プロフィールについて教えてください

プロフィールについて教えてください

アラフォーに足を突っ込み始めた3児の子育てママです。福島県で生まれ育ち、今も県内に住んでいます。好きな寿司ネタはネギトロとサーモン。趣味は編み物とゲームです。

職歴は小売店の事務・経理から始まり、思うところがあって行政機関に入職。東日本大震災からの復興に携わる部署で働き始めました。行政の仕事を通して復興エリアに住む方たちと関わっているうちに、実際に現地へ飛び込んでみたくなったのですよね。

移住し、地域活性化に関わる仕事に就きました。その間にWワークとしてライター業をスタート。地域活性化の仕事が任期満了となった際、その土地からは引っ越してしまいましたが、今でもフリーライターとして取材などで訪れる機会をつくっています。

資格は、2級ファイナンシャルプランナーのほか、起業支援のアドバイスをする資格、市民活動団体の資金集めを支援する資格などを保有しています。

ライターをめざしたきっかけはなんですか?

ライターをめざしたきっかけはなんですか?

ライターという仕事に憧れたわけではなく、働き方を選んだ結果でライターとなりました。私が理想としていた働き方は、働く時間や場所を選べて、自分の身ひとつで稼げること。「そうなれば、子育ての状況に合わせて仕事のスタイルを調整できるし、引っ越し後も復興事業で関わった思い入れのある人たちに会いに行くことができる」と思ったのですよね。

正直に言えば、ライターでなくても良かったんです。文章を書くことが好きだったわけではなく、むしろ苦手意識すらありましたからね。しかし、パソコン1台とインターネット環境があれば仕事ができる点で、一番手っ取り早く始められそうだったのがライターでした。できなかったら考え直せばいいし、まずはやってみようと行動を起こすことにしました。

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

ライターになるために、まず始めたことはなんですか?

クラウドソーシングサイトへの応募です。以前からクラウドソーシングサイト自体は知っていたので、初心者OKをうたう案件を見つけて、えいやと応募。実践あるのみのスタンスで突き進みました。

当時の私の目標は「ライターになること」ではなく「お金を稼ぐこと」だったので、事前にライティングスクールやセミナー受講していたわけではありません。しかし、今となってはそれが良かったと思っています。

ライターは、始めることは簡単で、続けることが難しい仕事だと実感しています。実務はレギュレーションやフィードバックから学べますし、社会人として約束を守れる人であれば十分に対応可能です。しかしその後も案件を継続して依頼してもらったり、より高い単価の案件を得るには、スキルアップが必須です。

そのため、ライターになる前に時間やお金を投じるよりも、まずは実際に仕事を体験してみてから、ライターを続けたいかどうかを考えるのが良いのではないでしょうか。私も、ライティングの勉強はライターを続けていこうと決意したときから本格的に始めました。

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください。

現在のお仕事スタイルにつながった経緯を教えてください。

現在、完全フリーランスとして仕事をしています。そのきっかけとなったのは、妊娠と出産です。本来はもう少し長くWワークライターを続けようと考えていたのですが、転職を考えるタイミングで妊娠が発覚。その時、いつかは完全にフリーランスとして働いてみたいと思っていたのだから、腹をくくってフリーランス一本でがんばろうと決意しました。

収入面で不安はありましたが、それでも専業フリーランスになる決心ができたのは、応援してくれる人がいたからでした。理解して協力してくれる家族は一番の味方です。「私、ライターとして活動しているんですよ」と口に出したら、仕事をつなげてくれた方もいました。この環境なら仕事を続けられそうだと思えたことが、とても心強かったです。

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか?

これはライターというか、フリーランスだからなのですが、仕事のすべてを1人でこなす必要があることです。仕事の仕方を教えてくれる上司や先輩はいない。執筆も、経理も、営業も、自分でこなさなければいけない。原稿がうまく書けず、自分の不甲斐なさに凹むときも、1人です。

私の場合、妊娠・出産による体調の波もありました。育児もそれなりに忙しいので、長い時間没頭してひたすらに書きまくることはできません。たまったモヤモヤをどう消化するのかに悩み、時には孤独を感じてつらくなることもありました。

きつい時はどんな風に乗り越えましたか?

きつい時はどんな風に乗り越えましたか?

たまたま知り合った同県在住のライターさんと共に声をあげて、ローカルライターコミュニティをつくりました。目的は孤独感の払拭と、ライターの仕事事情に関する情報交換です。

最初は誰も来ないのではと心配しましたが、呼びかけに応えてくれる方がいました。月1回のペースで交流会を開き続けた結果、リピーターも増えたんです。他愛ない話や情報交換をするうちに孤独感もやわらぎ、仲間同士で仕事をするという目標もできました。

メンタルの面では、自己肯定感を下げる原因となっていた「完璧主義」をやめました。できないことよりも、できるようになったことを数えるように心がけています。そのおかげか、以前よりは気持ちの面で余裕ができたように感じます。

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

仕事のやりがい、楽しいところはなんですか?

一字・一文の重みに気づいたときに、ライターの仕事っておもしろいと思えました。世の中にあふれている読み物って、誰かが誰かに届けたいことがあって、したためた文字の集まりなのですよね。自分がライティングに四苦八苦するようになり、強く意識するようになりました。

思いを込めたコンテンツを、読んで欲しい方にきちんと届けられたら、どんなに気持ち良いことか。その達成感を得られるなら、ライティングは四苦八苦する価値がある仕事だと思います。

ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください。

ライターとしての目標ややりたいことがあったら教えてください。

1つは、「世の中に知られて欲しいもの」にスポットを当てられるライターになることです。特に地方では、スポットが当たらないために、すごくいい活動をしているのに世の中に知られていないケースがたくさんあります。そんな活動をする方たちの思いをくみ取り、文章にすることで、地域のマーケティングやブランディングの一助となりたいです。

もう1つは、働き方のアドバイスをできる立場になることです。子育てや病気など、働きたくても事情があって働けず、経済的な不安を抱えている人って、世の中には決して少なくないと思います。私も思うように働けない時期がありましたから、自身の起業経験を役立てることで、誰かの気持ちを軽くすることができたら嬉しいです。

この記事を書いたライター

執筆者

加橋もと春(motohal)

「誰か」と「読み手」をつなげる文章をつくる、ライティングという仕事にやりがいを感じています。人物取材や製品コピーなどのストーリー性・メッセージ性のある記事制作、FP等のマネー系資格を活かしたSEOライティングなどが得意です。現在はフ...

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