理系会社員から文系の世界へ!30代からの思い切った転身

理系会社員から文系の世界へ!30代からの思い切った転身

ーーまず出合美羽さんの経歴について教えてください。

私は林業や土木関係の民間会社に15年勤めてまいりました。その間部署異動2回、転職1回経験しました。

2023年3月頃からWebライターという仕事を知り、7月にはフリーランスWebライターとして現在も活動しています。前職の知見を活かして林業・土木・転職・資格といった執筆が多いですが、基本的にさまざまなジャンルの執筆を手がけています。

ーーライターになりたいと思ったきっかけはなんですか?

きっかけは「YouTubeのテロップ」でした。ちょっと変わってるんですけど(笑)。YouTubeの動画を観ていると流れるテロップが「あ、このテロップ漢字違うな。文字が抜けてるな」といった感じに自然と気になり始めて。きっかけは些細なんですが、数字が苦手だと感じていた私は「もしかして文系なのでは?」と意識し始めるきっかけでもありましたね。

ーー畑違いの仕事からライターへ転身することに不安はありませんでしたか?

建設業=理系からライター=文系への転職ですから、やはり不安はありました。そのため、まずは下調べとしてライターに関する本を買って、どんな仕事なのか、自分に合っているのか情報を集めました。

ですが、やはり畑違いからの転職が難しいことやワークライフバランスが合わなさそうという理由から、一旦はライターの道を諦めたんですよ。

それからしばらく現職を続けていたのですが、もうひとつのやりたいことに実は林業があって、一念発起して建設会社を退職、林業会社に転職しました。そこでは2年あまり勤めていたのですが、やっぱりどこかライターの夢は捨てきれていなくて・・・。再度ライターについて真剣に向き合いましたね。

ーー一度は諦めたライターをなぜ改めて目指そうと思ったのですか?

きっかけは、これまた「YouTube」なんですよ(笑)。

その頃は時代も進んで、Webライターについて発信しているインフルエンサーがたくさん出てきたんですよね。YouTubeも例外ではなく「ライター」って検索したら、Webライターについて発信しているインフルエンサーがいっぱい出てきて。

「Webライターはパソコンさえあれば、誰でも始められます。」「未経験でも大丈夫ですよ!」といった言葉につられて「あ、Webライターならいけるかも
!」って思ったんですよね(笑)

しかもWebライターを発信しているような人たちって、みんなフリーランスで活躍されている人たちばかりですから。当時の私も前に習うようにフリーランスWebライターを目指したって感じです。そこから私の「Webライター人生」が始まりました。

フリーランスWebライターの難しさと自分らしい生き方の発見

フリーランスWebライターの難しさと自分らしい生き方の発見

ーーWebライターになろうと決意してから実践したことはありますか?

結構あります。ただ会社が副業禁止だったので稼ぐことはせず、Webライターになるための基盤を作ったって感じです。

具体的には、ブログの開設・記事作成、X(旧Twitter)のアカウント作成、クラウドソーシングサイトでの実績作りなどをしました。

ブログはインフルエンサーの動画を観て見よう見まねで作りましたね。そこから記事を書きまくって投稿して。Xにいたっては、恥ずかしながら個人アカウントすら持っていなかったんですよ。それぐらいWebやSNSに疎かったです。

当時は、少しでもフリーランスとしてスタートダッシュを切れるように、信じられないくらいのバイタリティで突っ走っていましたね。そして2023年6月末に会社を退職して晴れて「フリーランスのWebライター」として活動を始めました。

ーーフリーランスWebライターとなってからの活動はどうですか?

一言でいうと…厳しかったです(笑)。スキルもない、お金の知識もない、営業力もないしと、今考えると稼げる要素0でした(笑)。

土日も休まず書いても全然稼げなくて・・・。さすがにヤバイと思って、そのあとライタースクールに入ってみっちり基礎から学びました。そしたらなんとかやっていけるようになったって感じですね。

ただフリーランスWebライターになって良かったのは、理想のライフスタイルが手に入れられたことです。会社員を15年も続けていくうちに会社の組織が合わないことに気付いて・・・。自分も流れのままに管理職になって、部下を指導しなくてはいけないのかと考えたら「絶対無理!」って思いましたね。常にプレイヤーでいたい気持ちが強かったので。

成功できるかどうかは100%自分次第の世界ですから難しさはあるものの、精神的なストレスは0に近いですね。

林業の魅力を伝えていきたい!夢は企業に寄り添うライターへ!

林業の魅力を伝えていきたい!夢は企業に寄り添うライターへ!

ーー今後の目標はありますか?

今はやりたいことがたくさんありますが、根幹には前職の「林業」を置いています。

というのも、あるメディア様から林業に関する取材記事のオファーが来て、インタビュアーとして携わらせていただく機会があったんですよ。インタビュー当日、話し手のお話を聞いていると「あぁやっぱり自分、林業が好きなんだな」と改めて気づいたんです。スラスラ書けちゃうし。

それもあって今は、林業の魅力を伝えていきたいなと考えています。その第一歩としてまずは「林業への道|無料相談窓口」というブログを立ち上げました。林業をやったことがない人からしたらこの業界へ飛び込むのは不安なはずですから、私自身が経験した知見を余すことなくお伝えできたらなと思っています。林業に関することなら何でもご相談ください!

そして企業向けのYouTube台本を書いてみたいとも思っています。まだ発信者こそ少ないものの参入者が増えつつあるので、今後は需要が高まっていくと考えられます。動画を通して心が動くような、そんな台本が書けたらなと思っています。

あとはライターにとどまらず、SNS運用や分析といったコンサル業もやってみて、企業に寄り添うライターを目指していきたいなと思っています。

そしてこれは夢なんですが・・・いつか自分が書いた書籍が出版できたら・・・もう本当に夢ですね(笑)。

今後の目標についてまとめると、こんな感じです。

  • ブログ「林業への道|無料相談窓口」の活動
  • YouTube台本の執筆
  • SNS運用や分析といったコンサル業
  • 書籍の出版(夢)

挑戦したいことはいっぱいありますが、気をつけたいのは全部やろうとしすぎて「器用貧乏」にならないこと。まずは一つ一つタスクの質を高めていきたいなと考えています!

これからWebライターを目指す方にメッセージ

これからWebライターを目指す方にメッセージ

今の時代、未経験からライターを目指すことはできます。当時Webに疎かった私ですら、今Webライターをやっているのですから。そしてWeb記事だけではなく、インタビュー記事や書籍出版・Web運用など仕事の幅を無限に広げられることもWebライターの魅力です。

Webライターで安定した収入を得られるようになったら、フリーランスを目指してみることもありでしょう。稼げる前にフリーランスになった私が言っても説得力のかけらもないですが(汗)。

人生は一度きりです。Webライターに限らず、やりたいことに挑戦してほしいなと思います。

この記事を書いたライター

執筆者

出合美羽

北海道住みのフリーライター。ヒゲがチャームポイント。前職で培った土木や林業・転職の経験を活かしたSEO記事の執筆を得意とする。今後はインタビュー記事やYouTube台本、セールスライティングなどにも挑戦したい。「読者ファースト」を第一に...

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