プロフィールについて教えてください
現在は、本名名義で金融・マネーライターとして活動する傍ら、全国の高校・大学で金融経済教育を実施するプロジェクトを講師としてお手伝いしています。さすがに「隣野こぱん」という名前ではやっていません（笑）。
都内の私立大学の経済学部、大学院の経済学研究科を卒業し、一般企業での経理や会計事務所での経理事務を経験。その後はライターに転向し、専門誌出版社の記者、Webマーケティング会社のインハウスライターを経て、2年ほど前に個人事業主として独立しました。
趣味は料理と旅行、謎解きイベントへの参加やライブ鑑賞、パンダグッズ集めです。あと、年2回程度しか乗る機会はありませんが飛行機が大好きで、たまに気分転換がてら羽田空港や成田空港を散歩しています。
ライターをめざしたきっかけはなんですか？
一言でいうと「経理の仕事が合わなさ過ぎた」からです。実は大学・大学院生時代公認会計士を目指して勉強したので、日商簿記1級や税理士会計科目には合格しています。ただ、経理の仕事は簿記の問題が解けるからといってできる代物ではありません。会計事務所での仕事で大きなミスをしてしまい、心が折れたうえに体調も崩したので、辞める踏ん切りがつきました。
そうはいっても仕事をしないといけないので「今までとはまったく違う仕事をしよう」と考えたところ、文章を書くのにあまり抵抗がなく、しかも家でできるということでたどり着いたのがライターの仕事です。身もふたもないですが、消去法で選んだ仕事と言っても過言ではありません。
ライターになるために、まず始めたことはなんですか？
当時サービスを開始したばかりの某クラウドソーシングサービスへの登録です。「自宅で仕事できるのか、良いなあ」と思い、半信半疑で登録し、まずはタスク型式でライティングの仕事を開始。
その後、実績を積むにつれて色々とお話をいただくようになり、自信がついたので編集プロダクションにも連絡するなどして仕事の幅を広げていきました。実はお声をかけていただき、Webライターの入門書を書くというプロジェクトにも参加させていただいたことがあるんですよ。
いわゆるスクールや動画講座を受講した経験もなければ、コミュニティに入ったこともありません。ある意味、Mojiギルドが初めてのコミュニティ参加です。
現在のお仕事スタイルを教えてください
現在は、専業ライターとして仕事をしています。平日は8時間から10時間ほど、土日祝日はどうしても仕事が終わらない場合2時間から3時間ほどの作業時間を取り記事を書いていくのが基本的な仕事スタイルです。土日祝日はできるだけ休むようにはしていますが、どうしても仕事をせざるを得なかった場合、その後の平日で調整しています。
ありがたいことに、大半の案件が継続依頼となっているため、表立った営業活動はしていません。ファイナンシャル・プランナーの資格（2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会認定AFP）を持っているので、その点を評価していただいて監修の仕事をいただくこともあります。
ライターの大変なところ、きついところはどんなところですか？
実はあまり大変、きついと思ったことがありません。ただ、フリーランスとして仕事を始めてからは、スケジュール管理が非常に重要だと思うようになりました。特に月の中旬から下旬にかけては依頼が立て込むため、常にスケジュール帳とにらめっこしながら依頼の調整をしているところです。心苦しいのですが、時には依頼を断らなくてはいけないこともあります。
あと、正直体力勝負の部分もあるので、体調を崩さないように管理するのが大変です。運動不足気味になるので、家族とウォーキングやテニスをしたり、筋トレに勤しんだりしています。でも大好きなハイボールはやめられません（笑）。
仕事のやりがい、楽しいところはなんですか？
自分の専門的知識を社会に還元できるところです。
もともと、大学・大学院時代とかなり専門的な勉強をしたうえに、さまざまな資格を取ったものの、いまいち活用できていない自分自身に嫌気がさすこともありました。しかし、最近は「隣野さんくらい知識があるライターさんに任せたいから」と、かなり専門的な知識が必要とされる案件の依頼も増えているので「勉強してきてよかった」と思えています。
他にあるとすれば、公開された記事をさまざまな方に見ていただけるところですね。知り合いに見てもらうのはもちろんですが、まったく縁もゆかりもない方が私が書いた記事を何かで役に立ててもらえるなら、こんなに幸せなことはありません。
これからの目標や、やりたいことがあったら教えてください
2024年秋に宅地建物取引士試験を受験する予定です。2023年の試験は1点足りなくて不合格になったので、今年こそは！と奮闘しています。
合格したら不動産関連の記事も手掛ける金融ライターをやりつつ、非常勤で実務経験も積んでいきたいです。ライター1本で稼ぐことが難しいと思っているゆえの行動ですが、ライティングにも実は役立つと信じています。
正直なところ、AIの性能がどんどん良くなっているため、今後単純な文章を書くだけの仕事はなくなるはずです。ただ、私も含めた人間が実際に体験したことを盛り込んだ文章であれば、AIが作成した文章と差別化はできるかなと。
来年になったらまた違うことを考えているかもしれませんが「今と同じままで良い」というのはあまり好ましくない気がするので、常に新しいことにチャレンジし続けたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます！
この記事を書いたライター
隣野こぱん
パンダとハイボールが大好きなWebライター10年生。経理の仕事が合わな過ぎてライターを始めましたがまさかここまで続くとは！
元気の素は旅行とおいしい食べ物とポルノグラフィティのライブです。皆さんと一緒に「書く仕事」の魅力を伝えていけ...
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