初仕事は文字単価2円のブログ記事
私が初めて仕事を受注できたのは、案件に応募を始めて3か月目でした。初めての仕事内容は、下記の通りです。
- 受注方法 クラウドソーシング
- 文字単価 2円
- 文字数 4,000〜5,000文字
- 納品数 1〜2記事/月
- キーワードのみ支給
- WordPress直接入稿
初仕事までは、応募30件・テストライティング7件の機会をいただきましたが、3か月間仕事は0でした。すぐに仕事が決まらないことは覚悟していましたが、焦りと不安を感じ始めていた頃です。
そんな百戦連敗だった私が、文字単価2円でライター活動をスタートできたのは、本当に幸運だったと思います。当時の私は、投資に関する知識はほとんどありませんでした。なので、キーワードをいただいてから、図書館で投資関連の本を読み漁り知識を得ました。
今でも継続してお仕事をいただいており、私自身も投資を始めました(笑)。リサーチを通して、新しい知識が増えるのもライターの楽しみの一つですよね。
応募した理由
今でもクラウドソーシングを利用しています。案件を応募する基準にしていたことは、二つです。
(1)文字単価1.5円以上
一つはもちろん、報酬面です。最初に立てた目標が「文字単価2円の案件を獲得すること」だったので、1.5円以上の案件を条件にしていました。私は、地道にがんばることが苦手で、大抵のことが三日坊主で終わるタイプ。モチベーションを維持するためには、希望の報酬が必要だと知っていました。
しかし、未経験・実績なしの私が1.5円をクリアするのは簡単ではありません。3か月間仕事が受注できませんでしたが、条件を下げずに応募文の工夫や、ポートフォリオの追加・修正などをしていました。
- 応募文に目を通してもらえるように、目を惹く導入にする
- ポートフォリオの記事を充実させて、スキルを提示する
- コピペを使わず、応募するクライアントに向けた応募文を作る
あの手この手を試してみました。初仕事をいただいたクライアントからは、後の面談で「応募文で熱意を感じました。少し長かったですが(笑)」と言われたほどです。
実績がないからと条件を下げる前に、希望の報酬をもらう工夫をしてみるのもおすすめです。
(2)クライアント
仕事を探す過程で、自分が前向きな気持ちで仕事ができるクライアントかどうかも、判断基準の一つになりました。最初はとにかく実績が欲しかったので、文字単価の希望がクリアしていれば、とにかく応募していました。
しかし、テストライティングをしていく中で、ネガティブなクライアントにも出会いました。
- テスト納品したのち、2か月合否がこない
- 5,000文字のテスト報酬が支払われない
- メッセージの内容が威圧的
そんな経験から「このクライアントと一緒に仕事をしてみたい」と思える案件のみ、テストライティングに挑戦するようにしました。もちろん、優良なクライアントがほとんどですが、中には悪質なクライアントもいます。プロフィール・評価・運営メディアまで、必ず目を通してから応募するのをおすすめします。
初めて仕事をいただいたクライアントは、プロフィール文に、運営するメディアへの情熱が書かれていました。その分、私もテストライティングに力が入りましたし、良いものを書かないと受からないという気持ちになったのです。
駆け出しでも、未経験でも、1円でも報酬をいただく以上は自分の仕事を卑下しないようにしています。「自分で選んだ仕事に自分で責任を持つ」という意味でも、前向きに仕事ができる案件であることは、私にとって重要な判断基準です。
面談は大事なコミニュケーションの場
案件に応募→テストライティング納品→合否の連絡までの期間は、1週間です。
契約の前に面談がありました。オンライン面談も初めての経験だった私ですが、そこで当初の予定だった1.5円から2円に報酬を上げてもらいました。というのも、面談の前に聞きたいことを事前にメモしておき、質問させてもらったことがきっかけでした。
- 採用してくれた理由
- メディアの現在の課題や今後の目標
- ライターに求めていること
この質問の流れから、クライアントが時間をかけたくないと思っている作業を聞けたので、WordPressへの直接入稿を提案することができました。これが単価アップにつながったのです。
初仕事のライターと仕事をする時は、クライアントにも不安があります。私は副業ライターだとプロフィールに記載しているので、納期の厳守や活動期間について質問されました。
お互いの不安を取り除く意味でも、事前に面談の機会がある時は受け身の姿勢ではなく、積極的に話すようにしています。すぐに単価アップにつながらなかったとしても、自分にできることはどんどん伝えていくといいと思います。
初仕事をする前にしたこと
初仕事のキーワードをいただいた段階で、クライアントのメディアの記事はほとんど読みました。
クライアントの言葉の癖や、キャラクターとして使っている表現などをピックアップ。SNSからの流入経路をお持ちのクライアントだったので、SNSの投稿も確認し、硬くなりすぎない表現を心がけました。
ファンの方をペルソナとして競合リサーチも行い、運営メディアでどのような言葉選びをするべきかも意識して執筆しました。初仕事ということもあり、リサーチにはかなりの時間を使いました。時給にすれば数百円になってしまったと思いますが、リサーチの丁寧さを評価してもらい、継続につなげることができました。
初めての仕事だからこそ、クライアントがどんな記事を求めているかを知っておくことが大切だと思います。
初仕事をしてみて感じたこと
初仕事って怖いですよね。私もそうでした。「実績も経験もなく、報酬に見合った仕事ができるのか」「執筆した記事に、どれだけ注意されるんだろう」そんなことばかり考えていました。
しかし、初仕事の納品後のフィードバックを見て「自分に足りていないことを、こんなに教えてもらえるんだ!」と、驚いたことを覚えています。仕事をする前は、自分のレベルがどの程度なのかが、わからないですよね?だから怖いし、不安になるんだと思います。フィードバックをもらって、自分の長所と短所を知ることで、不安も恐怖も自然と消えていきます。
今思い返すと、初仕事は求められていたレベルに達しておらず、修正だらけでした(笑)。
ですが「いただいたフィードバックは、2度と繰り返さないこと」を心がけ、少しずつフィードバックは減り、今でも継続してお仕事をさせていただいています。
今は、厳しいフィードバックが欲しい!とまで思っています(笑)。誰でも最初は不安ですよね。でも、不安を乗り切った時に必ず一歩前進しているはずです。みなさまの門出が、素敵なものになりますように。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事を書いたライター
Nishino
アパレル業界一筋15年。2人の子どもを育てる副業ライター。現在はシナリオライティングをメインに活動中です。おもしろいことが好き!おもしろい人が好き!そんな自分の「好き」を伝えられるライターになりたいです。いえ、なります。
夢は開業...