プロフィールを教えてください

プロフィールを教えてください

4年制大学の国際系学部を卒業後、教育系ベンチャー企業に事務職として新卒入社。約5年半働いたのち、別業界の人事部に2年間勤務しました。

その後、業でWebライターとしての活動を開始。現在の本業は求人広告の編集ライターです。主に広告の顔といわれるキャッチコピーやボディコピーの制作を手がけています。最近はメンバーの原稿フィードバックといったOJTも兼務中です。

そのほか、女性向けメディア(恋愛・ファッション)、ゲーム系メディアなど幅広いジャンルのWeb記事を執筆してきました。

ライターを目指したきっかけはなんですか?

ライターを目指したきっかけはなんですか?

2020年にコロナ禍で在宅時間が増えたことが大きな転機でした。当時勤めていた企業から自宅待機指示を受け、補助金による給与はあったものの今後のキャリアに不安を感じたんです。小さい頃から文章を書く仕事に憧れていたこともあり、まずは自宅待機期間を利用し、副業としてライターを始めました。

今振り返ると「ライターとして上手くいかなくても収入はまだある!」という安心感が後押ししてくれたのだと感じています。性格上かなりリスクヘッジを図るタイプなので、手放しでのチャレンジだったら踏み出せていなかったはずです。

ライターになるために始めたことはなんですか?

ライターになるために始めたことはなんですか?

まず「Webライティングとは?」という勉強を始めました。人からものを教わるのが苦手なので、もちろん独学です。インターネットで検索すれば有識者が無料で知見を提供してくれているので、インプットが捗りました

しかも当時は空前の副業ブーム。とくにブログは凄まじい勢いで、私もそのビッグウェーブにのりました。そしてインプットしたライティング知識を自分のブログでアウトプットすることにしたんです。読者と一緒にWebライティングを勉強していくコンセプトでした。

サーバーを借りてドメインを取得、WordPressを立ち上げるといった工程を経て、ついでにブログのデザインも凝ってみたくHTMLやCSSなども勉強。WordPressで入稿まで手がける案件も多いので、ここで身につけておいて良かったです。

あとWebライティングで大事だとされるオーソドックスで伝わりやすい文章を追求するなかで、Webライター検定3級を取得しました。大手アウトソーシングの公式スキル検定で、合格率は5%以下だとか…。

実態はさておき、箔をつけるというより正しい日本語力を身につけるためにチャレンジしてみました。受験前に視聴を推奨されている動画の数は多いですが1本1本は短く、視聴も受験も無料なのでおすすめです。

現在のお仕事スタイルを教えてください

現在のお仕事スタイルを教えてください

本業は平日の週5日、実働8時間勤務です。1日3本を目安に社内の人から依頼された求人広告を指示通り編集します。メールなど文面でのやりとりがほとんどですが、まれにオンライン会議ツールでの打ち合わせも実施。トンマナの指定や追加したい情報などを15分~20分でヒアリングして、原稿1本あたり3時間で編集するスピードメニューです。

平日の夜と週末は、副業のライティングにとりかかります。フルリモート勤務かつほぼ毎日定時退社なので、仕事終わりの時間は有意義に使えているかと。一気に書き上げるというより、1日目に構成、2日目に見出しだけ、3日目に小見出し…といったイメージでコツコツ仕上げ、納期前日までの納品を心がけています

本業の忙しさにもよりますが、副業は週に3,000~6,000字くらいの記事制作を受注しています。月単位・週単位で定期依頼いただいているクライアントさんのほか、SNS経由でお仕事をいただくこともちょこっとあります。

ライターをしていて大変なことを教えてください

ライターをしていて大変なことを教えてください

本業では、今のところ大変さは感じません。ベストな表現が思いつかないといった苦しみはあるものの、すぐにチャットなどでメンバーに相談できるので気がラクです。これは組織に属しているメリットかなと思います。

あとしいていうなら、打ち合わせ直前に「事前に見てもらえると嬉しいです!」と大量の資料をいただくときは大変ですね。最初は成す術なしで打ち合わせに挑み、相手の話をその場でメモ→資料と照合していましたが、今は慣れもあり「打ち合わせに入る前に、少し資料を読む時間をいただきますね」と押しに負けなくなりました

正直、副業のほうが大変さを感じることが多いです。いろんなテーマの案件をご依頼いただくクライアントさんだと都度書きやすさも異なるので。レギュレーションが厳しくて執筆に時間がかかったり、作業工数ばかりふくらんで時給換算すると辛かったり…といったこともまれにあります。

ライターをしていて楽しいことを教えてください

ライターをしていて楽しいことを教えてください

求人広告では、やはり応募数が増えたり採用が決まったりといった成果は数字として貢献度が実感できて嬉しいです。あとは担当営業さんやディレクターさん、他のライターさんに「素敵な原稿です!」「先方も喜んでました!」といったポジティブな反応を直接いただけることも励みになります。

あと社内コンペがあるのですが、自分のコピーが受賞したときの喜びもひとしおですね。業界の一線で活躍している方々から講評をいただけることはなかなかない機会なので、貴重なフィードバックとして受け止めています。

副業は書いたぶんだけ成果になるので「今月はがんばったな!」という手ごたえ通りに返ってくるのが本業と違うポイントです。また、毎回異なるテーマ・レギュレーションに触れることでライターとしての経験値が広がっている気がしています。

今後ライターとしてやりたいこと・目標はありますか?

今後ライターとしてやりたいこと・目標はありますか?

最終的なゴールは、ライターのお仕事で理想のマイホームを手に入れることです!その夢に向かうなかで、やりたいことはいくつかあります。

ブックライターに挑戦したい

近年は、個人でも電子書籍の出版が気軽にできるようになりました。書く人の魅力を最大限に引き出すブックライターの仕事はまだまだ増えそうですし、もっとスキルを磨けば自分の経験や適性とマッチできるのかなと感じています。

記名記事を増やしたい

「matsuboさんに依頼したい」と思ってもらえるような存在を目指し、自分の市場価値を高めるためにも欠かせない目標です。あと、求人広告の仕事は長く続けていきたいと考えています。自分の文章で背中を押せるんだって自信がついた仕事なので。

収入を増やしたいのはもちろんですが、どんな手段でもいいわけではありません。やりたいことを叶えたうえでしっかり成果を出したいです。

これからライターを目指す人にアドバイスをお願いします

ライターとして活動を始めた当初は「突出した強みがない自分に仕事を任せてもらえるのだろうか?」と不安な日々でした。勉強もそこそこ、留学までした英語力もそこそこ、趣味は広く浅く、どのジャンルにも上には上がいる状態。唯一文章を書くのは昔から好きでしたが、創作のような尖った表現力はありません。

一方で私のような人って、実は多いのではないかと思っています。実際、誰でも読みやすい文章力が求められるWebライティングにおいて「まとまってるけど無難」といわれ続けた文章力が最大の強みとなりました。経験業種・職種もバラバラですが、学生を中心に多くの人と関わってきたことも伝わりやすい文章力を養えた一環だと自負しています。

そして副業として始まったライター人生は本業となり、今では会社員ライターです。いい文章というのは人によって異なるので定義が難しいですが、読みやすい・わかりやすい文章はさほどズレません。誰でも目指せる文章だと断言できます。

また、ライターという仕事柄「文章を書くのが好き!生きがい!」という人も少なくありません。とはいえ、そこまでの熱量はなくてもライターとして活動できます。

私の場合、好きなことのなかでも「生きる手段」として続けられそうだと思えたから、ライターの仕事を選びました。もし「書くことは嫌いじゃないかも…」と思えるなら、ぜひキャリアの選択肢に入れてみてください。

この記事を書いたライター

執筆者

matsubo

「ちょうどいい言葉選び」がモットーの副業ライター。本業は求人広告ライターです。そのほか女性向けメディア(恋愛・ファッション)、ゲーム系メディアなど幅広いジャンルのWeb記事を執筆してきました。オーソドックスで伝わりやすい文章を追求...

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