初案件獲得までの準備期間は約半年

初案件獲得までの準備期間は約半年

会社員の仕事と育児の両立がつらくなったことを機に、柔軟な働き方ができる在宅ワークを検討。そんなときに出会ったのが、ライターの仕事でした。

ライターとして活動しようと決めてから、初仕事までは半年ほど期間がありました。理由は会社が副業を禁止していたから。退職は決めていたので、それまでの期間を学習にあてました。Instagramや動画などの無料コンテンツで学習を開始。

仕事と育児を両立しながら勉強するときに必ずぶちあたるのが、勉強時間の確保。そこで、先輩在宅ワーママさんを参考に、仕事の休憩中にKindleを写経したり、家事の間に動画を倍速でながら聞きしたりして勉強を進めました。また、時短家電や献立を固定化するなどの家事の効率化を図ることで、夜の勉強時間を確保しました。

学んだことをXでアウトプットし、簡潔に文章をまとめる練習もしました。

オンラインコミュニティとの出会い

ライターの仕事に出会った頃、ちょうどWebライターと在宅ワークママ向けのオンラインコミュニティの募集がありました。それまでは怪しいと敬遠していたオンラインコミュニティでしたが、これは運命!と思い、即座に入会を決めました。

オンラインコミュニティでは、動画講義を視聴したり、イベントに参加したりしました。参加したイベントは、在宅ワークママ向けオンラインコミュニティに参加して間もない時期に始まった、「Instagramのアカウントをチーム運用して実績を作る」というもの。

いつもの自分であれば見る側ですが、学びを深めたい!という想いから、勇気を出してライティング担当として参加することに。チームのメンバーからライティングのフィードバックは、自分1人ではできないことなので、とてもありがたかったですね。

こうして、自分で勉強を進められる環境に身を置きながら、ライターとして活動する準備を進めました。

初仕事は自分の学びになるジャンル

初仕事は自分の学びになるジャンル

退職後にクラウドソーシングで応募を開始。まずは、初心者や主婦でもOKという案件を探して応募しました。その後テストライティングに進み、初めて案件を受注できたのが、フリーランスお役立ち記事の案件でした。

この案件は、テーマ決め~構成~執筆までの一連の作業でした。フリーランス関連であればテーマは自由に決めてOK。せっかくならと、ちょうど調べていた「会社員からフリーランスに転身する場合、退職後に必要な保育園手続き」をテーマにして書きました。

初めて納品したときは、構成の作成やリサーチに時間がかかり、執筆も含めると7時間ほどかかったかと思います。報酬は3,000文字程度で1記事3,000円、クラウドソーシングは手数料が引かれるので、手取りはさらに安いものに。時給換算すると最低賃金を下回ってしまう…、と思ったこともありましたが、初心者なのだからまずは修行!と思い取り組みました。

今まさに経験していることを執筆できたのは、ライターとしてだけでなく、フリーランスとしての知識を得られた良い経験になりました。クライアントさんにも新しいテーマの切り口でバッチリです!とOKをいただくことができました。

さっそく仕事開始!と思いきや…襲ったハプニング

初仕事のテストライティング通過後に、案件説明の面談があったのですが、家族そろって新型コロナウイルスに感染。そのため、面談のスケジュールをずらしていただくことに。

案件が始まる前からご迷惑をおかけしましたが、クライアントさんが良心的で、快くリスケしてくださいました。体調も気遣ってくださり、良いクライアントさんに出会えたご縁に感謝した瞬間でした。

案件は慎重に選ぼう

案件は慎重に選ぼう

クラウドソーシングで、テストライティングから直接契約を結ばされそうになったこともありました。クラウドワークス上で、サービスを通さずに直接契約を結ぶことはクラウドワークス利用規約違反となります。

8. 会員間での連絡は、原則として本サービス内において行うものとします。但し、弊社が事前に承諾した場合はこれに限りません。

9. 会員又は過去5年以内に会員であった者は、会員又は過去5年以内に会員であった者と、本サービスを利用せずに、直接に本サービスを通じて委託可能な内容に関する業務委託契約を締結すること及びその勧誘をすることを行ってはならないものとします。但し、弊社が事前に承諾した場合はこの限りではありません。

引用:クラウドワークス利用規約 第3章 第9条 8・9項(2023年6月30日改定)

その案件は、文字単価0.8円で執筆とWordPressの入稿、という案件でした。500円でテストライティングを受けたのですが、トータルで8時間はかかりました。商品のランキングで1つ1つ特徴をまとめながら書くのに時間を要したからです。また、画像の選定も必要だったため、その点も苦戦した要因の1つでした。

そんな苦労が実って、テストライティングに無事合格。しかし、本契約となったときに、Chatworkで連絡を取るように依頼されました。そして、Chatwork内で口座番号を聞かれたため、これはクラウドソーシングの規約違反だと気づき、契約をお断りしました。

この経験も踏まえて、クラウドソーシングでは以下に注意しています。

  • クライアントのプロフィールや応募文で事業内容がわかるか
  • ワーカーからの評価は問題ないか
  • 文字単価0.5円以下ではないか
  • テストライティングの報酬がない or 低い
  • 契約前に直接連絡を取り合おうとする
  • 仮払いが終わるまで作業しない
  • 口座に直接振り込むよう指示はないか

クラウドソーシングで疲弊しないためにも、案件選びの基準はあらかじめ決めておきましょう。また、明らかに違反行為があった場合は、丁重にお断りしましょう。

思い切った行動が自分の選択肢を広げた

思い切った行動が自分の選択肢を広げた

以前はライターってちゃんと稼げるのかな、と思い働き方の選択肢には入れていませんでした。しかし、思い切って飛び込んでみないとわからないこともあると気づかされました。オンラインコミュニティに関しても、最初は怪しいと思っていたけれど、思い切って入ったことで自分の世界が広がりました。

ライターが気になるけど一歩踏み出せない場合は、まずは小さく始めてみることをおすすめします。小さい案件から始められるのは、ライターの大きなメリットです。

私の場合は会社員時代に副業ができなかったこともあり、すぐにはチャレンジできませんでしたが、思い立ったときにチャレンジするのもありだと思います。ちょっとやってみて合わなければ、違う方法を考えればOK!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

この記事を書いたライター

執筆者

中丸琴琳

双子男児の子育てに奮闘する転勤族ママライター。会社員としてバイヤーや営業、Web代理店を経てライターの道へ。得意ジャンルは子育て、フリーランスの働き方。自分の経験がだれかの役に立てれば嬉しいです!

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