プロフィールについて教えてください
東京生まれ東京育ち、香港・台湾・日本ミックスのHarukaと申します。母が香港人、父が台湾と日本のミックスです。そんなバックグラウンドもあり、日本語・広東語・英語・中国語(北京語)・韓国語ができます。
新卒で英語コーチングの会社に就職し、3年ほど英語コンサルタントとして働いていました。その後転職して、SEOコンサルタントにチャレンジしたんですが、所属した会社の環境が自分に合わず…。
4年前に父が亡くなった時から、ストレスでバセドウ病という甲状腺疾患を患っているのですが、落ち着いていた症状が仕事のストレスで悪化してしまったんです。そんなこともあり、転職後2か月ほどでその会社はやめてしまいました。
その後再就職も考えたのですが、また周りの環境に振り回されて体を壊すぐらいなら、自分の力でお金を稼ぎたいと決心し、今はフリーランスで働いています。
現在はライター業がメインですが、英語コーチング事業もゆくゆくはまたやりたいと考えているので、そこに向けて語学や心理学の勉強をがんばっているところです。
ライターをめざしたきっかけはなんですか?
英語コンサルタント時代に、コンサルティング業と並行して社内のオウンドメディアでライティングを始めたのがきっかけです。
コンサルティング業務にも慣れてきて、何か新しいことに挑戦してみたいと思っていた時に、ちょうどライターの社内公募が舞い込んできて。幼い頃から文章を読むのも書くのも好きで、社会人になってからは終業後に書く社内日報が毎日の楽しみだったんです。
せっかくなら私が書いた文章を社外の人にも読んでほしい、そしてもっと成長するために何かを始めたいと思い立ち、公募に手を上げたところライターを担当させてもらえることになりました。
ライターとして活動し始めてからしばらく経った頃、友人と食事に行った際に「自分の会社でライティングの仕事を手伝ってほしい」と頼まれまして。そこから副業ライターデビューしました。また、この友人から一緒にブログをやろうと誘われて、1年半ほど推し活情報ブログの運営もしています。
会社でのライティングはそのまま普段のお給料に反映されてしまうので実感が湧かなかったですが、副業で初めて報酬をいただいた時、ブログで初めて収益が出た時はとても嬉しかったです。「自分のスキルに対してお金をいただいている」という実感が湧き、もっとライティング力を磨きたいと思いました。
その後、友人の会社の共同創業者の方からも「自分が携わっている別会社の事業にまつわるライティングをしてほしい」とご依頼いただくなどして、どんどん受けるお仕事の幅が広がりました。
現在フリーになってからは、副業時代から関わりがあるクライアント様からの依頼に加え、主にXで案件を見つけています。他にも、自分が興味のあるジャンルのメディアを色々と調べて、ライター募集を行っていればサイトから直接応募しています。
私は自分を「雑食おたく」と称しているんですが、文字通りとにかく興味の幅が広く深いんです。そんな性格もあり、色々と勉強しながら、ビジネス系やエンタメ系など、さまざまなジャンルの記事を執筆してきました。
お仕事を受ける時には、執筆ジャンルよりも、「こだわり」「信念」「美学」を持っているクライアント様かどうかを重視しています。私自身、自分の言葉や行動にこだわりが強い方なので、同じように自分なりの美学がある方と良いものを作りたいと考えているためです。
独立して間もないということもあり、雇われ時代よりもまだ収入は低いですが、ゆくゆくは英語コーチング事業とライターの2つの柱で収入を安定させるのが当面の目標です。
余談ですが、フリーになって自分の力で生きていくと決意した時に、勝負の意味も込めて髪の毛を赤く染めました(笑)。元々派手な格好が好きで、大学時代には色々な髪色を試していたのですが、会社に所属しているとどうしても好きにできないので。
フリーランスだと髪も服もネイルも自分の好きなようにできるという点は結構気に入ってます。
ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?
自己管理、これに尽きます。特に私はフリーランサーなので、起きる時間はもちろん、勤務時間もすべて自分で決めなくてはなりません。自由と責任は、表裏一体。自分で自分を管理することは、楽しい反面で辛いことも多いです。
好きな時間に起きて、好きな時間に寝れる。いつでもどこでも好きな時間に働ける。一見すると最高ですが、辛いこともあります。
四六時中仕事のことが頭から離れない。退勤時間がないので、終わりがない。お金に関しては自分のがんばり次第で青天井な一方で、収入が毎月変動するので、心配が尽きない。
「明日私が動けなくなったら、生活ができなくなってしまう…」とネガティブになることも正直多いです。
とにかく不安に苛まれて眠れず、何かしていないと落ち着かないので、深夜までひたすら執筆してしまうということも少なくないですね。(自分で言うのもなんですが)真面目な人間ほど、「自由」というのはかえってしんどいのかもしれません。
最近は、考えてもキリがないので、とりあえず納期に余裕を持って動くことだけ守っています。仮に明日風邪を引いて作業できなくなったとしても、誰にも迷惑をかけない状態を作る。そこまでできたらあとは無理しない、悩みすぎない。
こんな感じで自分で無理やりにでも線引きをして、できるだけポジティブでいられるように意識しています。
きつい時はどんな風に乗り越えましたか?
お酒の力を借りています。…すみません、何の参考にもならない回答で(笑)。
ライター、特にフリーライターにとって辛いことって、多分「先が見えないこと」がほとんどだと思います。今いただいているお仕事を来月も同じようにいただけるかはわからない。
不確定要素がとても大きいんです。だからこそ常に不安がつきまとう。でも、この問題って、言ってしまえば考えても仕方がないんです。答えがあるわけでもないし、すぐに解決できることでもない。
となると、情動焦点型コーピングとして、一旦現実逃避するしか術はないわけで…(笑)。
あとは、友人や母に話を聞いてもらっています。まだ私の周りでは「フリーランサー」として働いている人は少なく、想像しづらい働き方ということもあり、私の仕事や悩みについてみんなに完全に理解してもらえているのかはわからないです。
それでも、辛い心情を吐露すると、日頃がんばっている私を認めて労ってくれるので、みんなと話していると「この人たちを失望させないためにももっとがんばりたい」と活力をもらえます。
また、一度仕事から離れて何気ない会話やアクティビティをしている時にアイディアが浮かぶこともあるので、あえて仕事と関係ないことを思いっきり楽しむというのもやっています。
そういえば、昔から私が好きだったスマホゲームがあるんですが、最近そのゲームに関する取材の仕事を担当させていただくということがありました。
ゲームで遊んでいる時は、正直「時間を無駄にしているな」と罪悪感もあったのですが(笑)。思わぬことが巡り巡ってこのようにお仕事につながったりもするので、ライターにとって「無駄なこと」ってほとんどないのかなと、最近では思うようになりました。
仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?
そもそも私は自分の話を人に聞いてもらうことが大好きなんです。だから、アウトプットを大量にできる点でライティングというお仕事がとても好きです。
私の記事を読んでくれた方のマインドが前向きになったり、なんらかの行動につながったら嬉しいとは思うものの、正直それを実感するのは難しいと思います。
だって「この記事を読んで私の人生が変わりました!」なんて、思ったことありますか。仮にあったとしても、わざわざ筆者にそれを伝える方はごく少数でしょう。
ただ、人からの声は聞けなくても、数字で成果が見えるというのは結構楽しいです。
例えば、運営しているアフィリエイトブログから収益が発生した時には「自分の文章が購入のきっかけになった!」と嬉しくなります。
ライターは孤独です。良くも悪くも。
僭越ながら、その孤独を楽しめる人こそライターに向いているんじゃないかと思います。
ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください
元来私は目立ちたがり屋ということもあり、とにかく私の影響力を高めたいですね。大好きな人たちを守りたい、幸せにしたいという気持ちが強く、それを達成するためにも自分が影響力を持つことが必要だと考えています。
これまで生きてきて、私は多くの人から溢れんばかりの愛情を受けてきたと思っていて。注いでもらったたくさんの愛を今度は私がみんなに返したいんです。
そして、自分が大事にしている人たちだけでなく、彼・彼女らが大切にしている人たちにも幸せになってほしいと思っています。それが結局は自分が大好きな人たちの幸せにつながると思っているので。
そのために私が選んだ手段が「ライティング」です。
「ペンは剣より強し」という言葉がありますよね。私この言葉が大好きなんです。
Mojiギルドの自分のプロフィール文にも書かせていただいています。
人間は、生物の中で唯一「言語」という特徴を付与されています。だからこそ、その特性を活かしたい。そして、幼い頃からさまざまな言語に関わってきたバックグラウンドを私の武器として、言葉の力で大切な存在を守れるようになりたいなと思っています。
自分のブログで推し活について情報発信を行っているのも、この信念に基づいています。私が影響力をつけて、私の言葉が力を持てば、私が発信することが意味を持つ。
そうなれば、私が推しについて発信することが、大好きな推しにとって意味のあることになる。そう信じています。そういった意味も込めて、私は本名で執筆活動を行ってきました。
Mojiギルドは、
「文字」を使い、文章を書くことを仕事とするライターや編集者が、副業やフリーランスとして今以上のキャリアを積み、社会的に正しい評価を得ながら成長することをサポートする
メディア・サービスであるというところに惹かれ、ライター登録させていただきました。
ライターという職業は社会に間違いなく必要な一方で、まだまだ軽視されていたり、何をしているかよくわからないと思われがちです。しかし、私はライターである自分を誇りに思っているので、Mojiギルドでの発信を通してライターの地位向上に少しでも寄与したいと思っています。
また、これからライターを目指していきたいという方に、ライターの実態や裏側なども知っていただけたら嬉しいです。
フリーライターならではの悩みややりがい、多言語話者だからこその言葉へのこだわりなど、自分の強みを活かした私らしい記事を書いていければと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。
この記事を書いたライター
Haruka Matsunaga
おしゃべりが止まらない5か国語話者ライター。二次元にも三次元にも推しがとにかく多すぎるオタク。素敵なものや自分の好きなものをとにかくたくさんの人に広めたいという気持ちが執筆のモチベーションです。ペンは剣より強し、言葉の力を信じて...