看護師からライターへ!学ぶことから始まった挑戦の日々

看護師からライターへ!学ぶことから始まった挑戦の日々

ーープロフィールについて教えてください。

私は、2023年1月から副業ライターとして活動し、2024年6月にフリーランスとなりました。東京で、家族・猫2匹と暮らしています。

それまでは看護師として、さまざまな形態の場所で働いてきました。大学病院や健診センター、老人施設などで多くの経験を積み、スキルを高めてきたのです。

看護師の仕事は、大変さの中にもやりがいを感じられるものでした。患者さんと話している時間は幸せを感じ、人生について多くの教訓を得られます。仕事を通じて学んだことが、今の自分を支えていると実感しています。

ーーライターを目指したきっかけはなんですか?

看護師の仕事は好きでしたが、人間関係や状況の変化による疲れのほうが好きを上回ってしまいました。1人でも働ける環境に憧れを抱いたことが、ライターを目指したきっかけです。

年齢を重ねるにつれて、仕事のストレスは増加し、看護師として働くモチベーションを保てなくなりました。自分自身の体力にも不安を感じ始め、在宅ワークについて考えるようになります

最初は、事務仕事に関するスキルを身につけようと考えました。けれども事務経験はなく、パソコンを触るのは病院で記録を入力するときくらいです。

エクセルの勉強を始めてみましたが、興味を持てません。文章作成やパソコンでの文字入力が好きだったので、好きを活かしてライターという職業を目指すことに決めました。

ーーライターとしてまず始めたことはなんですか?

ライターとして始めたことは、クラウドソーシングサイトの登録と案件応募です。実績がない状態での採用は難しく、毎日が応募の日々でした。

それでも諦めず試行錯誤し、プロフィールに記載できる資格が必要だと考え、Webライター技能実務士の試験を受験し合格しました。試験対策として200字の文章を書く練習をし、それさえも難しく感じたことを覚えています。

その程度の文章力では、案件受注しても継続的な仕事につながりません。スキルアップの必要性を強く感じ、ライティングを学べるオンラインスクールの受講を決意しました。

ライティングやSEO、セールスライティングなどの学びを深め、なんとか仕事を受注できるようになりました。同じように学ぶ仲間がいることも、多くの面で背中を押してくれたのです。

大変だけど楽しい!ライターという仕事の魅力

大変だけど楽しい!ライターという仕事の魅力

ーー初めての仕事はどのようなものでしたか?

初めて受注した仕事は、資格取得に関する2,500字の記事です。文字単価は0.1円で、Wordファイルでの納品が求められました。採用された嬉しさと初仕事への緊張で、毎日ドキドキしていたことを覚えています。

仕事を始めてみると、納品作業や記事の修正方法など基本的な手順すらもわからないという状況に直面しました。疑問点を調べても情報の正確性に自信が持てず、クライアントさんへ質問の仕方もわからない状況です。戸惑いの連続でしたね。

ーーライターの仕事にやりがいを感じるときはありますか?

未知の世界について知識を深められることは、ライターの魅力だと思います。記事を完成させて納品するときの達成感も、今まで味わったことのない喜びです。

さまざまなジャンルの仕事が成長につながると思い、今まで触れなかった分野の案件にも挑戦しています。調べていくうちに興味が湧き、難しさと楽しさを感じながら作業しています。人生は、経験してみなければわからないと実感しましたね。

当初、ライターの仕事は単に文章を書くだけだと思っていました。実際には、パソコンを使いこなすスキルなど身につけるべき能力が数多くあります。

わからないことを調べて解決する姿勢は、どのような仕事にも共通します。正しい情報を見極めたり深掘りしたりして、今後もリサーチ力を高め続けていきたいです。

ライターとしてのキャリアをスタートさせた頃に比べると、できることは着実に増えています。学びたいと思う心や自分の成長を感じられるのは、新しい挑戦のおかげです。

ーーライターの仕事をしていて悩むことはありますか?

ライターとして、以下の2点については常に悩みを抱えています。

1. 不安定な収入

2. 自身の能力不足


副業としてライターをしていた頃は、安定した本業の収入がありました。ライターの仕事に専念するため、フリーランスになってからは、収入面において不安ばかりです。

想定数の案件を受注できていなかったり、案件を獲得できたとしても文字単価が低かったりと、現状では記事を書いても十分な収入が得られません。それでもライターを始めた当初、月に数百円しか稼げなかった頃を思えば、今の状況には感謝の気持ちでいっぱいです。

最近は継続的な依頼がいただけるようになり、毎月安定して記事を執筆できる状態になりました。しかし、執筆スピードや語彙力の不足で求められる記事を書けずに悩むこともあり、もどかしさを感じます。

課題に直面することは多々ありますが、読書や指摘事項の振り返りに取り組みながら乗り越えていきます。今後も将来への不安は消えないでしょう。少しずつ増えている収入を喜びつつ、ライターとして働く楽しさを大切にしていきたいです。

ライターとしての目標に向かって一歩ずつ進む勇気

ライターとしての目標に向かって一歩ずつ進む勇気

ーー現在のライフスタイルを教えてください。

私の1日は、愛猫たちに起こされることから始まります。暗いうちから執筆を始める日も珍しくありません。子どもを学校に送り出したあとは家事をこなし、残りの時間を記事作成にあてています。

執筆に集中していると時間があっという間に過ぎていくので、気がつけば午後になっていることも日常茶飯事です。疲れたら猫吸いで癒されていますね(笑)。

ライターの大きなメリットは、自分で働く時間を調整できることです。買い物に行ったり掃除をしたりしながら柔軟に仕事を進められる点は、とてもありがたいです。以前の看護師時代に比べると、時間をより細かく効率的に使えていると思います。

現在は、私の強みを活かせる介護関連の記事が依頼の中心です。長年医療に携わった経験が、病気や介護に関する記事執筆に役立っています。また、スキルアップのためにさまざまなジャンルの記事にも挑戦しています。

ーー今後の目標を教えてください。

今後の目標は、以下の3つです。

1. ライターとして安定した収入を得る

2. 自己研鑽に努め、読者の心に響く記事を書けるようになる

3. 取材ライターになる


オンラインスクールを受講して、ベテランライターも常に学び続けていると知りました。自分自身をアップデートし続けることが、価値ある記事を届けるために必要だと学んだのです。

記事の質を高められるように、これからも努力を続けていきます。クライアントから選ばれるライターになり、読者の心に深く響く記事を書けるようになることが、当面の目標です。

将来的には取材ライターとして、子どもや猫のために尽力している人の姿を読者に届けたいと思います。誰かの幸せを守るために努力している人々を、言葉の力で応援することが私の夢です。

ーーライターを目指す人に何を伝えたいですか?

ライターになりたいという気持ちを大切にして、行動してください。最初は応募する勇気を持てないでしょう。しかし、応募して仕事を獲得しなければ経験も積めません。

私も初めはそうでした。「自分にできるだろうか」「迷惑かけたらどうしよう」と不安が先行し、応募することが怖かったです。小さな一歩でも、踏み出せば力になります。伝えたいという想いを忘れずに、成果が出なくても諦めずに行動することを続けてほしいと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

佐藤みな

元看護師のフリーライターです。書くことが楽しくて、医療・介護に限らず、さまざまなジャンルに挑戦中。直近の目標は、読者の心に響く記事が書けるようになること!将来は取材ライターになって、猫と子どもを守る人について執筆したいです。

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