ブログアフィリエイターからライターへ
私はライターとして活動する前にブログアフィリエイターとして、2年程度ブログを運営していた実績があったのですが、まさかライターとして活動するとは思ってもいなかったです。
ブログは諸事情で閉鎖することになったので、その後はしばらく執筆自体をしていませんでした。そんななか、コロナウイルスが流行したタイミングで本業に影響が出てしまったので副業を始めてみようと思ったのが始まりでしたね。
コロナウイルスが流行する前は、本業の知り合いに「忙しいから仕事の手伝いに来てほしい」という話は多くあって何度かお手伝いとして副業をした経験はありました。しかし、そのうち業界全体の仕事量が減って同業者から「7cさんの仕事分けてもらえませんか?」と言われるような状況でしたので、本業を活かせるような副業は絶望的な状況になったのです。
ブログアフィリエイトを新規でやろうかとも考えたのですが、副業収入とするには収益が発生するまでの期間がかかりすぎるという部分で悩んでいましたね。
ある日、動画配信サイトの広告で大手クラウドソーシングの企業広告を見て、気になってちょっとのぞいてみたのです。すると思っている以上に業種の幅が広くて「探せば何かできることがありそう!」と感じしばらく眺めていた記憶があります。
元ブロガーがライターとして通用するのか不安で仕方なかった
最初は仕事内容でできそうなものを探していて、最初は特定の商品を使ったことがある人のレビューやアンケートで1件40円みたいな案件をひたすらやっていた気がします。
その時はブログを書いてアフィリエイトをして収入が出ていたことが、ライターとしての執筆経験となぜか結びついていなかったため、完全にビビっていた気がします。敷居が高いというか、ライターは誰かから認められてライターを名乗れるという感覚だったんだと思います。
文章の書き方はアフィリエイトをやっていた頃にノウハウを教えてくださった先生からアドバイスをいただいていたのですが、ブログアフィリエイトは自分で文章を書いて商品を売り込んでいくので、まさか記事を売るっていうのは当時の私は想像できなかったんでしょうね。
文章作成とか、記事作成のカテゴリーをのぞいてみてはモジモジしていましたね。やってみたいけど自分のスキルで通用するのか不安であと一歩が踏み出せませんでした。
記事作成で応募してみようという気にはなかなかなれずに1週間くらい悩んだ結果、自分が得意としていた自動車関連の解説記事執筆で募集があって、思い切って応募したのがライターへの一歩でした。
応募で重要視したのは金額よりも「初心者ライター歓迎」でした
その初めての案件は、タイトルや構成はクライアントさんから提示していただいてドキュメント形式で提出、文字数は2,000〜3,000文字で確か単価は1文字0.5円くらいでした。金額で選ぶというより私がライターとして通用するのかわからなかったので、初心者歓迎という部分が応募した大きなポイントでした。
最初に自己紹介やアピールポイントを提出したのですが、自分の中では入試試験みたいな感覚で文章もガチガチだったと思います。これで落ちたらまたレビューやアンケートで地道にやろうと腹をくくっていましたので、誇張など一切しないで出し切れる部分を正直に書きました。
数日後に、テストライティングしてくださいと連絡があって執筆することになったのですが、喜んでいる余裕もなくて、記事に必要となる資料をもらってすぐに取り組んでいましたね。
テーマは自動車用品の解説記事で納期が1週間3,000文字でした。構成も全部決まっていたので思い返せば書きやすい記事だったと思うのですが、自分の書いた文章でお金をもらえるという違和感と、価値のある記事を納品しなければいけないというプレッシャーをすごく感じていました。
そのプレッシャーや納期を意識し過ぎてなかなか文章が思いつかなかったり、読み直してみると違和感を感じて修正を繰り返し意味がわからなくなってしまったりして、典型的な効率の悪い執筆でしたね。
集中できる時間に作業をするというよりもずっとパソコンの前に座って作業効率を無視してがんばっていた記憶しかないです。時間単価も全然意識していませんでしたし、それよりも自分の書いた記事に価値があるのか心配で、納得できるまでテストライティングの記事と向き合っていました。
納期には問題なく納品することができて、納品した後にもちろん修正依頼がありましたが、すごくやりきった感と納品できた安心感に浸っていました。それでも見直しを繰り返しても修正する部分が出たので自分の実力のなさや、「もっと文章スキルを身につけていかなきゃライターにはなれないなあ」と採用は諦めていた部分はありましたね。
確か1週間ぐらいたった後にテストライティング合格の連絡が来て、喜んでいる時間もなくそのまま執筆依頼が来ました。ライターになった!なんて自覚もなくそのまま依頼を受けたのが私のライターになった時の初仕事という感じです。
その後もしばらくは気持ちに余裕ができるような執筆活動はできていませんでしたが、担当の方にアドバイスをいただいたり、執筆効率や文章力を上げる方法を模索していましたね。
ライターの初仕事を振り返って思うこと
キャリアや技術を多く持っている他のライターさんに圧倒されるような場面は今でもありますが、私のような弱小ライターでも文章を書くのが好きであればライターとして活動できるチャンスはあるんだなと実感しました。
副業でライターを始めたいけど敷居が高いような感覚があって一歩踏み出せない方もいらっしゃると思います。今ではクラウドソーシングやSNSなどで「初心者ライター」を募集されている方も多くいらっしゃいますので、悩んでいたら思い切って応募してみるとライターへの道が拓けると思います。
この記事を書いたライター
7c
工業系エンジニアとして働く副業ライター。休業をきっかけにブログ執筆活動を開始し、復帰後本業に専念するために一時休止するもWebライターとして活動再開。ものづくりや自動車や工具、ゲームやガジェットなどの「心が躍る」瞬間への探求心が強...