場所にとらわれない柔軟な働き方を求めてライターにたどり着く

場所にとらわれない柔軟な働き方を求めてライターにたどり着く

ーーはじめに、マリエさんの経歴について教えてください。

マリエ:高校卒業まで北海道で過ごし、名古屋の大学を卒業しました。前職はIT系の商材を扱うインサイドセールスとして、電話やWeb会議ツールを使って法人のお客様(情報システム部や総務部の担当者)に、社内のITインフラに関する課題やニーズの発掘、案件化までを担当していました。

2023年3月からライター業をスタートさせ、最初は本業の傍ら副業として始めましたが、途中からライターを本業にしたい気持ちが湧いてきました。

ライター業に費やす時間を増やすために、正社員で働いていた前職を辞め、現在はカフェでのバリスタとライターの兼業をしています。この春、小学校1年生になる息子と3歳の娘をもつママでもあります。

ーーライターを始めようと思ったきっかけについて教えてください。

マリエ:理由は二つあります!

一つ目は、在宅で仕事をする機会を得たのがきっかけです。前職で働いていた頃、コロナの流行をきっかけに完全在宅になりました。出社がなくなり、家事や子育てとの両立がとてもしやすくなって、この環境を手放したくはない!と強く思いましたね(笑)。

一方で、仕事内容には長年モヤモヤした気持ちがありました。インサイドセールスは、お客様と直接会わずに会話をし、信頼関係を築いた上で会社のITインフラに関する大事な話をしなければなりません。

そこで案件化になった時は、達成感も味わいました。しかし、最終的に商材の提案をするのは外勤の営業が担当します。自分が仕事に関わったことは確かなのですが、どれだけ貢献できたのか実感しにくいなとも感じていました

自分がしたことが、もっとお客様のためになっていると実感できる仕事はないだろうかと考え始めたと同時に、自分の名前で仕事をすることに憧れを抱くようになりました。

二つ目は、地元北海道の魅力を伝える仕事をしたいというのが理由です。現在は東京に住んでいるのですが、家族もいるのですぐに地元に移住するというのは現実的ではありません。

距離が離れていても地元活性化の力になれる方法はないだろうか…と考えていたところ、ライターであれば記事を通して魅力を伝えられるのではないかと思い、挑戦することにしました。

ーーいろいろな思いが重なってライターを始められたのですね

マリエ:そうですね。ライターを始めた年の1年後に長男が小学生になる予定もあり、保育園に比べて帰宅時間が早い「小1の壁」にも対応できる、柔軟な働き方にシフトしたいという思いがありました。

  • 自分の名前で仕事ができる
  • 地元活性化の力になれる
  • 小1の壁に対応できる


この3つがライターに挑戦しようと思った理由ですね。

独学に限界を感じライティングスクールに入会!私にとってこの選択は正しかった

独学に限界を感じライティングスクールに入会!私にとってこの選択は正しかった

ーー他にも副業はありますが、なぜライターを選んだのでしょうか?

副業を調べた時に、ライターの他に動画編集やプログラミングの選択肢が出ていましたが、私にはその2つはハードルが高くてすぐに挫折しそうだなと思ったんです。副業は楽しく気軽に始められて、細く長く続けられそうなものがいいなと考えていました。

本をあまり読む方ではないので少し心配でしたが、調べるとSEOライティングには型があるということがわかり、それなら自分でもできそうかなと思って気楽に飛び込んでみたという感じです。

昔から作文やレポートでまとめる作業は嫌いではなかったので、大きな失敗はしにくいかな?とも思い始めました。考え方が単純ですね(笑)。何かを始める前はあまり難しいことは考えたくないタイプなんです。

ーー独学やライティングスクールなどいろいろ学ぶ方法がありますが、マリエさんはどのようにライティングを学びましたか?

マリエ:最初の数週間はYouTubeを見て学んだり、Udemy(オンラインの学習プラットフォーム)のライティング講座を受けてみたりしました。しかし、インプットすることにあまり時間をかけたくなかったのと、何が間違いなのかを早く気づける環境に身を置きたいと考え、割とすぐにライティングスクールに申し込みました。

ーー最初から受講料を投資することに抵抗はなかったですか?

マリエ:なかったです。思い返せば、この時点でライティングを今後の仕事にしていこうという意思はある程度固まっていたのかもしれません。これから始まることだから、自分に合うかどうかもわかっていないのに(笑)。

何をするにしてもそうなのですが、私は自分が決めたことを正解にしていくしかないと思っています結局は覚悟だと思っているので、簡単に後戻りできないように多少多くのお金を払ってでも、正しい努力の仕方を教えてくれるスクールに入ったのは今でも正解だったと思っています

スクールでは添削もたくさんしていただきましたし、どうしてこの言い回しの方がいいのかなど、細かい質問を現役のWebライター講師に聞けたのがよかったです。採用されやすい提案文の書き方や、ポートフォリオの作り方など、自分で調べたら時間のかかりそうな内容も網羅でき、基礎を身につけられました

ーー現在のライターのお仕事内容を教えてください。

現在は、4社のオウンドメディア様と契約させていただき、主にSEO記事やお店の取材記事などを執筆しています。ライターの仕事の幅の広さに面白さを感じながら日々活動しています。

ライターは一つの手段|自分がどう生きたいのかを振り返るのが大切

ライターは一つの手段|自分がどう生きたいのかを振り返るのが大切

ーーライターになって自分の理想のライフスタイルに近づけていますか?

徐々に近づけていると思います。バリスタとライターどちらも好きなことで収入を得られていますし、自分が納得できる仕事内容と環境aで働けていると思っています。

記名記事で、クライアント様からPV数が好調ですと評価をいただいた時は最高に嬉しいですね。自分の名前で仕事ができて、誰かのためになっているという気持ちになれます。

私の趣味はカフェでコーヒーを楽しむことなので、カフェでライターの仕事をすることも結構あります。先日北海道の実家に帰った時も、PCを持ち帰り問題なく仕事ができました。私がしたかったのはこの働き方!と嬉しくなりましたね。

最終的には北海道と東京の2拠点生活を目指しているので、理想のライフスタイルを追い求めて今後もライター活動をがんばりたいです。

ーー今後はどのようなお仕事に挑戦したいですか?

現在は、バリスタのお仕事が平日週2日、ライターが週3日というバランスで稼働しているのですが、今年中には独立をしてライター1本で生活したいと考えています。さらに記事の質と執筆スピードを上げて、いろいろな仕事を任されるライターになりたいですね。

一人で黙々と執筆をするのも好きですが、人と会話をするのも大好きなので、前職のインサイドセールスや現在の接客業の経験を活かして、取材ライターの技術を本格的に伸ばしていきたいなとも思っています。

あとはディレクター業や校正担当など、ライティングに関わる仕事を幅広く経験していきたいですね。やりたいことが多いのですが、どれも中途半端にならないように一つずつ学んでいけたらと思っています。

この記事を書いたライター

執筆者

マリエ

カフェでバリスタをする傍ら、ライターとして活動する2児の母。自然、コーヒー、インテリア好き。夢はライターをしながら、東京と地元北海道の2拠点生活をすること。最近はSEO記事だけではなく、取材記事にも挑戦しています!専業ライターを目指...

詳細を見る

同じシリーズの記事を読む

タグ