読者の心に寄り添えるライターに
ライティングの本質は、情報の伝達だけではありません。読者の心に響き、共感を呼び、時に行動を促すこと。
優れた情報や美しい文章はAIに任せられても、読者の心に響く文章はさまざまな経験を持つ感情豊かな人間が書いてこそ届くのではないでしょうか。私は、AIを使いこなしつつも、読者それぞれの悩みに寄り添えるライターになりたい!
SEO記事でも心を込めて
SEO記事を書く際、ついつい「検索エンジンの最適化」にばかり気を取られがちです。確かに、キーワードの配置や文章構造は重要です。しかし、それ以上に大切なのは、その向こうにいる読者の顔を思い浮かべながら執筆することだと私は考えます。
SEO記事のライティングについてはAIにかなわない時代がやってきたと思う反面、AIに劣らない記事を書けるライターでありたいですね。
取材で得た生の声を反映させる
コーチングを学んでいたとき、「聴く」や「相手の中にある答えを引き出す」スキルが身につけば、取材に活かせると思っていました。
けれども、実際に取材が始まると(いや、始まる前から)毎回ものすごく緊張して「聴く」姿勢を忘れてしまいます。
取材音声を何度も何度も聞いていると「取材、やり直したいなぁ」って後悔ばかり。今まで1度も満足できた取材なんてありません…。もっと聴く力を養って、質問力を高めたいです。まだまだ遠い道のりだけれど、密かに「取材ライター」に憧れている私です。
常に学び続けるライターに
ライティングをしていると、自分の無知を痛感します。リサーチをしているとき「へぇー、そうなんだ」「そうだったの⁉️」と、独り言が多くなるのは私だけでしょうか?(笑)。
知らない分野の執筆は、本当に時間がかかります。けれども「知らないから書かない」ライターにはなりたくない。ライターにならなければ知り得なかった知識に出会えるのは、やっぱり嬉しいですから。常に学び続ける姿勢でいたいなと思います。
小さな好奇心を大切にしたい
常に学び続ける姿勢でいるには、自分の小さな好奇心に気づくこと。私は、決して好奇心旺盛な人間ではありません。「気になるけど、まぁいっか」で終わってしまうこともしばしば。
けれども、ライターになってからは「気になるからちょっと調べる」ようになりました。歳も歳ですから、脳の働きを維持するためにも大切なことのように思います。
「あたりまえ」を疑う
もともと私は、「〇〇すべき・〇〇せねば」の思考が強い人間です。いくつものマイルールを持っています。このマイルールを緩め、固定観念を手放せたらもっと軽やかに生きていけそうな気がします。
何が言いたいかというと、自分の「あたりまえ」を疑うことで、異なる背景や経験を持つ読者の立場に立って考えられるのでは?と思うのです。そして、自分の「あたりまえ」を脇に置けるようになったとき、もっと読者に寄り添える文章が書けるのかもしれません。
「あたりまえ」を疑って初めて視点が変わり、新たに発見したり深く学んだりできると思います。ですから、常に「あたりまえ」を疑うことができるライターでありたいです。
最後に
Mojiギルドから「こんなライターになりたい!」の記事提案を受け取ったとき、最初に頭に浮かんだライターさんがいました。その方は、私がライターの仕事を始めて少し経ったころに受講したライティング講座の講師です。
サイエンスライターであるその方は、私の憧れの存在。科学雑誌Newtonに掲載されたその方の記事を読んだとき「こんな文章が書けるライターになりたいなぁ」って思いました。
私は科学分野の知識はゼロです。けれども、そんな私でも理解できるわかりやすい文章でした。何度も読み直さなくても、内容がスーッと入ってくる感じ。
その方は「とにかく読者が労力をかけずに読めること」を意識しながら執筆をしているそうです。読者の思考に沿った構成を考えて「欲しい情報が欲しいタイミングで与えられた」と感じられるような記事作りをされています。
これって、すごくないですか?その方の記事を読むたびに思います。「あぁ、私もこんなライターになりたい!」
この記事を書いたライター
わたなべ
Webライター&ディレクター。オンライン学習塾のコラムや起業家さまのブログ執筆を中心に活動中。子育てに思い悩む日々を過ごしながらも「自分の人生は自分のもの」と気づきライターの道へ。コーヒーとチョコレートと自分の時間をこよなく愛する...