ライターになって初めての仕事は何ですか?
私がライターとして初めて受けた仕事は、クラウドソーシングでの「おすすめ〇選」の記事でした。
具体的には、以下のようなジャンルの記事です。
- プログラミングスクールおすすめ〇選
- 宅配弁当のおすすめ〇選
- 40代女性向けおすすめファンデーション〇選
などなど…。
ご覧になってわかるとおり、ジャンルはバラバラです。とにかく、いろいろなジャンルについておすすめを調べまくって記事にする!そのような感じでした。
どのような経緯でその仕事を受けたのですか?
実は、最初からライターになろうと思っていたわけではないんです。当時は会社員としてフルタイムで仕事をしていました。そして、何か副業を始めたいと考えていたときに最初に思いついたのはプログラミングです。
学習サイトなどでプログラミングの学習をしながら、お仕事をもらうためにクラウドソーシングサイトに登録しました。そうすると、なんとライターの仕事の案件が来たんです。
クラウドソーシングでは、自分で案件を探して応募するイメージが強いですが「スカウト」というシステムもあります。簡単にいうと「うちの案件の応募しませんか?」といったお誘いのようなものです。この時点では受注は確定していませんが、改めてその案件に応募して採用の可否が決まると言った感じです。
最初はライターの仕事をしたことがなかったので戸惑いましたが、最初にいただいたキーワードが「プログラミングスクールおすすめ〇選」だったため「やってみよう!」と思い、チャレンジしました。
ちょうどプログラミングの勉強をしているし「書けるんではないかな?」みたいな甘い考えもあったと思います。今考えると、本当に甘い考えですね。
その仕事はどのような依頼でしたか?
依頼の内容は、指定されたテーマに沿って「おすすめ〇選」の記事を書くというものでした。先ほど申し上げたとおり最初にいただいたキーワードは「プログラミングを学べるおすすめスクール〇選」でした。
ライター初心者向けらしく、記事のボリュームや文字数、構成、見出しの立て方などの指示が細かくマニュアル化されており、そのマニュアルに従って執筆していく形式です。
ただ、それまでライターの経験はまったくない状態でしたので、かなり苦戦しました。
仕事をしてみてどうでしたか?
ライティングの経験がなかった私には、かなり難しい作業でした。
当時は、読者の検索意図も理解せずに書いていたので、どんなリサーチをすればよいのかもわかっていません。やみくもにリサーチをしていたので、時間もかかるし修正も多い状態でした。マニュアルを読みながら一生懸命書いてはクライアントから修正を求められ、何度も書き直しました。
副業ライターだったので、仕事が終わってからほぼ徹夜に近い日もあったと思います。納期を延長してもらったこともあります。
時間もかかり過ぎていたし、効率が悪かったですね。ただ、初心者でも書けるようにマニュアルは細かくありましたので、それを頼りに何とか乗り越えられました。
今思うと、基礎も理解していない私に、クライアントは本当に丁寧にフィードバックしてくれました。何度も修正に付き合っていただき、感謝のひとことに尽きます。当時は夢中でそのようなことにも気づいていなかったですね。
仕事はどのように評価されましたか?
修正の手間はかかりましたが、私の初仕事は一定の評価はしていただけました。継続してお仕事を依頼していただいたことからも、完全に失格とまではいかなかったようです。
修正した内容は「てにをは」から「読者の検索意図とのズレ」など、ここには書ききれないほどさまざまです。
その後も、しばらく同じクライアントのもとで記事を書いていました。徐々に慣れてくると修正も少なくなり、効率的に記事が書けるようになっていきました。
ライター初仕事の報酬はいくらでしたか?
ライター初仕事の文字単価は、ズバリ1.1円でした。ただし、クラウドソーシングを経由していたので手数料が引かれるため、実際に受け取れる報酬額は文字単価で1円以下になってしまう水準です。
当時は月に2〜3本の記事を書いて1万円前後の収入でしたが、会社のお給料以外に収入を得られたことは非常に嬉しかったです。
なぜライターを続けようと思ったのですか?
最初はプログラミングの副業を始めようと思っていた私ですが、実際にライターの仕事を始めてみると月に2〜3本書くのが限界でした。つまり、プログラミングの勉強をする時間が取れなくなっていたんです。
また、ライターの仕事に対して面白さも感じていたので、思い切って方向転換して「ライターやってみよう!」と思って、今に至ります。結構、単純ですよね。
初仕事に対して、今感じることは?
初めてのライターの仕事は一言でいうと「大変」でした。
ただ、初仕事はライターとして活動するきっかけになりました。たくさんの修正をいただきましたが、クライアントとのやり取りなど、学ぶことが多かったと思います。貴重な経験ができましたし、報酬の金額以上に、副業としての可能性を感じられたことが何より大きな収穫でした。
今思えば、ライターとしての第一歩を踏み出せたことに、懐かしさと感謝の気持ちでいっぱいです。
この記事を書いたライター
河井ひとみ
小学生女子の子育て真っ最中のアラフォーライター。製造業で品質管理を担当していた経験を活かし、主にBtoB領域の記事執筆を行っています。フリーライターをメインにオンライン秘書としても活動中。「在宅で働きたいけど、何から始めればいいか...