5足の草鞋!現在の私の働き方について

5足の草鞋!現在の私の働き方について

まず、私が何をしている人なのか、簡単に自己紹介させていただきます。

私Harukaは、5つの職種を掛け持っているフリーランサーです。

1.ライター(Webライター・取材ライター)

2.プロジェクトマネージャー(メディア運用方針策定・チームマネジメントなど)

3.スーパーバイザー(プロジェクト進捗管理・カスタマーサポートなど)

4.翻訳者

5.英語コンサルタント


稼働量が多い順番に書きました。現状ライターの比重がいただいているお金・割いている時間の両方の点で最も大きいです。

そもそも私が5足の草鞋を履くことになったのは、安定を求めた結果です。

私は正社員時代から副業ライターとして活動しており、フリーランスになると決めた時に、お世話になっているディレクターさんに働き方についてご相談しました。

その方は、私と同い年にして会社経営をしながらディレクターなどとしても活躍されており、「雇われない働き方」の経験値が圧倒的だったので、色々とアドバイスをいただきました。中でも印象に残ったアドバイスが、「経済的に安心できるように、金銭面で軸となる大きな案件を数件持っておくと良い」というものです。

私は、現在香港出身の外国人母と二人暮らしをしているのですが、母はすでに高齢なこともあり収入はゼロ。そのため母の生活費や家賃など諸々含めた一家の生活資金はすべて私の収入から捻出しており、いわば大黒柱を担っています。

そんな背景もあり、仕事の「やりがい」はもちろん大事にしている一方で、仕事を通して得られる「お金」も同じくらい重要視しています。

フリーランス駆け出しの頃は常に収入が不安で、「仕事がなくなってご飯が食べられなくなったらどうしよう」という恐怖からとにかくライター仕事を受けまくっていました。

がむしゃらにがんばった甲斐あって正社員時代よりも収入自体は増えたものの、稼働時間は毎月250時間超え。通常の企業であれば時間外労働の上限規制違反、過労死ラインを超える可能性もある相当ブラックな働き方です。

睡眠はそれなりに取っていて、月に1〜2回は友人と出かけるなど息抜きもできていたので、辛いとは思っていませんでしたが、持続可能な働き方でないことには当然気づいていました。

「そろそろ働き方改革をしなくては」と思っていた折に、ひょんなご縁からライター以外の仕事のオファーが舞い込んできたのです。

「せっかくなんでも挑戦できるフリーランスになったんだから、とりあえず若いうちになんでもやってやる!」と、迷う間もなくすべてにYESと答え、今の働き方になりました。

現在は、トータルの収入を鑑みつつライター仕事を少しセーブし、全体の稼働量が月200時間前後になるようにコントロールしています。

月200時間稼働だと、まったく仕事をしない日は月に数日作れるかどうかという具合ですが、極端に深夜までパソコンと睨めっこし続けなくてはならないという日はほとんどないぐらいの程よい塩梅です。

フリーランスおよびライターになった詳しい経緯などは、以前Mojiギルドで書かせていただいた以下の記事


で語っているので、こちらも併せてご覧いただけたら大変嬉しく思います。

ライターとして叶えたい夢

ライターとして叶えたい夢

さて、今回の本題はライターとして叶えたい夢。

正直なところ、このまま諸々のお仕事が今後も順調に進んでいけば、ライターを続けなくてもご飯が食べられるぐらいのラインまで来ました。

それでも私はライターを続けていますし、きっとこれからも続けます。続けたいと思っています。

その理由は、私はライターという仕事を通して、自分が素敵だと感じたものをできるだけ多くの人に伝えたいからです。

私は、自分のことを「オタクライター」と称するほど、熱狂的に好きなものや推しがたくさんいます。私が多くの存在に惹かれるのは、この世界に素敵なものがたくさんあるからです。それが一部の界隈で留まってしまうのは、あまりにも惜しい

だからこそ、「一人でも多くの人がこのコンテンツの魅力に気づきますように」ということを記事を書く時に1番意識しています。

例えば、私はeスポーツイベントの取材に行くことが多いのですが、毎回来場者や運営の方から熱のこもった「オタク語り」を聞かせていただき、それを記事にしています。記事を作っていく中で新たな推しが増えることも少なくありません。

そして記事を書く時は、「私の記事を読んで、このコンテンツにたくさんの人が沼ってしまえ!」という念を込めて制作しています。

そんな私が最終的に到達したいのは、「社会現象を起こせるほど影響力を持ったライター」です。

具体的なロールモデルが明確にあるわけではないのですが、歌人の俵 万智さんをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

俵さんによる第1歌集『サラダ記念日』。

7月6日になるとふと思い出す方も少なくないでしょう。本歌集に挟まれた愛読者カードを通じて、約4万人から20万首もの歌が寄せられ、翌年には読者から寄せられた歌を元に『わたくしたちのサラダ記念日』が出版されるほど大ヒットしました。

中には、本作品をきっかけに人生で初めて歌を詠み、愛読者カードを書いた方もいるでしょう。

文章の力でこれだけ多くの人の心を動かせる代表格とも言える、物書きを生業とするお方です。

いずれ私もこれくらいの影響力を持ちたいと思っています。それは、私利私欲のため、私自身が有名になりたいというよりは、「私の力で誰か/何かを人気者にしたい」という気持ちからです。

私はこれまでさまざまなコンテンツに人生を救ってもらったと感じています。いつか何らかの形でそのコンテンツに恩返しをしたい、そして私のように救われる人が一人でも増えて欲しい、それこそが私が影響力をつけたい理由です。

影響力をつけるというのは少し漠然としているので、もう少し短期的な目標として具体的に落とし込むと、「Harukaさんに書いて欲しい」と言われるライターですかね。今の私は、まだまだ代替可能なライターです。

もちろん私にしか書けない文章を意識して書いていますが、実際そんなことはないでしょう。私が断ったら断ったで、別のライターさんへ同じ依頼が飛ぶだけ。

まぁ、スティーブ・ジョブズが亡くなった後も新作iPhoneが絶えず出続けているように、本当の意味で代替不可能な存在などこの世にはいないのかもしれません。むしろ一人に何かを依存しすぎている状態は不健全ですしね。

でも、「この記事はHarukaさんにしか書けないから、ぜひ依頼したい」とご指名をいただけるようになってこそ、一人前のライターだと思うので、今はとりあえずそこを目指しています。

夢のために現在努力していること

夢のために現在努力していること

最後に、私が夢のために現在努力していることについてお話しします。

夢を叶えることをものすごく意識して行っているわけではないのですが、いつか何かにつながればいいなと、毎日少しずつがんばっています。

外国語の勉強

私は母語である日本語以外に、レベルの差はありますが、広東語・英語・中国語・韓国語を習得しています。

しかし、現状どの言語も「母語と同等の水準」で運用できるとは言い難い状態です。そのため、英語を中心に、その他の言語にも磨きをかけられるように勉強を続けています。

私が言語習得にこだわるのは、単純に扱える言語が増えれば、それだけリーチできる人の数が増えるからです。

日本語を母語とする人の数が約1億2,500万人なのに対して、第二言語や外国語として英語を使っている人は約11億人で世界第1位。

参照:日本語を使ってさまざまな人とコミュニケーションを!(京都産業大学)

単純に、英語を習得することで、日本語しか話せない状態よりも10億人も多くの人とコミュニケーションを取れるチャンスが広がるということです。つまりは、自分が力をつけた時に影響を与えられる範囲が広がります。

今のところ自分から外国語で発信する機会はあまりないですが、日本語以外の言語が扱えることで、収集できる情報の幅が広くなっている感覚はあります。

ちなみに、私が英語コンサルタントをやっているのも、多くの人にチャンスを広げてほしいという理由からです。一人でも多くの日本の方に、世界へ羽ばたいてほしいという気持ちから、自身も英語力を日々磨き続けていますし、クライアント様の英語力向上のために尽力しています。

なんでもやってみる

これを努力と言っていいのかやや怪しいですが、フラットにとりあえずやってみる精神を大事にしています。

例えば、いただいたお仕事が少し難しそうだと感じても、基本的にはお断りしません。やり遂げるのは大変かもしれませんが、どんなお仕事でも必ず何かしらの学びがあるはずなので、特に「やったことない」案件ほど挑戦しています。

一度受けてみることで、今後受けるべきかどうかも判断できますし、自分の得意・不得意の棚卸しが改めてできるので、結構おすすめです。

プライベートでいうと、興味があまり湧かない類のお誘いであっても、時間が許す限り足を運ぶようにしています。最近は、芸術に明るい友人と一緒にモネの展覧会に行きました。

「PCやスマホで有名な作品を検索できる今、生で絵画を見る意味が果たしてあるのか」と、鑑賞前は懐疑的だったのですが、油絵は見る距離によって見え方が全然違うということを体感し、美術館で絵を生で見る面白さが少しわかったような気がします。

きっとこの楽しさを友人に伝えられたとしてもあくまでもそれは単なる「知識」でしかなく、実際に現地に赴いたことで、「体験」として新たな学びが得られて大変有意義でした。

こんな具合に、普段見ないジャンルの映画、数曲しか聞いたことないアーティストのライブ、自分では選ばないレストランなどに誘ってもらった時には、良いチャンスだと断らないようにしています。

ちなみに、本見出しのトップ画像として使用していた「鴨」のお料理の写真。

なぜ突然鴨なのかと違和感を覚えた方もいるかもしれませんが、実はこれも最近の新たな「学び」です。

先日、お世話になっている方にお蕎麦屋さんにご飯に連れて行っていただいた際に、食べ物を美味しく見せる写真の撮り方を教えていただき、撮影した写真です。

「写真を撮る時は、構図や目立たせたい要素を意識するのが良いです。例えばこの鴨であれば、照りを際立たせると良いかもしれません」というアドバイスのもと、お皿とカメラをできるだけ平行に、そして手前の鴨にフォーカスを当てて撮影しました。

我ながらシズル感溢れる美味しそうな写真が撮れたのではないかと満足しています。こうやって日常の会話や普段の生活の中でも新しい学びはたくさん見つけられるので、常にアンテナを張っています。

仕事でもプライベートでも視野を広げることで、ライターとしてより豊かな文章が書けるようになりますし、引き出しを増やすためにも習慣づけている努力の1つです。

ただ、私の経験上、あまり興味が湧かない飲み会は結局時間を無駄にしたと後悔することが多いので、そういった誘いは断って、代わりに気が置けない友人と飲みに行った方が良いでしょう。

自分が嫌いにならない自分でいられる選択肢を取る

先の「なんでもやってみる」が対外的な選択のスタンスだとして、今度は自分自身に関する選択の話です。

例えば、「今日ジムに行くのをサボっちゃおうかな…」というように、自分に課した義務をスキップしてしまおうか悩むことが誰しもあるでしょう。私はこういう時に「どう選択すれば自分が自分を好きになれるかな」と一旦考える癖をつけています。

こんな話をすると、私はあらゆることをサボらない超人なのかと思われてしまいそうですが、サボる時はサボります。人間だもの。

ただ、妥協点を見つけて、必ず自分が納得した上で「サボる」という選択肢を取るようにしています。

こう考えるようになったのは、前職で会社に所属して英語コンサルタントをやっていた時に、社内で受けていたキャリア・メンタルコーチングがきっかけです。これは、週に一度、自分が今抱えている悩みや問題に対して、コーチと一緒に解決策や方針を考えていくというセッションです。

その中で、「何かをサボってしまった時の罪悪感がすごい。これは絶対にサボらないことでしか解決できないのか」といった相談をしたことがあります。

その時にコーチから言われた言葉が、今でも印象に残っています。

「サボるのもサボらないのもあなたが取った選択。自分の選択には責任を持たなくてはいけない。サボったことを後悔するというのは、自分の責任を果たせていないということ。サボってもいいけどそれに納得するべきだ」

というようなアドバイスを受けました。このセッション以降、私は自分の選択肢に責任を持つということを意識しています。

例えば、「ジムに行かない」という選択をした場合、「今日は疲れてしまったから行かないけど、その代わり明日絶対に行く」「ジムに行かない代わりに今日は早く寝て自分の体を休める」というように、ジムに行かない正当な理由または自分との約束を立て、それを実行しています。

その時の判断軸が、「自分が自分を嫌いにならないようにするためにはどうしたら良いか」という考え方です。

「ジムに行かない」選択をした自分が許せない感じであれば、ありったけの気力を振り絞り何がなんでもジムに行きます。

「今日ジムに行って睡眠時間を犠牲にしたら、明日の自分が今日の自分を恨みそうだ」と感じたら、一旦今日はジムに行くのをやめます。

こんな感じで、自分と対話しながら、今の自分にとってベストな選択肢を選ぶ努力をすることで、毎日ちょっとずつ自分のレベル上げになればいいなという思いから始めました。

さて、いかがだったでしょうか。

着実に、一歩ずつでも、自分の影響力を高めるために、私は今日も明日もこれからもライターとして精進しつづけていきます。私の夢の話を読んでくださったあなたに、なんらかの影響を与えられていますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたライター

執筆者

Haruka Matsunaga

おしゃべりが止まらない5か国語話者ライター。二次元にも三次元にも推しがとにかく多すぎるオタク。素敵なものや自分の好きなものをとにかくたくさんの人に広めたいという気持ちが執筆のモチベーションです。ペンは剣より強し、言葉の力を信じて...

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