰って寝るだけの生活で、休日出勤することも多く「何のための家なんだろう…」と思うこともありました。

しかし、ライターになってからは、当時とは比べものにならないくらい有効に時間を使えています。おかげで趣味も増えました。キャンプが好きでよく行ってます。キャンプ場でコーヒーを飲みながら原稿を書くなんて、もう最高ですよ(笑)。

ーーライターになるにあたってご家族の反応はどうでしたか?

松尾:以前から、自分で何かやりたいと言っていたので、それほど驚きはされませんでしたね。反対されるかなと思っていましたが、むしろ応援してくれています。

おそらく、本心は不安だと感じていると思います。しかし、私自身が一番不安だと理解してくれているので、あえて前向きな言葉をかけてくれたのかもしれません。本当にありがたいですね。その分、責任を感じます。

ーー他にも変化したことがありますか?

松尾:健康に気をつけるようになりましたね。会社員は、休んでも誰かが代わりにやってくれます。休みが長びいたとしても、有給休暇を使えば収入が減ることはありません。

しかし、個人で仕事をする場合は、代わりがいないので休んでしまうとお客様に多大な迷惑をかけることになります。当然、収入もありません。なので、会社員の時よりも今のほうが健康的な生活をしています。毎朝のジョギングは欠かせませんね。

ーーライターになって自分の理想のライフスタイルに近づけていますか?

松尾:そうですね。会社員の時にくらべて、働く時間や場所が自由になり、ストレスもなくなりました。好きなキャンプも楽しめてます。

ただ、理想にはまだまだ遠いですね。実は夫婦で世界中を旅しながら各地で記事を書くのが夢でして…いつか、そんな生活がしたいですね(笑)。

ライターはライフワーク

ライターはライフワーク

ーー今後、書きたいジャンルなどはありますか?

松尾:キャンプやマラソンが趣味なので、趣味についての記事も書きたいですね。スポーツジャンルもやりたいです。今はビジネス系の堅い記事が多いので、読む人をワクワクさせる記事を書きたいなと思っています。何よりも自分の趣味について書くのは楽しいじゃないですか。

ーーライターとして今後どうしていきたいですか?

松尾:やりたいことはたくさんあるのですが、究極の夢はいつか自分の本を出してみたいですね

これまで、本を読んで心を動かされたことや、考え方が変わるなど多くの影響を与えてもらいました。それもあって、自分もいつかは誰かの心に響くような本を書きたいなと思ってます。残念ながら、まだその器ではないかな…。

ーー最後に、松尾さんにとって「ライター」とは何ですか?

松尾:私にとって、ライターは「ライフワーク」ですね。ライターになって一番感じたことは「人との出会い」です。会社員の時よりもいろんな方にお会いできて、中には一緒にキャンプに誘っていただく方もいます。

仕事を通じて趣味も広がり、そこからさらにお仕事や人脈が増えていくのが楽しくてしかたないです。もはや、ライター以外の人生は考えられません(笑)。私にとってライターは天職ですね。

今後も、みなさんに楽しんで読んでいただける記事を書いていこうと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

松尾隆弘

ブライダル業界・ホテル業界・小売業界の人事を経てフリーライターへ。「文章で心を動かす」をモットーに、読者をワクワクさせる文章が得意です。ビジネス記事からエンタメまで幅広く執筆しています。座右の銘は「人生に失敗など存在しない」。...

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