プロフィール・ライターの経歴について教えてください

プロフィール・ライターの経歴について教えてください

4年制某私立大学を卒業後、当時一部上場していた家電量販店に入社しました。大学時代は留年までしてバンド活動に夢中だったこともあり、「オーディオ機器を扱えるお店なら少しは楽しいかも?」と思ったのです。実際はそんな甘いものではなく、冷蔵庫や洗濯機を売っては配達する日々でしたが。

その後、会社が多角化戦略に失敗して経営が傾きます。早期退職すれば退職金を割り増しでもらえるとのことで、迷うことなく退職。父親のコネで資材を販売する小さな会社に転職しました。営業から経理まで幅広く業務をこなしていましたが、またしても会社が傾き退社します。

そして、2018年からライターに。サラリーマンからフリーランスへ転身して現在に至るわけですが、家電量販店勤務や経理の業務経験は今のライターの仕事にも役立っています。

駆け出しの頃は、家電・楽器・アウトドア関連商品の選び方まとめ系記事の執筆が中心でしたが、縁あって不動産投資や住宅リフォーム関連記事も多くご依頼をいただきました。これまで手掛けた記事は数えていませんが、1,000記事以上執筆していると思います。

クライアントワークの傍らアフィリエイトサイトを複数運営し、ある程度の収益化にも成功しました。ところが、さらに伸ばしていこうとSEOに磨きをかけていた矢先、2023年10月のコアアップデートによって収益が悪化。その穴を埋めるべく、ライター業の比率を上げているところです。

なぜライターになったのですか?

なぜライターになったのですか?

勤めていた会社の経営が行き詰まり「なにか仕事を探さなければ」と、インターネットで検索していたときにたまたま目に留まったのが「Webライター」でした。

サラリーマン時代に一時夢中になっていた株式投資や趣味のギター、魚釣り関連の無料ブログを運営していた経験もあって「これならできるのでは?」と、思ったのがきっかけです。とくに、よく言われる以下のメリットに惹かれましたね。

  • パソコンがあればどこでも仕事ができる
  • 文章が書ければ誰でも仕事ができる
  • がんばるだけ稼げる


サラリーマン時代は「こんな会社いつか辞めてやる」と思いながら勤めていたので、フリーランスへの憧れもありました。ですので、ある意味願いが叶ったのですが、実際には「楽な仕事ではない」のが後々身に染みてわかることになるわけですが......

ライターになるために何から始め、どんなことを学びましたか?

ライターになるために何から始め、どんなことを学びましたか?

「ライターになるには、まずは文章力」と思い、関連書籍を片っ端から読み漁りました。何十冊と読み、基本を身につけるのに役立ったと思います。もうすべて処分してしまいましたが。

インターネットでの情報収集も有用ですが、特定の分野で知識を深めたいならやはり書籍です。当たりはずれがあるものの、ライターを始めるにあたって必要な知識を蓄積するのに十分でした。

並行して始めたのが、クラウドソーシングサービスでの仕事探しです。今では文字単価2円、3円の案件も珍しくないですが、当時は1円以下の案件も多く「これで暮らせるのかな?」と感じたのを覚えています。とにかく案件をこなさないと評価が高まらないので、安い案件でも積極的に受けていましたね。

次に、SEOの勉強を始めました。もちろん「SEOって何?」というレベルからスタート。書籍やインターネットでの情報収集、有料セミナー参加など意欲的に学びましたが、もっとも効果があったのがサイトの運営です。

SEOは、Googleのさじ加減ひとつで大きく結果が変わります。自分でキーワードを選んで構成を作り、記事を投稿したら順位を追っていく、というプロセスを実際に体感しなければSEOは身につきません。どうしたら順位が上がるのか、なぜ下がったのかを分析しながら日々施策を打っていった経験がないなら、SEOを理解できるはずがないのです。

自分でサイトを運営して収益を上げた経験もなく「SEOライター」を名乗るべきではないと考えています。「SEOに強いライター」を目指していきたいなら、レンタルサーバーを契約してWordPressで自前のサイトを立ち上げて、試行錯誤しながら実践して学んでいくのを強くおすすめします。

ライターとしてもっとも気を付けていることは何ですか?

ライターとしてもっとも気を付けていることは何ですか?

ズバリ「納期」です。プロジェクトの末端にいるライターの納品が遅れると、すべてにしわ寄せがいきます。プロジェクトに関わっている全員の予定が狂ってしまうわけです。Webサイト制作には多くの企業が関係している場合があり、責任をもって納期を守る必要があります。

たとえば、「ライター→編プロ→代理店→発注元企業」のような階層になっているプロジェクトもあり(もっと複雑なケースもある)、ライターの納期遅れが多方面に影響を及ぼすのです。

以前、1年ほど継続していたクライアントの担当者から「KOUさんからこれまで一度も納期の調節をお願いされたことがないけど、なぜですか?」と聞かれたことがあります。どのような仕事でも納期を守るのが当然だと思っていますが、意外と当たり前のことができないライターが多いのですね。

「これまで納期に一度も遅れたことがない」も、立派なアピール材料になります。ライターとして一歩を踏み出したばかりなら、ぜひ「何があっても納期だけは守る」を心掛けてみてください。

ライターとしての今後の目標は?

ライターとしての今後の目標は?

ライターとしての幅を広げるべく、取材の仕事を増やしていきたいです。しかしながら、ライターを始めたときと同じで、実績が少ないと良い案件に巡り合えません。とはいえ、取材は費用がかかるので安い案件には手を出せませんし、副業ではなく本業なので安定して稼ぐ必要もあります。

現状の仕事で家族を養わなければならないので、無理せず少しずつ増やしていけたらと考えています。Mojiギルドに登録しているライターの皆さんの活動なども参考にさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

この記事を書いたライター

執筆者

KOU

フリーランスのWebライターです。ライターやアフィリエイターには厳しい時代になりましたが、基本に忠実な手堅い文章力で生き延びています。複数のサイト運営経験を活かしたSEO記事執筆が得意。こたつライター脱却を目指して奮闘中です。

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