初仕事を獲得した場所とは

初仕事を獲得した場所とは

ライターになろうと決めて初めて仕事を探したところは、クラウドソーシングでした。

当時の私はライターについて右も左も知らなかったため、とりあえず「ライター 初心者 初案件 獲得方法」という言葉で検索をしたところ、クラウドソーシングで実績を積むと良いということが書かれていたためクラウドソーシングに登録しました。

私は元々金融機関に勤めていて、金融に関する知識があったため、金融系記事の仕事を探していました。クラウドソーシングでは多くの金融系ライターの仕事が募集されていたため、こんなに案件があるなら余裕で初仕事獲得できるじゃん!と安易な気持ちでいました。

その当時の私はなんの実績も持っていないまま、文字単価1円・2円の案件を20~30件ほど応募しました。

しかし結果は惨敗で、1通も返事が返ってきませんでした。今考えてみると、何の実績もない、そしてどんな文章を書くのか分からない人にお金を払って執筆してもらおうなんて思うクライアントさんはいませんよね。

そのことにも気づかない私は「実績がないからダメなんだ」と思い込み、もっと文字単価を下げて応募したところ、なんと文字単価0.3円の案件を獲得できたのです。案件を獲得できて喜んでいたのは束の間で、そこから初案件での苦悩の日々が始まりました。

初仕事での挫折の日々

初仕事での挫折の日々

文字単価0.3円の案件でも、ライターとしてデビューできるのだとうれしくてたまらなかった私ですが、苦悩と挫折の日々が始まっていきました。

最初に依頼された「積み立てNISA」の記事は1万文字で書くようにと指示され、ライター初心者でまだ執筆経験の浅かった私は、まだ当時は会社員だったため寝る間も惜しんで執筆して3~4日かけて提出。そのあと赤文字いっぱいで修正され、心が折れました。

1か月のうちに3本ほど書きましたが、翌月に支払われた執筆代は「9000円」。ライターとしての実績が積めたのだとうれしい気持ちは少しあったけれど、こんなに頑張ったのに1万円も稼げていないなんて…と悔しくてたまらない気持ちのほうが大きかったです。

日中は会社員、夜は寝る間を惜しんで執筆活動の日々を数か月続けましたが、全く稼げないライター活動に挫折しかけていました。

ライターをあきらめたくなかった私がとった行動

ライター活動に悩んでいましたが、ライターになりたいという想いに一度立ち戻りました。

私がライターになりたいと思った原点は「満員電車に揺られる会社員をやめて、自分らしい働き方をしたい」という想いからでした。

原点を見つめ、そこから私はあらゆるYouTube動画やInstagram、X(旧Twitter)でライターの稼ぎ方を徹底的に調査していきました。そこでわかったことが「実績のない人に案件の獲得は難しい。自分のポートフォリオを作成することが大切なんだ」ということでした。

ポートフォリオを作成するためにまず、本やYouTubeでSEOライティングの書き方を学び、自分のブログを寝る間も惜しんで30記事以上執筆しました。30記事ほど書いたことで執筆スピードが格段に上がり、SEOライティングに関する知識をインプットすることができるようになっていきました。

ブログ記事をためて、ポートフォリオとして再度クラウドソーシングで営業をかけた結果、ついに文字単価1.5円の案件を獲得することができました。

初めての案件を獲得する前の私に伝えたいこと

初めての案件を獲得する前の私に伝えたいこと

ライターで挫折していた当時の私に伝えたいことは、「まずライティングの知識を頭に入れて、得られた知識をブログにアウトプットして、ブログをポートフォリオにしてみよう」ということです。

なんのスキルもポートフォリオもない中で案件に応募しても、文字単価が低いままで疲弊するしかありません。スキルをインプットして、ブログでアウトプットすることを繰り返すことで自分の体にスキルを染み込ませていくことが大切です。

どんな仕事においても実績がない人に仕事は依頼しにくいものです。クライアントに自分の書ける文章をアピールするための題材として、ブログを活用してみましょう。

仮にクラウドワークスの実績がなかったとしても、自分のブログを提示すれば執筆実績として公開することが可能です。ライターになると決めた際には、まず自分のブログという作品を作り上げることをおすすめします。

まとめ

今思うと、ライターになろうと決めた頃は「早く稼いでライターになってフリーランスになりたい」という強い思いしかなく、具体的にどのようにライター活動をしたらいいのかというロードマップを得ていないまま突き進んでいた日々だったように思います。

自分のブログをつくる期間は稼ぐことはできませんが、自分のスキルを披露できるブログを作ることで格段にライターの文字単価は上がっていきやすくなります。ぜひ私の失敗経験を生かして、ライターとしての一歩をみなさんが踏み出してくれると嬉しいです。

この記事を書いたライター

執筆者

せんゆき

専業Webライター。旅行とキャンプとスイーツをこよなく愛す自由人。金融機関に7年ほど勤めていたものの、より自分らしい生き方を目指すべく退職。現在は自分の好きな場所・好きな時間でライター活動を行っている。読者さんがわくわくするような...

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