ライターの初仕事までにやったこと
「ライターとしてやっていけるかな?」という不安もありました。正直、チャレンジすることがとても怖かったです。
でもとにかく動かないと始まりません。勢いで一歩を踏み出しました。
私がライターとして初仕事までにやったステップは以下の2つです。
1. クラウドソーシングに登録
2.自分ルールをつくって案件に応募
自分としては、ライターの第一歩として、わりと王道のステップだと思います。
クラウドソーシングに登録
まずは仕事の獲得方法をインターネットで検索していきました。私が検索してリストアップした獲得方法は3つあります。
- SNS
- メディアに直営業
- クラウドソーシング
SNSは馴染みがなく、(無知だったせいか)なぜか怖いイメージがあったため、リストアップしたのですが却下しました。いま考えると、すごくもったいない考え方だなと反省しています。
メディアに直営業は無謀に思えたので却下。なによりもライターとして実績もないまま、飛び込む勇気がありませんでした。
クラウドソーシングはライターの案件も豊富です。初心者歓迎の案件が多いことも魅力に感じたため、よく名前を聞く安心感からクラウドワークスとランサーズに登録しました。
自分ルールをつくる
私は「仕事って結構なストレスがかかるな」と思っています。
そんな気持ちもあったため「副業は楽しむためにやろう」と思い、4つの自分ルールを作りました。
1. 文字単価1円以上の案件に応募する
2.納期が長めの案件に応募する
3.どんなジャンルにもチャレンジする→知識をインプットして、活用したかった(本棚になる)。
4.ただし、無理なチャレンジはしない→挫折を避けたかった
1文字1円以上の案件に応募すると決めた理由は、「たとえ執筆がキツくても「これだけ貰えればがんばってやれるな」というラインを決めるため。
納期の長さは、副業ライター(本業で帰宅が遅い)の自分にはとても重要な部分です。クライアントにご迷惑をかけないためにも設定しましたが、スキルが上がっていけば外したいルールでもあります。
目標を叶えるため、自分の好奇心を満たすために、どんなジャンルにもチャレンジしようと決めましたが、「無理をして挫折しない」とも決めました。
なぜなら、大切なのは楽しみながらライターを続けていくことだからです。
ライターとしての初仕事
クラウドソーシングで応募をしていくのですが、鳴かず飛ばずでまったく採用されませんでした。
それでもなんとか採用にこぎつけました。
どんな内容だった?
仕事は漫画・アニメの紹介(登場人物、あらすじと見どころ)で、詳細は以下の内容でした。
- 文字単価1円で納期は1週間後
- 1,000文字程度で記事の執筆のみ
- 画像の選定やワードプレスなどの入稿はなし
ジャンルや内容に関しては、「自分の好きなことだった」「やったことのない作業がなかった」ため、挫折しづらくとてもラッキーでした。
どうやって獲得した?
私は副業のため、ライター活動に当てる時間が限られています。
本業の合間(休憩時間など)を利用して、クラウドソーシングで探しました。気になる案件をチェックしておき、帰宅後に提案文を書いて応募する毎日。
提案文の書き方が全くわからないため、いろいろ探した結果、佐々木ゴウさんの「ゴウ・ライティング」を参考にして書きました。
20件ほど応募したのちに「漫画への情熱がすごく伝わった」と言われ、初仕事として採用してもらいます。
そのときは嬉しくて、思い切りガッツポーズをしたことを今でも忘れられません。
大変だったことは?
初仕事で大変だったことは、執筆時間の確保と執筆のやり方でした。
執筆する時間は、帰宅後の2時間ほどしかありません。当時の私には、その時間が一瞬の出来事のように感じて、とにかく焦っていたことを覚えています。
依頼された漫画は好きで読んでいた漫画だったため、情報のリサーチ・構成なしで勢いのみでひたすら執筆していきます。
情報の整理や優先順位をつけられず、文字数が大幅にオーバーしてしまい、ひたすら文章を削っていく作業も大変でした。とくに話の流れで大切だと思うところもカットしていくのは辛かったです。
どうやって乗り越えた?
執筆時間を確保するために(通勤時間や休憩中に)音声入力にチャレンジしました。
入力した文字がうまく変換できないこともありましたが(今でもうまく変換できないです)、執筆時間の確保と執筆スピードが少しだけ上がっていき、今でもプラスになっています。
ただ、それでも納期に間に合わないと判断したときは、結局徹夜して、無事に期日に間に合い納品できました。
今ならChatGPTやClaudeなどの生成AIを活用することで解決できるかと思います。
当時の私はライティング経験がゼロ。「文章の型」や「執筆の前に構成を作る」ことで読みやすい記事を作ることも知らなかったのですが、書籍やサイトを参考にして、なんとか書き終えることができました。
納品した記事は「情報がしっかりと盛り込まれていて、読みやすい記事でした」と褒めてもらい、感動したことを今でも覚えています。
ちなみに、参考にした書籍は古賀史健さんの『20歳の自分に受けさせたい文章講義』、唐木元さんの『新しい文章力の教室』の2冊、参考にしたサイトは佐々木ゴウさんの「ゴウ・ライティング」です。
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健 著(星海社)
ライターの初仕事で感じたこと
ライターとしての初仕事を終えたときの達成感と、書いた記事でお金が貰えたときの喜びは今でも忘れられません。
プロとして報酬をもらったことで、下手くそでもライターとしての自覚が芽生えました。
また、勢いだけじゃ越えられないライターの仕事の大変さと、人に情報を伝えることで生まれる「言葉の重み」も痛感しました。
読者が知りたいことを理解しやすい順番に伝えるために「PREP法」などの文章の型や記事の構成を作るなど、ライターとしての基礎知識はインプットしておくべきだと思います。
そして、このときに学んだ3つのことを学びました。
1. 読者に役に立つ、読みやすい記事がベスト
2.自分が伝えたいことではなく、正確に情報を伝えることが大切
3.クライアントの指示(望んでいること)を満たして執筆するのがプロ
この3つの学びは、今でもライターとしての心構えになっています。
ライターの初仕事へむけて
これからライターを始める方にとって、初仕事を受注することはとても不安だと思います。
私も受注してから報酬をもらうまではすごく不安でした。
ですが、勇気を振り絞って一歩を踏み出してみてください。不安を少しでも解消するために、ライターとしての基礎的な知識はインプットしておくとよいでしょう。
楽しいことばかりではありませんが、歩んだ道の景色を見て「ライターになってよかった」と思えるのではないでしょうか。
この記事を書いたライター
渡邉たけと
モノづくりが好きな副業Webライター。さまざまな知識が欲しくて2022年からWebライターを始める。さまざまなメディアを経験後、現在は取材記事(サッカー雑誌)を担当中。格闘技とボーッとすることが大好きで「ゆるくミニマリスト」。最終目標は...