ライター名が“レトロな新型”とはどういう意味ですか?

ライター名がレトロな新型とはどういう意味ですか?

はじめまして!50代半ばでライターになりました、レトロ新型のTomです。

レトロで新型となると、真逆のイメージを持たれると思いますよね(笑)。

昭和生まれのいい歳をしたオジサンなのでレトロ。だけど、若くて成功している方の考え方を見習って更新していきたいから新型

つまり、見た目や姿は昭和レトロなおじさんですが、スキルやライティングなどの仕事術は、若い方で成功している方の思考をどんどん取り入れることを心がけています。

そういった意味で、若い方のスペックに喰らいついていこうとする思考なのですが、その実態はただの古いおじさんですよ、という意味です(笑)。

なぜこの名前にしようと思ったのですか?

この突飛な名前にしたのは人生経験重視をお求めのクライアントにピンとくるようなキャッチーさを意識したからです。

外見と年齢は多少の努力で少し変えることができても、根本の改善は難しいことです。

そんな自分でも唯一、意図的に変えることができるのは「考え方や取り入れ方」です。

業務委託でライターさんを募集している企業を最近よく見かけますが、募集要項を見ると、多くの企業が「30代が活躍」「若い方のキャリア育成のために」などとなっています。

これは一般の社会でも同じだと思いますが、本質としてこの歳になると「応募での年齢制限」が問答無用で足切りの基準となっているのが、社会の実情です。

企業がなぜ年齢制限を設けるのかと言いますと、その理由はきっと「年齢が高い人は個人的な経験が多いため、経験則に凝り固まっていることが多く、弊社のレギュレーションやコンセプトが理解できない可能性が高いだろう」と予測しているからだと思います。

しかしその一方で、ライティングという業務については「とにかく人生経験豊富な人材」を求める企業もいらっしゃいます。

そこで、意外性や希少性がアピールでき、星の数ほど多いライターの中から興味を持っていただけることを意識して、あえてこんな名前にしました。

これまでの人生の経歴や業務経験をお聞かせください

これまでの人生の経歴や業務経験をお聞かせください。

40代前半まで、普通に会社員として、建築の住宅系の現場監督に従事していました。

元々、九州の片田舎で個人商店を経営する両親のもとで育ち、商売というものに触れる機会が多かったため、商業高校を卒業後、20代半ばまで地元の小さな会計事務所に勤務していました。

そこから異業種の建設業に転職し、住宅の現場監督として40代まで会社員として勤めていました。

40代からはフリーランスとして自営業に転身し、便利屋や中型トラックドライバーなど、自分がやりたいと思ったことを自由にやってきました。

そこから「業務委託」という生き方に縁があり、サラリーマンとは違う生き方を知ってから、自由気ままに生きることが本当に楽しい、と感じるようになりました。

現在、どんなライティング案件を請けているのですか?

本職のライターとしては、まだまだ駆け出しの段階ですので、現在は1社とだけお付き合いさせていただいており、主に「害虫駆除系」のSEOライティング記事をの仕事を受けています。

元々、建築業の監督経験や便利屋の経験があるため、このカテゴリは相性が良く、私と親和性の高いテーマです。

お客様の心理や読者の知識的な需要に応えるためのSEO集客記事を提供することに、大きなやりがいを感じています

なぜ50代半ばからライターを目指したのですか?

なぜ50代半ばからライターを目指したのですか?

私の場合、「ライターになりたい!」という明確な意図があったわけではないんですよね。

起業してから、自分自身が便利屋として集客するためにはどうすればいいか、という部分でWebサイトの運営方法やSEO対策などを独学で学び、「自分にとって必要なスキルを自分で学ぶ」ことからフリーランス人生がスタートしました。

これまで生活のために身につけてきたスキルや経験が、そのままライターとして活かせるというところで、いつの間にかライターになってしまっていた、という感じの成り行きのようなものですね。

ライターを目指すきっかけや動機は何でしたか?

先述のとおり、フリーランスの中でこれまでさまざまな「業務委託」を続けてきました。

直近では、人生経験を活かして「住宅点検・検査」の業務委託に従事していましたが、リアルに現場に行って必要なタスクをこなす仕事自体には問題がなかったものの、以下のような理由で徐々にライティングに興味が湧いてきました。

  • ちょっとした不注意で小さな事故を起こしたこと
  • ガソリンや保険料など、報酬から差し引く経費率が年々大きくなっていくこと
  • 移動に費やす時間はどうしても減らせないこと
  • 不測の事態が起きた時に自分でリカバリーする責任があること


年齢は重なっていくのに、利率や回収率が追いつかないと感じるようになり、もうそろそろ自分が提供できる業務そのものを見直す必要があると感じるようになりました。

そこで、得意分野を活かしつつも、クライアントが求めるニーズに応えられるライティングの仕事に興味が湧いてきたというわけです。

ミニバン

ライターになるためにどのような教育や勉強をしましたか?

私の場合、特別なスクールで学んだり、特別な教育を受けたことはありません。

ただ、企業からいただいた課題やレギュレーションを読んで、わからないことはどうやって解決すればいいかをとにかくググって調べたり、ディレクターやスタッフに理解できるまでお尋ねしたりして、そのクライアントが本当にやってほしい・叶えたいことをどうにかしてクリアする、という実務的な学びを繰り返しているだけです。

だって、スクールや特別教育を受けたとしても、それがクライアントの本当に欲しいものじゃなかったら、契約継続なんて絵に描いた餅でしかないはずですからね。

ただ、クライアントから「このスキルはこういう理由で必要だよ」と示唆されたものは、必要に応じて受講したりクリアするなどのことは当たり前に実践すべきだと考えています。

最初に経験した仕事やプロジェクトについて教えてください

ライターとして、という事であれば、2016年頃にオウンドメディアで記事提供を行ったのが最初のライターとしてのプロジェクトでした。格安航空チケット代理販売会社のオウンドメディアで、ブログ記事の供給がメインです。

この当時も「アクセスの上がるSEO記事」を書いて欲しい、というご要望があったため、当時持っていた独学の経験を最大限に駆使し、半年で400記事ほど供給していました。

最後はほとんどディレクター状態になってしまっていましたけどね。

これからどうやってキャリアを築いていくのですか?

これからどうやってキャリアを築いていくのですか?

特に明確な目標を持っているわけではありません。

一番のモットーとしては無理して成長しようとせず、今できることを全力でというものです。

こんな私でも、記事依頼をしてくださるクライアントがおられるのであれば、できることは全力投入して、必要なことを必要なだけ提供し続けるだけで、その結果、お互いの成長につながるかどうかを後で判断するだけでいいと思っています。

目先の文字単価がいくらだからやる・やらない、というのでは、時給が高い・安いだけが前面に来てしまい、自分が本当にどんな仕事をするべきなのかも見えなくなってしまうだけだな、と思います。

ですので、キャリアは結局、ご縁がすべてだと思っていますし、背伸びしすぎると自分をだんだん見失う結果しか待っていない気がします。

これって、私の今までの社会経験と失敗談が、そのまま当てはまっています。結局は「成るようにしかならない」と考えています。

ライターとして特に影響を受けた人や出来事はありますか?

私は、「これ!」という出来事は特にないんですよね。

あえて言うなら、まだサラリーマンをしていた頃、今から10年以上くらい前に、アフィリエイトで月収100万円を稼ぐ個人のアフィリエイターの記事を読んだことです。

「ええ、これはすげえ世界だな」と感じたことがあり、そこからアフィリエイトというものに興味を持ち、「どうすればこうなるんだろう」となり、さらにそこからマーケティングや心理学、そしてSEOスキルへとどんどん自分で学びを深めていった経緯があります。

その延長線上が今現在の私なわけですが、こういった好奇心や本質的な経験が相まって、今ここでこうやって記事を書くことになっている、という流れなんですよね。

今となっては、ブロガーやアフィリエイターで月収100万円という方はゴロゴロおられるようですが、私が一直線でそこに到達できなかったのが、ちょっとしたフラストレーションにはなっています(笑)。

ライターとして成功するために重要だと感じるスキルや資質は何ですか?

これは、本音を言うなら、実際のところコネクションでしかないと思っています。

いかに素晴らしい文面を書くセンスを持っていようが、独自の視点で気づきを与える文を書こうが、自分自身で稼げるアフィリエイターやブロガーとなって自活・独立できていないのならば、依頼してくださるクライアントとのコミュニケーションとコネクション、とにかくこれにつきると思います。

逆の立場で考えるとよくわかるのですが、「この人にまた頼もう」と思われない限り、どれだけ素晴らしいスキルを持っていようが、次の仕事はありえませんよね。

クライアントが利益追求型の企業であればなおさらで、「この記事をどう利益につなげるのか」を第一に考えて私たち個人ライターに委託していることを決して忘れてはならず、それがこの世界の原点だと私は考えています。

ライターがどんなに凄いスキルやノウハウを持っていたとしても、それがクライアントにとって収益化につながるかはクライアントが決めるべきことです。

スキルや資質は(言い方がちょっとあれですが)クライアントが求めるものを満たすだけの及第点であれば、最低限で良いのだと思っていますし、もし足りなければ「もっとこうして欲しい」としっかり仰ってくれますし、そのために必要なものをその都度取得すればいいだけだと思っています。

でもこれって、社会でのサラリーマンとしての仕事と本質が何ら変わらないんですよね。

今や、文法や文面などはAIがちゃんとチェックしてくれますし、書いた文章のアシストをしてくれるような便利なツールだってたくさんあります。

なので、結論はクライアント様との良好な関係性が築けるかどうかだと思います。

生活のための「ライターとして成功」という意味であれば、最優先の重要課題はこれでしかない、と私は考えています。

ライターとして働く上で直面した最大の課題や困難は何でしたか?

これについては、ごめんなさい。

私の場合はですが、これといった課題も困難もございませんで、成るようになっていった結果でしかありません。

現在お世話になっているクライアントへは、Indeedで私が応募し返信してくださり、そのままご縁がつながったのですが、強いて挙げるとしたら、応募の時に「年齢を明かした途端に落とされやすい」のと、「これで本腰入れて契約すると、普通にアルバイト以下にしかならない」といったような案件がやたらと多いことから、「ああ、巷で、これでも請けるライターも多いんだな」と辟易することが、困難さを感じたところでしょうか。

まるで、求人倍率100倍のあの就職氷河期時代を彷彿とさせます。

そういう意味では「成るようになる」クライアントとのご縁作りとなると、クラウドソーシングや一般ライター募集サイトではなかなか難しいのかなとは感じます。

今後のキャリアの展望や目標はありますか?

今のところですが、明確な目標作りは特にしていません。

肩ひじを張らず、ご縁が一番と考えていますので、今できることを全力でという感じで、新たな目標は「来るべき時が来た」時に作ればいいと考えています。

貧すれば窮する、という言葉がそれを現していますからね。

自分にとってのチャンスは、必要な時に必要なタイミングで訪れるものだと思っています。

でも、ある日ある時、クライアントと突然のご縁があって、がむしゃらにライティングしまくる機会が訪れるかもしれませんね。

その時に、改めて目標を設定しようと思いますので、もしその節はどうぞよろしくお願いいたします!

この記事を書いたライター

執筆者

レトロ新型のTom

どうやらSEOオタクで、きっとワーカホリック気質。キャッチコピーは「需要と供給」です。東京都下在住。住宅の現場監督で会社員を長く勤務しましたが、時代の変化を実感し、何の後ろ盾もないのに無謀に独立。職業ライターとしては全然駆け出しで...

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