初仕事はライター事務所を経由してゲット
私にとって初めてのライティング案件は、ライター事務所を介して受注したお仕事でした。
ライター事務所は会員専用ホームページやChatWorkなどで案件を公開しており、登録ライターは興味がある案件を選んで応募できます。
ライター事務所の営業マンが案件を獲得してくれるため、ライターが自力でクライアントに営業をかけずに済むのが大きなメリットです。また、実績豊富なライターに対しては、ライター事務所の担当者様から直接案件を依頼されるケースもあります。
したがって、今からWebライターを目指す方には、手始めにライター事務所に登録してみることをおすすめします。
ほとんどのライター事務所は登録時にライティングテストを実施しているので、腕試しにもなりますよ。
ライティング内容は全くの未経験分野!
最初の案件を受注するまで、私はライター事務所のホームページに毎日アクセスし、応募できる新規案件にはすべて応募していました。
そしてついに受注した人生初のライティング案件は、なんと「企業向けの統合認証システムに関するサービス比較サイトのライティング」。
私はただでさえ、国際系の人文社会学部を卒業した筋金入りの文系男子です。ましてや、システムエンジニアとして勤務した経験もなければ、業務システム関連のライティング経験もありません。
そんな私に巡ってきた、何とも難しそうなシステム系のライティング案件。「自分に書き上げられるのか」と不安が大きかったものの、当時の私は生活資金が底を突いており、1つでも多く仕事をしなければ生きていけなかったため受注を決断しました。
初めて受注した案件の詳細
初受注した案件の詳細は次のとおりです。
寄稿メディア | 統合認証システム(社員アカウントIDやパスワードのセキュリティおよび利便性を向上させるシステム) に関する専門メディア |
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ライティング内容 | ・統合ID管理、シングルサインオン、二段階認証(多要素認証)に関わるセキュリティ製品についての 情報を整理したページ ・統合認証基盤における関連用語の解説ページ ・クラウドサービスのセキュリティ対策に関する知識ページ |
納期 | 20日間 |
総ページ数 | 27ページ |
文字数 | 3万文字(1,000文字×25ページ、2,000文字×1ページ、3,000文字×1ページ) |
こうして客観的に見ると、「ライティング未経験でよくこの案件をやり遂げたな…」と思います。
初仕事はとにかく難しかった!けど…
初仕事は未経験分野のライティングで、血眼になりながらインターネットで情報収集しては執筆しての繰り返しでした(Safariのタブを同時に開きすぎて、Macbookが火を吹きそうでした…)。
初心者ライターなりに、統合認証システムの仕組みが素人にも伝わるように説明したり、誤字脱字ゼロを徹底したりなど、細部まで配慮して原稿を書き上げました。
すると納品後、ライター事務所の担当者様から「専門的で難しいテーマであるにも関わらず、ここまで良質な記事に仕上げてもらえて感動している」とのお言葉をいただきました。初仕事でこのような感謝の言葉をかけてもらえたことが、その後のライティング業のモチベーションにつながったと感じています。
また、私が初仕事を完遂できた背景には、ライター事務所の協力もあります。できる限りライターが予備知識や経験を必要としないようにと、ライター事務所の担当者様がライティング指示書を用意してくれていたのです。
ライティング指示書には業界用語や基本的な概念、参考URL、HTMLひな形などがびっちりと記載されており、執筆を進めるうえで非常に参考になりました。
総じて、非常に学びの多い初仕事だったと感じています。
2件目以降のお仕事はクラウドソーシング経由が中心
実際、ライター事務所の案件は倍率が高く、応募したからといって必ずアサインされる訳ではありません。少しでも収入を増やすために、私はライター事務所と並行してクラウドソーシングサイトでも案件に応募するようになりました。
ここからは、ライター初心者の頃にクラウドソーシング経由でゲットしたお仕事について詳しく紹介します。
初心者でも案件はゲットできる、でも稼げない…
クラウドソーシングを使った仕事探しは、次の2点が課題でした。
- 応募した案件に採用されにくい
- 案件を獲得できても報酬が低い
私は主にランサーズを使って案件を探していました。仕事を探し始めて驚いたのは、「未経験者歓迎」を謳うライティング案件が思いのほか多いことです。
しかし、ライティング案件の数だけでなく初心者ライターの数も多いため、必然的に案件の競争率は高くなります。したがって、駆け出しライターの時期は「ランサーズで案件に10件応募して、そのうち1件でも返信があればラッキー」という肌感覚でした。
「毎日3件以上の案件に応募すること」を目標に、ランサーズで毎日仕事を探していると、次第に少しずつ仕事が決まり始めました。しかし、せっかく案件を獲得しても、報酬が低く満足に稼げない時期が続きました。
実際に私が受注していた案件の報酬例は次のとおりです。
- 漫画のネタバレ記事:文字単価0.15円(6,000文字で900円)
- キャンプ商品紹介記事:文字単価0.33円(3,000文字で1,000円)
- プログラミング言語に関する記事:文字単価0.4円(5,000文字で2,000円)
さらに、ここからランサーズの仲介手数料(16.5%)が引かれるため、実際の手取りはさらに少なくなります。
「どれだけ必死に記事を納品しても、記事単価が1,000円や2,000円では最低限の生活資金すら満足に稼げない…」
そう悩んでいるうちにランサーズの対応実績が20件を超えたため、私は「未経験者歓迎」の縛りを捨てて、より単価の高い案件に応募するようにしました。
当時の自分に言いたいこと
私は正社員を辞めていきなり専業ライターになったため、安い案件を馬車馬のようにこなすしか生活する術がありませんでした。
今思うと、正社員を辞める前から副業でライティング業を始めておけば、仕事面でも収入面でもスムーズに専業ライターに転身できたでしょう。
当時の自分、ならびに今からWebライターを目指す方には、「はじめは副業ライターから始めるべし」と声を大にして言いたいですね。
Webライターは「入口は広く、出口は狭い」職業
Webライターに資格は不要なので、極端にいえば「私はライターだ」と名乗ってしまえばなれてしまう職業です。
ただし、Webライターの仕事「だけ」で生計を立てるのは決して簡単ではありません。
かくいう私も、ライター業で十分な収入を稼げずにアルバイトをした時期もありましたし、これから先も状況次第ではまたアルバイトが必要になるかもしれません。
現在は、リビングコストが他人よりも低い(ムダな浪費が少ない)性格とライフスタイルのおかげでなんとか生活できている状況です。
だからこそ、「Webライターは副業から始めるべし」。
収入が安定するまでは本業で生計を立てつつ、焦らず自分のペースでライター業に重心を移していくのが、無難でおすすめです。
この記事を書いたライター
榎本力良
ノマドワーカー。学生時代はカナダ・中国・ドイツの3か国への交換留学を含め世界10か国以上に滞在。民間就職後、「時間と場所に縛られない自由な人生」を志向してライターに転身。2024年1月からは妻と2人で日本一周のバンライフを開始。2025年以...