転勤族×子育て中でも仕事を続けるため、退職を決意

転勤族×子育て中でも仕事を続けるため、退職を決意

ーまず、経歴について教えてください。
中丸
:大学卒業後、10年ほど企業に勤めていました。東日本大震災を経験し、人々のライフラインとして機能できる小売業界に魅力を感じ東北の総合小売チェーンに入社。

しかし、家庭の都合で地元に帰ることに。その後夫と結婚し転勤族になり、コロナ禍で身寄りのない関西への引っ越し、双子の出産・子育てを経験。出産後は育休を経て、関西に転勤する前から勤めていた会社に復帰しました。

しかし、キャリアを見つめ直して退職し、現在はWebライターとしてお仕事をしています。

ーライターになろうと思ったきっかけは?
中丸
:育休から復帰後は、フルリモートで復帰。子どもたちは保育園に預けていましたが、頻繁に呼び出しやお休みがありました。入所してから約1年半は、子どもたちが体調を崩さない月がなかったほどです。


体調不良の子どもたちを見ながら仕事をさせてもらえましたが、納期に追われて子どもたちに向き合えないことが多く、自己嫌悪に陥ることも少なくありませんでした。
同時に、次の転勤が退職せざるを得ない場所であれば、キャリアが途切れるという不安も抱えていました。

そこで、子どもたちのもしもの時にもすぐに対応できて、どこでも仕事ができる在宅ワークで新たなキャリアを模索し始めました。そんな時に出会ったのが、Webライターのお仕事です。

きっかけとなったのは、育休中から双子育児の経験を中心としたブログの運営です。ブログ運営のように、自分の経験が誰かの役に立てればという想いから、ライターという仕事を選びました。

好奇心旺盛な性格というのも、ライターを選んだ理由の一つ。わからないことはすぐに検索して深掘りするタイプなので、ライターの仕事をやってみたい!と思いました。

ーライターになるためにやったことは?
中丸
在職中に、Instagramや動画などの無料コンテンツで学習を始めました。勉強を始めたあたりで、Webライターとママの在宅ワーク向けオンラインサロンで募集があり、両方に入会。動画講義や先輩ライター・在宅ワーカーさんのお話など、無料では手に入らないような情報がたくさんあるので、今でも活用しています。

勉強時間は、本業の休憩中や子どもたちが寝てからの時間、家事の間にながら聞きで確保。動画講義は倍速視聴することで、効率よくインプットできます。また、学んだことをXでアウトプットして、文章を簡潔にまとめる練習もしました。

ライターになってみて感じたこと

ライターになってみて感じたこと

ーライターになって良かったことは?
中丸
一番良かったことは、家族との時間と心の余裕が増えたことですね。

会社員時代は、在宅ワークとはいえ子どものお迎えから寝かしつけまでは怒涛のラッシュ。寝かしつけが終わってからやっと皿洗いや洗濯にとりかかっていたので、自分の時間はあまり取れませんでした。

短時間保育に切り替えたことで、家事も余裕をもって取り組めますし、なにより子どもたちとの時間が増えました。さらに、週末に夫にお願いしていたスーパーへの買い出しも、わたしが平日に済ませることで、休日の家族時間が増えました。

会社員時代より収入は減りましたが、仕事も育児も詰め込みすぎるとパンクしてしまうタイプなので、今の暮らしがちょうどいいなと思っています。

子どもの体調不良でも仕事の時間を調整しやすくなったというのも、個人的に良かった点のひとつです。会社員時代は、決められた就業時間の中で仕事する必要がありましたが、ライターは納期さえ守ればいつ仕事をしてもOK。

仕事の融通が利きやすいことは、わたしにとってはとてもありがたい点です。

ーライターになってつらかったことは?
中丸
自分の体調不良で納期ギリギリになってしまったことです。

在宅ワークは、意識しないと運動不足や食生活が乱れてしまいます。例にもれず、お昼はカップラーメン、休憩時間はゴロゴロして終わり、という生活が続いてました。

そのせいか、2か月連続で高熱を出してしまい、体調が戻るまで執筆できない状況に。なんとか納期には間に合いましたが、家族も同じように体調不良が続いたので、その時期はとてもしんどかったですね。

今は体調管理にも気をつけていて、昼と夜にヨガをしたり、できるだけ白湯を飲むようにしたりしています。とくにヨガは、心身ともに軽くなるのでおすすめです。

YouTubeの動画もたくさんあるので、運動不足にお悩みの方はぜひ試してみてください!

自分の経験を伝えることで、誰かの役に立ちたい

自分の経験を伝えることで、誰かの役に立ちたい

ー最後に、ライターとしての今後について教えてください。
中丸
:若いころは、歳を重ねることが嫌な時期もありました。しかし最近は、“歳を重ねれば人生経験を積める”=“自分の経験が誰かの役に立つ”という面に目を向けています。

今までの人生でいろんな選択をしてきましたが、双子を授かったことが転機となって、自分の経験を伝えて誰かの役に立ちたい、と思うようになりました。そして、そんな考え方にぴったりの、ライターという仕事に出会えたことに感謝しています。

今後も人生経験を積むことを楽しみながら、誰かの役に立てるようなライターになりたいです。

この記事を書いたライター

執筆者

中丸琴琳

双子男児の子育てに奮闘する転勤族ママライター。会社員としてバイヤーや営業、Web代理店を経てライターの道へ。得意ジャンルは子育て、フリーランスの働き方。自分の経験がだれかの役に立てれば嬉しいです!

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