ライターとして初めての仕事は「キャバ嬢になりたい人向けのノウハウ」

ライターとして初めての仕事は「キャバ嬢になりたい人向けのノウハウ」

私がライターとして採用された会社は、キャバ嬢の求人サイト、ノウハウをまとめたメディア、キャバクラ運営などナイトワークに特化した事業を展開していました。

私が任されたのは、キャバ嬢になりたい人向けのSEO記事の作成です。ナイトワークデビューしたい女性がどのような悩みを抱え、Googleで検索するかを考えて記事を執筆していました。

当時はフルタイムで勤務しており、毎日以下のスケジュールで業務を行っていました。

    ▼午前中にリサーチと構成案を作成
    ▼お昼休憩後に初稿(1記事5,000〜8,000文字)を先輩に提出
    ▼先輩のチェックを合格後、早ければ当日中にメディアにアップ

仕事に慣れた後は、外注ライターの添削や求人原稿の作成にも携わっていました。

未経験OKのライター求人に応募し、面接中に即採用

未経験OKのライター求人に応募し、面接中に即採用

前述の会社は、リスティング広告(お金を払って検索上位に自分のメディアを出す)だけでなく、お金をあまりかけずに集客したいとのことで、SEOライターの募集をしていたのです。大手の転職サイトで、この会社の求人を見つけました。

未経験OKの募集でしたが、絶対に採用してもらいたかったので、事前にブログの勉強をしたり、記事を200記事以上書いたりしました。

なぜなら、時給1,300円スタートと田舎では破格の値段だったからです(当時、私が住んでいたエリアの最低賃金は980円でした)。

妊娠中にブログ記事を200記事執筆した行動力が面接担当の方に評価され、「ぜひ、明日からでもきてほしい!」と即採用されました。

雇われライターとしてデビューするも、やり方が違って戸惑った

雇われライターとしてデビューするも、やり方が違って戸惑った

WordPressでブログを運営していたものの、ライターとして働くのは初めてでした。そのため、リサーチ方法や構成案の書き方など、以下のとおり自分が行っているやり方とは違い、戸惑いました。

自分のやり方会社のやり方
ペルソナ設定(※1)ターゲット選定(※2)のみ年齢層やどのような状態で検索するかを設定
リサーチ方法ツールで上位表示10記事の
見出しを確認
目視で上位表示記事を確認
構成案の書き方Googleドキュメントで作成マインドマップで書く

※1ペルソナ設定とは、記事を書く前に対象者を一人に絞るやり方のこと
※2ターゲット選定とは、女性や30代など、大まかな属性のこと

慣れたらリサーチも30分以内で終われるようになったものの、最初の2週間は企業のやり方を覚えるのに必死でしたね。また今までは記事を作成したら推敲を行った後、即投稿というサイクルでした。

企業ライターになったので、一度先輩に自分の原稿を提出する必要がありました。これが面倒だったのです。なぜなら、先輩の好みに合わない原稿だとNGを出されるからです。

5,000文字執筆したら、130箇所は修正箇所があるような感じでした。文章の言い回しを変更した方がいいというアドバイスは参考になりました。

しかし、中には「私の好みの書き方じゃないから」という理由で指摘されたり、「?」しか書かれていなかったりなど、どのように対応すれば良いかわからないものも多かったのです。

最終的には、その形式に慣れて指摘箇所も少なくなりました。もし、企業ライターとして活躍したいなら、先輩からの修正依頼が多くても心折れないよう、メンタルを鍛えた方が良いかもしれません。

ライターとしてのお給料は月22万円に!

企業のアルバイトライターとして働いていたので、月22万円ほどもらっていました。しかしスキルアップしたいと思っていたので、本業の経験を活かして、ナイトワークジャンルのライティングも副業で行っていました。

その時は副業でライター経験がなかったため、文字単価1.0円スタート(1記事5,000文字/構成案の作成込み)で月3本ほど担当。本業と合わせて月23万円の収入がありました。

意欲と行動力があれば未経験からでもライターとして活躍できる

意欲と行動力があれば未経験からでもライターとして活躍できる

2024年現在、Indeedで「未経験 ライター 正社員」と検索すると、300件以上の求人が表示されます。このことから、ライターの需要はまだまだあると考えています。現時点でライター実績がなくとも、WordPressブログを作成し、100記事以上執筆すれば採用される可能性は高いでしょう。

メディアを所有している企業は、WordPressを使用しているケースが多いです。ライター志望の方でも、WordPressを操作できない人はまだいます。そして、1円のお金にもならないのに100記事作成する人はあまりいません。ぜひ、本業でライターとして活躍したい方は実践してみてくださいね。

この記事を書いたライター

執筆者

白子りん

「自分の文章を通じて、誰かの困りごとを解決したい」をモットーに活動する専業ライター。これまでに執筆してきた記事は2,400記事以上。得意ジャンルは、恋愛・転職・求人・占いなど。図解・イラスト作成も可能です。気になったことは何にでも挑...

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