職歴を活かしてつかんだ私のライター初仕事
「自分の経験や得意を活かした記事を書きたい」
そう考えていた私のライターの初仕事は、それまでの職歴を活かせる案件でした。
今でこそ専業ライターとして活動していますが、ライターを始めてからしばらくは、ケアマネージャーの仕事とライターを兼業していた私。ケアマネージャーの専門性を活かせる案件にフォーカスを当てて案件探しをしていたのです。
その結果、獲得できた初仕事は介護職専用の転職サイトの案件でした。
初仕事獲得までの道のり
私が初仕事を獲得できたのは、伴走者のおかげです。
ライターを志した当初、執筆のやり方や仕事の取り方・ブランディング・確定申告など、わからないことばかりで不安が募り、思い切ってライター養成講座を受講しました。
参考記事を作るとき、講座の先生から「自分の経験を活かした内容の記事にしてください」と助言をいただき、すぐに頭に浮かんだのが高齢者介護の分野だったのです。
高齢者介護をテーマにした参考記事を仕上げ、いよいよ営業となったとき、再度先生から「自分の経験を活かせる案件を選ぶように」と助言をいただきました。
いくつか案件をピックアップしましたが、ありがたいことに最初に応募した案件に採用していただけたのです。ちなみにクラウドソーシングを利用しました。
何もかも緊張した初仕事の依頼内容
ついに獲得したライターとしての初仕事は、介護職専用の転職サイトでの案件。執筆テーマは「自分のキャリアを通して伝える介護職の魅力」です。
構成は、クライアントが用意してくださってそれに沿って書き進めていけばいいものの、特にレギュレーションはありませんでした。
どうやって書こうか悩んだ私は、クライアントの目的やサイトの雰囲気を知ろうと掲載予定のサイトを確認。同じテーマで書いている他のライターさんの記事を参考にしました。
執筆方法はもちろん、クライアントとのやりとりやクラウドソーシングの使い方まで「ちゃんとできているかな」と、やることなすことすべてが不安。4,000文字を書き上げるのに丸3日もかかってしまいました。
書いてて楽しかった自分の得意分野
緊張と不安の連続だったライターの初仕事で、不安と隣り合わせではありましたが、執筆中はとても楽しかったことを覚えています。
自分の今までの経験と介護への想いを書いていく過程は、とてもワクワクしました。
「アレを書けば介護職を目指す人の参考になるかな」
「コレは転職を考えている人に共感してもらえるかもしれない」
産みの苦しみはありましたが、こんなことを思いながらノリノリで書いていましたね。
「自分の文章が誰かの役に立つとはこういうことなんだ」と、ライターのやりがいを感じた時間でもあったのです。
正直わからなかったクライアントからの評価
何とか書き上げクライアントに提出できて一安心。その後、報酬や新たなご依頼もいただき、初仕事はライターとして幸先のいいスタートが切れたと感じてました。報酬も文字単価1円で、初仕事としてありがたい額をいただきました。
ただ、クライアントが私をどう評価していたかはわかりません。クラウドソーシング内の評価くらいで、記事に対しては特にこれといったフィードバックは何もありませんでした。
あのときは「何も言われなくて良かった」と思ってホッとしましたが、本当にあれで良かったのか、今では初仕事の実際の評価が知りたくてたまりません。
自分だけでは達成できなかった初仕事
楽しいと感じたものの、やっぱり大変だったライターとしての初仕事。もう書けないと何度も思いました。納品した瞬間「やっと終わった!」と達成感と開放感に満ち溢れていたのを覚えています。
今でこそ案件探しから報酬を得るまでの一連の流れを自分1人で行いますが、未経験だったこの頃の私が果たして自分だけでできたのかと考えると、きっと難しかったでしょう。伴走者である講座の先生がいたからこそ、成し遂げられたことです。
特に「自分の経験を活かした記事」の助言には、今でも感謝しています。ライターは自分に見識のないテーマであっても、リサーチして書くのが当たり前。しかし、時間がかかり不安も大きくなりやすい初仕事には、自分の経験を活かせるテーマが適しています。
伴走者からの助言があったからこそ、私は初仕事で楽しく自信を持って書けました。そのおかげで、今もライターを続けられています。
初案件は自分が書いてて楽しい案件を選ぼう
私がライターの初仕事で、産みの苦しみを感じながら楽しさを味わえたのは、自分の経験を活かせる案件だったからです。初仕事で「楽しい」と思えたこの経験がなければ、今の私はいません。
せっかくなら楽しいと思って初仕事に取り組みたいものです。私の場合は職歴でしたが、自分の経験を活かせる案件はたくさんあります。自分の経験に基づいて楽しく書ければ、初仕事で挫折せずにライターを続けられるでしょう。
案件を獲得するのは大変ですが、ライターを続けるためにも、初仕事はぜひ楽しいと思える自分の経験を活かせる案件がおすすめです。
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この記事を書いたライター
竹野はる
猫と運動と家が好きな一児の母。20年近く携わった福祉畑から飛び出して、専業ライターとして活動しています。これまでの経歴から、社会的養護や介護・障害など福祉系全般を中心に、その他のジャンルも幅広く執筆し取材やインタビューにも対応。...