ライターあるある:街中の文字が気になる!

ライターあるある:街中の文字が気になる!

日常生活のなかで、私たちは無意識に多くの文字を読んでいます。電車の中の広告、お店のメニュー、街中の看板、手に取った商品の説明など、この世は文字だらけ。日常生活にあふれる文字を、立ち止まってじっくり読み込んでしまうライターさんも多いのではないでしょうか。

私はライターの仕事をするようになってから、無意識に読んでいただけの文字を深掘りするようになりました。街角の広告を見て「どんなターゲット層に訴求しているのか?」、お店の看板を見て「店名の由来って何だろう?」などなど。言葉の向こう側を想像してしまうのは、ライターの職業病かもしれません

日常にあふれている文章を読んで「リズムが悪いなぁ」とか「何を伝えたいんだろう?」と、勝手に評価するのもライターあるあるです。ライターになってからは、読む側と書く側の両方の視点から文章を読むようになりました

言葉の使い方によって情報の伝わり方や印象が大きく変わることをライターは知っています。だからこそ、街中の文字が気になるのかもしれません。

ライターの日常生活:言葉選びにこだわる

ライターの日常生活:言葉選びにこだわる

ライターにとって言葉は仕事道具です。家族や友達へのメール、日常会話でもついつい言葉にこだわってしまうことがあります。

「同じような表現を繰り返していないか」「冗長表現が多くないか」など、自分が執筆するときに気をつけているポイントが目についてしまいます。中学生の息子のレポートを読んで「結論から書いた方がいいよ」とアドバイスしたり、言葉が足りないのを指摘したりすることも。息子からは「うるさい!」と煙たがられますけど(笑)。

子どもが学校から持ち帰るお便りの文章やデザインも、気になって書き直したくなります。子育て中のママさんライターは、共感してくれるかも。

ほかには、メルマガを読んで自分なりにタイトルを考えてみたり、誰かのブログの文章を読んでどんな背景があるのか想像したりするのも職業病だと思いますね。わかりにくい文章を読むと「私だったらこう書くけどな」ってつい考えてしまいます。


言葉を選んだり読みやすさを追及したりしてしまうのは、ライターの職業病かもしれません。しかし、言葉へのこだわりこそが文章の質を高め、読者の心を動かす力になるのではないかと私は考えます。また、言葉選びはライターの仕事だけではなく、人生を豊かにするスキルでもあると思います。

ライターの悪夢:締め切りに追われる

ライターの悪夢:締め切りに追われる

ライターにとって、締め切りは絶対に守らなければならないもの。締め切りに追われる夢を見るなんて、まさに職業病といえるでしょう。

私は、今までに一度だけ締切に追われる夢を見ました。必死で記事を書いているけれど、納得できず何度も書き直して疲弊している夢です。締め切りには間に合わないのではないかと焦っていました。

この夢を見たとき、現実では複数の案件を抱えていて大きなストレスを感じていたのを思い出します。

  • 執筆スピードを速くしなければいけない
  • 文章の質を上げなければいけない
  • 納期は守らなければいけない


これらの気持ちが強く、追い詰められていました。もちろん、これらはライターが仕事をするうえでは当たり前のことです。そのときはディレクションもしていていたので、クライアントさんの期待に応えようとプレッシャーも大きかったのかもしれません。何か抜け落ちているんじゃないか、という不安を抱えながらの執筆作業は、まったく楽しめませんでした。


実績を積みたいと焦りすぎ、心地よく仕事ができていない時期だったと思います。その夢がきっかけとなり、仕事のやり方を見直しました。現在は、無理なく執筆を進められる本数で記事を書かせてもらっています。私の場合、追い込まれて執筆するよりも、心に余裕がある状態で執筆する方がいい文章になる気がします。

ライターとして成長する:職業病もいいもんだ

ライターとして成長する:職業病もいいもんだ

厚生労働省の職業病リストを見ると、実にさまざまな疾患が挙げられています。ライターをしていて「あー、職業病だな」って思っても、実際にはリストに記載されていないものが多く、生命に関わるものではありません。

※参考:職業病リスト(労働基準法施行規則別表第1の2)

私の主観的な考えでいうと、ライターにとっての職業病は「仕事への責任感の表れ」とも言えるのではないでしょうか。

常にネタを探し、言葉にこだわり、質の高い文章を目指すのはライターの強みになると思いませんか?締め切りに間に合わせるために時間管理を意識し、効率的に仕事を進めるのはディレクターとしても強みになります。

ライターの仕事は決して楽なものではありません。しかし、自分の言葉で人を感動させたり考えさせたりできる、非常にやりがいのある仕事です。「あー、職業病だな」って思う瞬間って、ライターとして仕事をまっとうしている証だと私は思います。

この記事を書いたライター

執筆者

わたなべ

Webライター&ディレクター。オンライン学習塾のコラムや起業家さまのブログ執筆を中心に活動中。子育てに思い悩む日々を過ごしながらも「自分の人生は自分のもの」と気づきライターの道へ。コーヒーとチョコレートと自分の時間をこよなく愛する...

詳細を見る

タグ